柴田俊幸&アンソニー・ロマニウクが共演!『J.S.バッハ:フルート・ソナタ集/バッハによるファンタジアとインプロヴィゼーション』
[Outhere Music 公式チャンネルより]
柴田俊幸とアンソニー・ロマニウク、2つの才能の出会いが生んだ現代のバッハ像
ベルギーを拠点に活動しながら、たかまつ国際古楽祭の芸術監督を務めるほか、ソロ活動やアンサンブルなど国際的に活躍する柴田俊幸と、チェンバロからフェンダー・ローズといった様々な鍵盤楽器を用いて、バロックからジャズまでを弾いたソロ・デビュー盤『鐘』(ALPHA631)が大きな話題となったアンソニー・ロマニウク。
現代と古楽を楽器でも演奏ジャンルでも飛び越えていく2人が出会い、バッハのフルートと鍵盤楽器のための作品を録音しました。彼ららしい即興や創作を交えた、たいへん興味深い内容となっています。
(ナクソス・ジャパン)
[日本語解説付き]
日本語解説…矢澤孝樹
『J.S.バッハ:フルート・ソナタ集/バッハによるファンタジアとインプロヴィゼーション』
【曲目】
1. バッハ-ロマニウク-柴田:サラバンドによるファンタジア(無伴奏フルートのためのパルティータ BWV 1013による)
2-5. バッハ:フルート・ソナタ ホ長調 BWV 1035
6-9. バッハ:フルート・ソナタ ホ短調 BWV 1034
10. ロマニウク:インプロヴィゼーション
11-14. バッハ:フルート・ソナタ ロ短調 BWV 1030
15. バッハ-ロマニウク-柴田:アンダンテによるファンタジア(トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV 528による)
【演奏】
柴田俊幸(フラウト・トラヴェルソ)
(フラウト・トラヴェルソ/1720年頃アイヒェントプフ製に基づく2020年製作、1745年クヴァンツ製に基づく2021年製作)
アンソニー・ロマニウク(チェンバロ、フォルテピアノ)
(チェンバロ/1711年ドンゼラーグ製に基づく1996年製作)
(フォルテピアノ/1749年ジルバーマン製に基づく2013年製作)
【録音】
2021年5月25-27日 ブリュッヘ・コンセルトヘボウ大ホール
「バッハが21世紀にタイムスリップし、ポップス,ジャズ、ロック ・ミュージシャン達と交流があったならば、どのような演奏をしたのだろうか?」
2年前、アンソニー・ロマニウクは私にこう語りました。
あれから2年を経て完成したアルバムは、全くアカデミックな響きがしないにも関わらず、バッハの頃の演奏法と芸術の非再現性を忠実に守ったものになりました。18世紀の「言語」を使いこなす我々2人の音楽家が、現代のジャズ、ロック、ポップスの歌心を練り込んだ新しいバッハ像を構築しようとしたと言い換えることもできるでしょう。
単なる古楽のCDではなく、音楽を愛するすべての人に向けたバッハのCD、多くの人に聴いて頂きたいです。 ーー柴田俊幸(国内仕様盤解説より抜粋)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2021年12月14日 00:00