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Naxos~2022年5月第2回発売新譜情報(8タイトル)


[Naxos Music 公式チャンネルより]

今回は世界初録音、喜歌劇の達人スッペによる“劇付随音楽『モーツァルト』”に、サン=ジョルジュの6つの協奏的四重奏曲、ポルトカルの指揮者アルヴァロ・カッスートをフィーチャーした『3つのポルトガルのオーケストラ』、アフリカ系アメリカ人作曲家ウィリアム・グラント・スティルの管弦楽作品集、トーマス・ザンデルリンクが指揮したタネーエフの交響曲全集など世界初録音を含むCD8タイトルがリリースされます。

世界初録音
フランツ・フォン・スッペ(1819-1895):劇付随音楽『モーツァルト』
ダリオ・サルヴィ(指揮)ヤナーチェク・フィルハーモニー管弦楽団

NAXOSのオーベール序曲集のシリーズでファンを獲得しているダリオ・サルヴィ指揮の新譜はフランツ・フォン・スッペ。1854年にアン・デア・ウィーン劇場で上演されたレオンハルト・ヴォールムートによる劇『モーツァルト』のための音楽です。劇のストーリーはモーツァルトの人生とそこに関わった人たちを描いたもので、序曲が《フィガロの結婚》の音楽で始まると1分ほどで《ドン・ジョヴァンニ》の音楽に。その後も《劇場支配人》《魔笛》やハイドンの「驚愕」交響曲等などが顔を出し、最後はレクイエムの音楽で閉じられます。その間をつなぐスッペの音楽が実に巧みで、どこまでがモーツァルトでどこからがスッペか区別が付かないほど。このディスクではナレーションを省いていますが、この音楽の巧みさはストーリー不要とさえ思えます。喜歌劇の達人、スッペの面目躍如、モーツァルト・ファンに是非聴いて頂きたい一枚です。
併録は喜歌劇《アフリカ旅行》序曲。
(ナクソス・ジャパン)

ジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ(1745-1799):6つの協奏的四重奏曲
アラベラ弦楽四重奏団

カリブ海のフランス領、グアドループ島出身のサン=ジョルジュ。アフリカ系の母親の血を引いたため褐色の肌色を持った彼は、偏見にも負けず、優れた剣士、運動選手、ヴァイオリンの名手、そして作曲家として18世紀後半のフランスで大活躍しました。このアルバムに収録された一連の弦楽四重奏曲は、各奏者に腕前を競わせるのではなく、アンサンブルとしての音色の妙を追求し、豊かな抒情性も備えた聴きごたえのあるもので、当時のフランスで未だ黎明期にあったこのジャンルに一石を投じました。演奏するアラベラ弦楽四重奏団はイェール大学で出会った音楽家たちのアンサンブルです。
(ナクソス・ジャパン)

トラック9を除き、初発売(9のみMARCO POLO 8.225271)
3つのポルトガルのオーケストラ
アルヴァロ・カッスート(指揮)ヌォヴァ・フィラモニカ・ポルトゥゲサ、オルケストラ・シンフォニカ・ポルトゥゲサ、オルケストラ・ドゥ・アルガルベ

指揮者アルヴァロ・カッスートをフィーチャーした1枚。1938年、ポルトガルのポルトで生まれ、リスボン大学で法学の学位を取得、その1年後にはウィーン国立音楽大学で指揮の学位を取得したカッスート、作曲家としても評価が高く、ポルトガルとアメリカの音楽機関から作品の委嘱を受けています。ポルトガル各地のオーケストラを指揮するだけでなく、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団やロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、数々の名門オーケストラを指揮しています。
このアルバムでカッスートが指揮している3つのオーケストラは、全て彼が創設した団体で、どの曲にも熱のこもった演奏を披露しています。また彼が敬愛するジョリー・ブラガ・サントスの音楽を広めるための運動にも力を入れており、ここではMARCO POLOへの多数の録音から選ばれた1曲「スタッカート・ブリリャンテ」を聴くことができます。
(ナクソス・ジャパン)

フランツ・シューベルト(1797-1828):ドイツ舞曲、レントラーとエコセーズ集
リュウ・ヤン(フォルテピアノ、ピアノ)

歌曲王として知られるシューベルトですが、31年という短い生涯を通じてピアノ曲も夥しい数を遺しています。ワルツやドイツ舞曲などの小品のほとんどは、彼の友人たちの前で即興的に演奏した曲をもとに書き留められたとされており、親しみやすく、ピアノの心得のある人ならば、誰でも気軽に演奏が可能です。1曲1曲は短めに書かれており、踊りの間は繰り返して演奏できます。このディスクでは ドイツ舞曲にレントラー(3拍子の田舎風の踊り)やエコセーズ(スコットランド由来の舞曲)を交えて変化を演出しています。
ピアニスト、リュウ・ヤンはスタインウェイと、1820年代のフォルテピアノのレプリカを弾き分け、アルバム全体に変化をつけています。またトラック16はいくつかの草稿を組み合わせたもの。未完の曲についてはリュウ・ヤン自身が補筆しています。
(ナクソス・ジャパン)

