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ジャリ&マルグリット・ルイーズ合奏団によるラモー:グラン・モテ


[Château de Versailles Spectacles 公式チャンネルより]

「オペラ、クラヴサン音楽以前」の若きラモーがみせた境地を、理想的な演奏陣で!

20世紀後半におけるフランス古楽再発見の流れは、ラモーの作品に対する認識を大きく変えました。今やラモーはクラヴサン(チェンバロ)のための音楽だけでなく、齢50を越えてから続々発表したオペラやバレ、ディヴェルティスマンなど一連の舞台音楽においてどれほど注目すべき存在だったか、世界的に知られるようになっています。しかしそうした領域の影で、フランス・バロックのもう一つの重要な側面である宗教曲におけるラモーの活躍には、今なお光が当たる機会が多いとは言えません。しかし教会のオルガン奏者でもあった彼は、パリ以外の土地を転々としていた30代までの時期に充実したグラン・モテをいくつか書いており、それらにも後年の開花を予感させる豊かな才能が窺えるのです。

ヴェルサイユ宮殿が企画するレーベルからの待望の新録音には、現在知られている4作全てのモテが収録され、このルイ14世の居城で数々の名演を繰り広げてきた気鋭グループ、マルグリット・ルイーズが声楽・器楽とも大活躍。ヴァイオリンのほかフランス・バロック流儀の大小ヴィオラ群にチェロやコントラバスなどイタリア由来の弦楽器も交え、イタリアとも近い南仏を活躍の舞台とした若き日のラモーが思い描いた響きの真相を明らかにしてゆきます。バスーン奏者4人に鍵盤奏者2人が加わる通奏低音勢が支える響きは実に豊饒、起伏に富んだ音楽作りは同時期のバッハやヘンデル、ヴィヴァルディとは確実に違っており、ユニークな音楽世界の虜にさせてくれます。
(ナクソス・ジャパン)

『ラモー:グラン・モテ』
【曲目】
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
1-7. Quam dilecta tabernacula tua いかほど憧れを誘うことか、あなたの祭壇は
8-14. In convertendo Dominus 主は再び向き直り
15. Laboravi clamans わたしは叫び疲れてしまいました
16-26. Deus noster refugium 神は我らが隠れ家

【演奏】
マルグリット・ルイーズ合奏団(古楽器使用)&合唱団
ガエタン・ジャリ(指揮)

【録音】
2020年11月13-16日、2021年3月28-30日、ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂

マルグリット・ルイーズ合奏団

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年12月09日 00:00