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The Beatles(ザ・ビートルズ)|時系列で追うスタジオ・セッション・シリーズ第10弾『EMI STUDIO Sessions 1967 vol.4』

The Beatles(ザ・ビートルズ)

時系列で追うスタジオワーク、セッション音源集。シリーズ第10弾。
まだシンプルな「アイム・ザ・ウォルラス」にジョンが歌入れすると奇跡が起きる!

好評のEternal Groovesのビートルズ、セッション音源集の第10弾は、『マジカル・ミステリー・ツアー』のセッション集Part2が登場。映画『イエロー・サブマリン』や、世界同時生中継TVでの「愛こそはすべて」の制作と同時進行で進めてきた、年末のTVスペシャル『マジカル・ミステリー・ツアー』の録音。 サイケデリックの時代。極彩色のTV映像のための曲作りは、ビートルズに更なる未来のドアを開かせます。圧倒的創造力、クリエイティビティにあふれたビートルズのスタジオワーク。その日程を追って、彼らのアルバム制作の秘密に迫る貴重音源集です。

BBCの世界中継「アワ・ワールド」の2ヶ月後、休暇明けに、ロンドンのチャペル・レコーディング・スタジオで「ユア・マザー・シュッド・ノウ」の録音からスタート。初期バージョンのテイク8と9が聴けます。この時マネージャー、ブライアン・エプスタインも立会いましたが、それが生前最後となり、4日後の8月27日に急死。B・エプスタインを失ったビートルズは、決意もあらたに9日後にスタジオ入り。この窮地に、ジョンが用意した曲は「アイム・ザ・ウォルラス」。4人だけのシンプルなベーシックトラックから、翌日にジョンが歌を吹き込むと、雰囲気が一変。

「僕が彼で、君も彼だから、君は僕で、だから僕らは一緒さ」。この難解な歌詞も、ひとたびジョンの口から発せられると、意味を持ち始める。そんな魔法のような瞬間。まだオーケストラやSEをダビングする前の貴重なRM4をアセテート盤から収録。そしてポール作の「フール・オン・ザ・ヒル」は、ピアノ弾語りのデモから始まり、4人そろっての9月25日の初録音ではリズムが強調されたアレンジを試みています。

そんな過程を辿りながら最終アレンジにたどり着きます。

この9月25日は伝説の日でもあります。オノ・ヨーコが始めてスタジオを訪れた日であり、日本の音楽紙「ミュージック・ライフ」が独占取材を果たした日でもあります。伝説の「ルミ・テープ」も僅かですが収録されています。さらにジョージ作の「ブルー・ジェイ・ウェイ」、4人共作の「フライング」など、『マジカル・ミステリー・ツアー』を構成するサイケデリックな楽曲の別バージョンも収録。B・エプスタインが死去し、その不安を振り払うかのようにスタジオワークにまい進したビートルズ。1967年、奇跡のロック・イヤーのビートルズ貴重セッション音源です。

★日本語ライナーノーツ。5,500字、8頁。
★日本著作権協会JASRAC許諾商品
★Getty Images Japanのライセンス写真使用ジャケ

国内盤CD


■収録予定曲
22nd-23rd August 1967 - Chappell Recording Studios,, London - time unknown

1 Your Mother Should Know take 8
2 Your Mother Should Know take 9

5th September 1967 - EMI Studio 1, London - 7:00 PM-1:00 AM
3 I Am The Walrus take 7
4 I Am The Walrus take 8/false start
5 I Am The Walrus take 9
6 I Am The Walrus take 16+17

6th September 1967 - EMI Studio 2, London - 7:00 PM-3:00 AM
7 I Am The Walrus take 17/Bass Overdub
8 I Am The Walrus take 17/Vocal Overdub
9 I Am The Walrus RM4/acetate
10 The Fool On The Hill PM demo
11 Blue Jay Way take 1

7th September 1967 - EMI Studio 2, London - 7:00 PM-3:15 AM
12 Blue Jay Way take 2
13 Blue Jay Way take 3

8th September 1967 - EMI Studio 3, London - 7:00 PM-2:45 AM
14 Flying take 6
15 Flying take 8
16 Flying RM4/acetate

16th September 1967 - EMI Studio 3, London - 7:00 PM-3:45 AM
17 Your Mother Should Know take 27
18 Blue Jay Way RM1/acetate

25th September 1967 - EMI Studio 2, London - 7:00 PM-3:45 AM
19 The Fool On The Hill take 3+4
20 The Fool On The Hill take 4/Paul on recorder
21 The Fool On The Hill RUMI tape

26th September 1967 - EMI Studio 2, London - 7:00 PM-4:15 AM
22 The Fool On The Hill take 5
23 The Fool On The Hill take 6

『ザ・ビートルズ:Get Back』
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時系列で追うスタジオ・セッション・シリーズ第9弾『EMI STUDIO Sessions 1967 vol.3』>>>>

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タグ : [anoto] ザ・ビートルズ ロック復刻&発掘

掲載: 2022年07月12日 16:55