8.506042 BOXからの分売(初出:MARCO POLO 8.223365)
ジギスモント・タールベルク(1812-1871):ドニゼッティの歌劇による幻想曲集
フランチェスコ・ニコロージ(ピアノ)

スイス出身のピアニスト・作曲家、ジギスムント・タールベルク。14歳の時にロンドンでモシェレスにピアノを学び、同年5月に最初の公開演奏会を開催。以降、フンメルやツェルニーに指導を受け、1835年にパリへ赴きピアニストとして喝采を浴びます。
1837年にリストと直接対決を行い「タールベルクは世界一のピアニスト、リストは世界で唯一のピアニスト」と賞賛されたというエピソードも伝えられます。
このアルバムは2021年5月に発売された6枚組BOXからの分売で(原盤はMARCO POLO)、ドニゼッティの歌劇の旋律をもとにした5作品が収録されています。華やかな技巧が存分に用いられているとともに、ドニゼッティの美しい旋律をスタイリッシュに仕上げた曲はどれも魅力的です。演奏は1954年イタリア生まれのフランチェスコ・ニコロージ。超絶技巧の持ち主であるだけではなく、タールベルク国際研究センターの会長として作品の研究、普及に努めています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
ウィリアム・グラント・スティル(1895-1978):サマーランド 他
アヴラナ・アイゼンバーグ(指揮)ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

アフリカ系アメリカ人作曲家ウィリアム・グラント・スティル。ミシシッピ州ウッドヴィルの教育者の両親の下に生まれ、第一次世界大戦中はアメリカ海軍に従軍。一時は医学を志すも、音楽の道に進み、1919年頃から1930年頃まで盛んであった「ハーレム・ルネサンス=アフリカ系アメリカ人のアート活動」にかかわりを持ちました。
ヴァレーズとチャドウィックに作曲を師事、アフリカ系アメリカ人の霊歌やジャズやブルースなどのイディオムと、クラシック音楽の形式を融合させる方式により、9作のオペラと5つの交響曲を含む200作近くの作品を遺しています。このアルバムに収録された作品はすべて世界初録音。スティルの信仰心や、アフリカへの深い愛が込められているほか、トラック3「Quit Dat Fool’nish」には、彼のいたずら好きの愛犬シェプへの愛情が溢れています。またトラック13の「哀歌」は、シベリウスの生誕100周年記念コンサートのために指揮者ファビエン・セヴィツキーから委嘱された、心にしみる別れの曲。マイアミ大学交響楽団によって初演され、その翌年の1966年にはフィンランド国営ラジオでも放送されました。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
クリストス・ツィファキス(1969-):フラメンコ・オデッセイ
クリストス・ツィファキス(ギター)、エヴァンゲロス・スタスーロプーロス(フルート)、他

ギリシャ、アテネ生まれのクリストス・ツィファキスは、6歳でピアノを始め、10歳の時にギターに転向。1988年にオラダのマーストリヒト音楽アカデミーに入学、1994年の卒業時には卓越したギタリストとして認められました。彼はアカデミーでペペ・ロメロ、レオ・ブローウェルをはじめとしたクラシック・ギター界の巨匠と交流を持ち、多大な影響を受けました。また在学中にはスペインのコルドバを訪れ、フラメンコ・ギターを習得し、アテネで最初のフラメンコ・ギター・フェスティヴァルを創設、クラシック以外の音楽にも興味を抱いています。現在はギタリスト、作曲家として活動。この「フラメンコ・オデッセイ」はツィファキスの代表作の一つで、ブルースやロック風の即興的なギターの演奏と、手拍子を含む多彩な打楽器、エレクトロニクスまで多彩な素材を用いた各曲にいざなわれ、聴き手は東洋から西洋の文化を味わいながら、ブレリア、ソレア、ファンダンゴなどのフラメンコのリズムに浸ることができます。
(ナクソス・ジャパン)

セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ(1856-1915):交響曲・管弦楽作品集(4枚組)
トーマス・ザンデルリンク(指揮)ノヴォシビルスク・アカデミー交響楽団、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団

19世紀から20世紀にかけてのロシア音楽界を代表的存在セルゲイ・タネーエフ。モスクワ音楽院でニコライ・ルビンシテインとピョートル・チャイコフスキーに師事、卒業後はピアニスト、作曲家として活躍するとともに、母校のモスクワ音楽院で後進を指導。ラフマニノフやスクリャービン、プロコフィエフやメトネルを育てました。
このアルバムにはトーマス・ザンデルリンクの指揮による交響曲全曲に加え管弦楽曲とカンタータを収録。ロマン派の影響が感じられる初期の作品から、大規模な傑作となった最後の第4交響曲まで、その作風の発展を辿ることができます。また交響詩のような風格を持つ巨大な序曲《オレステイア》や、タネーエフが初めて手掛けたヴァイオリンとオーケストラのための作品「協奏的組曲」、古代の聖歌が表情豊かに織り込まれたカンタータ『聖イオアン・ダマスキン(ダマスカスのヨハネ)』も収録。
対位法を巧みに駆使した緻密な構築力によって"ロシアのブラームス"と呼ばれたタネーエフを存分に味わえます。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年04月22日 00:00