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多様な角度からブライアン・イーノの創造の本質に迫る『AGI 2 / ENO』

AGI 2 / ENO

「AGI 2 / ENO」1976年から1979年にかけて、日本でブライアン・イーノについて最も多くのことばを費やしてきたのは間違いなく阿木譲だ。本書では当時の『ロックマガジン』誌に掲載された阿木によるイーノに関する文章、レコード・レビュー、ライナー・ノーツなどを抜き出し、アーカイブすることを通して、阿木譲とイーノ、さらに音楽シーンの変遷にスポットを当ててみた。

40年以上前にイーノが提唱し、阿木を通して紹介された「オブスキュア」「アンビエント」といった言葉も既に広く定着し、その意味は拡張されながら変質している。時代背景と共にそれらが当初どういった形で伝えられたのか知る上で、阿木のテキストは貴重な資料だろう。
ー東瀬戸悟、本書より一部抜粋。

藤本由紀夫氏は1992年デンマークで開催された展覧会で同じ参加アーティストとしてブライアン・イーノとお会いしている事実もあり今回のインタビューはイーノを通してアートの本質まで言及されておりイーノが歴史化されるプロセスを理解することが出来ると思います。

本当に多くの気付きのある言説が含まれているインタビュー。
平山悠氏のテキスト、東瀬戸悟氏のインタビュー、よろすず氏の40タイトルに及ぶ1972~82年にリリースされたブライアン・イーノ関連のレコードレビューなど阿木譲とブライアン・イーノをテーマにイーノの創造の本質をわかりやすく解説。


01. フォトギャラリー
02. 『芸術は驚きと気付きを生み出す装置である』 藤本由紀夫とブライアン・イーノについて語る 藤本由紀夫×嘉ノ海幹彦
03. 『反応するアート・ロック的思考』 阿木譲とブライアン・イーノ 平山悠
04. 『ロックはスポンジだ』 ブライアン・イーノの変遷と阿木譲(『ロック・マガジン』)の変遷 東瀬戸悟×嘉ノ海幹彦
05. レコード・レビュー 40 よろすず
06. 「ジャズ的なるもの」からブリティッシュ・ロックの回顧 阿木譲ブログ(2008)
07. ブライアン・イーノ 日本盤レコード ライナーノーツ 阿木譲
08. 奥付
09. rock magazine 復刻版
表3. CDクレジット Vanity 2002 The Voice of Brian Eno 1979.8.6 at New York ロックマガジン28号1979.12.1 付録ソノシートのリイシュー盤

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掲載: 2022年06月28日 17:00