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ヤンコヴィッチのチェロ・アンサンブル版、ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番&チャイコフスキー:ロココ変奏曲

ヤンコヴィッチ

チェロ・アンサンブルの持つ可能性に驚かされる貴重な編曲版!
ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールでの優勝のクセニア・ヤンコヴィチ!

ショスタコーヴィチの《チェロ協奏曲第1番》とチャイコフスキーの《ロココ風の主題による変奏曲》をチェロだけで演奏するという非常に珍しい編曲版の登場です。コロナ禍に行われたこのプロジェクトは、クセニア・ヤンコヴィチとその教え子たちである若い8人のチェリストたちによって行われ、ショスタコーヴィチの未亡人であるイリーナ・ショスタコーヴィチとDSCH出版の許可を得てのリリースとなりました。その演奏は、同一楽器で演奏されていることもあり音色の纏まりは見事で、チェロという楽器の表現力に改めて驚かされるものです。鬼気迫るショスタコーヴィチと、ロマンティックなチャイコフスキーをお楽しみいただけます。
セルビアに生まれたクセニア・ヤンコヴィチは、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチに師事した後、ピエール・フルニエ、アンドレ・ナヴァラの下で研鑽を積んだ経歴を持っています。ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールでの優勝後、ハムレット・ピアノ・トリオのメンバーとして活躍するなど、ソリスト、室内楽奏者として幅広い活動し、ドイツのデトモルト音楽大学で教鞭も執っています。
(東京エムプラス)

【曲目】
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107(チェロ・アンサンブル版)
チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 Op.33(チェロ・アンサンブル版)

【演奏】
クセニア・ヤンコヴィチ(チェロ)
アンサンブル・インスピリムス

【録音】
2021年7月8日-10日
マルティン・ルター教会
(デトモルト、ドイツ)

クセニア・ヤンコヴィチは1958年セルビアのニシュに生まれたセルビア系ロシア人のチェロ奏者。彼女は6歳でチェロを始め、9歳でベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団と共演した天才少女で、11歳より政府給費留学生としてモスクワ音楽院中央音楽学校でステファン・キリアノフ、ムスティスラフ・ロストポーヴィチに師事しました。その後、ジュネーヴでピエール・フルニエに、デトモルトでアンドレ・ナヴァラに師事し、更に研鑽を積みました。1981年にはガスパル・カ サド国際コンクール(フィレンツェ)に優勝。ソリストおよびアンサンブル・プレーヤーとして本格的にデビューし、東欧のレーベルから4枚のソロ・アルバムをLPレコードでリリースしました。

デビュー当時のヤンコヴィッチ

デビュー当時のヤンコヴィッチ

1985年からは演奏活動と並行してチェロの教授も務め、1985年から1987年までザブレブ音楽院、1987年から1989年までベオグラード音楽院、1990年から2004年までヴュルツブルク音楽大学、2004年以来今日までデトモルト音楽大学の教授を務め、多くのチェリストを輩出しています。

ヤンコヴィッチは、奥深さと甘美さを兼ね備えた音色と安定しきった技巧の持ち主で、音楽は極めて格調高く、スケール大きく造形されます。造形的で内容の深い音楽に適性を示す、現代最高のチェリストの1人と言えるでしょう。
(タワーレコード商品本部 板倉重雄)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年05月10日 00:00