コルティ&イル・ポモ・ドーロ、PENTATONEレーベル第3弾はヘンデル:カンタータ“アポロとダフネ”&“見捨てられたアルミーダ”
登場人物の感情を音楽で鋭く表したヘンデルの若き才能が爆発!
コルティ率いるイル・ポモ・ドーロ、PENTATONEレーベル第3弾は、
「アポロとダフネ」と「見捨てられたアルミーダ」!
2枚のバッハのチェンバロ協奏曲のCD がレコード芸術誌の「特選盤」となり、日本でも大注目の存在となったフランチェスコ・コルティとイル・ポモ・ドーロによるPENTATONE レーベル第3弾は、ヘンデルの若き時代の2曲の傑作カンタータです。
故郷のドイツを離れ、音楽の本場イタリアへと渡った20代前半のヘンデルは、主にローマで、ストラデッラやA. スカルラッティといった先達たちのスタイルをすぐに吸収し、数多くのイタリア語のカンタータを作曲しました。それらを代表する傑作が「アポロとダフネ」と「見捨てられたアルミーダ」です。
登場人物の感情を音楽で鋭く表したヘンデルの若き才能が爆発したこれら2曲が、コルティ率いるイル・ポモ・ドーロと二人の実力派歌手による鮮烈な演奏で鮮やか現代蘇ります。
コロラトゥーラソプラノとして世界で活躍するキャサリン・レウェクと、オペラやリートで注目を集めるバリトン、ジョン・チェストは、各場面で巧みに声を変化させる幅広い表現で、才気煥発なヘンデルの音楽を歌い上げています。その芸達者な歌唱ぶりには脱帽です。
コルティとイル・ポモ・ドーロは即興的装飾を交えて、登場人物の感情や場面を大いに盛り上げています。特に、登場人物の感情をえぐりだすほど強烈なコルティのチェンバロは圧巻です。
また、序曲を持たない2編に、同時代に作られた序曲やオペラ組曲を組み合わせたプログラムにも注目です。才気煥発な20代前半のヘンデルの躍動する音楽を圧倒的推進力で聴かせてくれるまたとない1枚です。
国内仕様盤(KKC-6477)にはスザンヌ・アスプデン著(翻訳・訳注:香住隼)「ヘンデルのカンタータにおける真に迫った感情表現」に加えて楽曲解説、訳者解題、歌詞対訳、プロフィール(以上、香住隼)と充実の日本語解説付。相当な読み応えで資料的な価値を持つ充実の内容です。
(キングインターナショナル)
『ヘンデル:「アポロとダフネ」&「見捨てられたアルミーダ」』
【曲目】
ヘンデル:
序曲 HWV336
カンタータ「見捨てられたアルミーダ」 HWV105(1707)
歌劇「アルミラ」組曲~序曲 HWV1
カンタータ「アポロとダフネ」 HWV122(709-1710)
歌劇「アルミラ」組曲 HWV1
~シャコンヌ、ブーレ、メヌエット、リゴードン(アフリカ人の踊り)、サラバンド(アジア人の踊り)、リトルネッロ
【演奏】
キャサリン・レウェク(ソプラノ):アルミーダ&ダフネ
ジョン・チェスト(バリトン):アポロ
イル・ポモ・ドーロ
フランチェスコ・コルティ(指揮&チェンバロ)
【録音】
2020年1月20-24日/ロニゴ、ヴィッラ・サン・フェルモ(イタリア)
セッション録音
DDD
ディジパック仕様
72'27
[日本語帯・解説・歌詞対訳付き]
DDD
ディジパック仕様
72'27
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2022年01月12日 00:00