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ドイツの現代音楽専門レーベル「Neos」~2022年9月発売新譜情報(9タイトル)

ペーター・ルジツカ:管弦楽作品集 Vol.4

元「col legno」のオーナー兼レーベル・マネージャーであったヴルフ・ヴァインマンによって2007年に設立されたドイツの現代音楽専門レーベル、「NEOS(ネオス/ギリシャ語で『新しい』という意味)」。
20世紀から21世紀の作曲家に焦点を当てたプログラムは、その多くが世界初録音となり、高い芸術性と編集のクオリティを実現するために、演奏家の選定に大きな価値を置き、著名なアンサンブルと文化機関とのみコラボレーションを行っています。

今回は、ペーター・ルジツカの管弦楽作品集第4巻に、スウェーデンの作曲家、マーリン・ボン(1974-)の管弦楽作品集、シュトックハウゼンやノーノに師事したドイツの作曲家ニコラウス・A・フーバー(1939-)の作品集、アンサンブルMCMG(ミュンヘン現代音楽グループ)と現代作曲家による作品集、ドイツの現代作曲家モーリッツ・エッゲルト(1965-)の声楽作品集などがリリースされます。

ペーター・ルジツカ:管弦楽作品集 Vol.4
ペーター・ルジツカ(指揮)NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、他

 

[国内仕様盤は解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き]
ハンブルク州立歌劇場、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ザルツブルク音楽祭のディレクターを務め、ハンブルク音楽演劇大学の教授でもあるドイツの重鎮作曲家&指揮者、ペーター・ルジツカ(b.1948)のオーケストラ作品集第4作目。
シリーズ第4巻は、ルジツカの若き日の作品(1970年、22歳の時に書かれた「アンティフォネ ― ストローフェ」)の世界初録音から始まり、作曲家、指揮者、芸術監督として現在国際的な音楽シーンでもっとも重要かつ影響力のある人物の一人であるルジツカの初期の創作段階を知ることができます。
トラック11~20までの3作品は、ベルリン放送交響楽団(現 ベルリン・ドイツ交響楽団)のために作曲されたもので、作曲者の指揮のもと、ベルリン放送交響楽団によって録音されていた1980年代の音源が収録されています。歌曲集「日は沈む」は、フリードリヒ・ニーチェの断片に基づくもので、プログラムの中で唯一特別な位置を占める声楽作品です。この作品は1997年にピアノ曲集として構想され、2007年に声楽とオーケストラ用に拡張して完成しました。いずれも、ルジツカの鋭い感性と幅広い芸術・文化への造詣が伺える佳作が並びます。
(東京エムプラス)

マーリン・ボン:管弦楽作品集
イラン・ヴォルコフ(指揮)ケルンWDR交響楽団、パスカル・ロフェ(指揮)南西ドイツ放送交響楽団、他

ドナウエッシンゲン音楽祭での受賞歴があるスウェーデンの作曲家、マーリン・ボン(1974-)の管弦楽作品集。彼女はクラシックの楽器の音に関する一般的な概念にとらわれることなく、常にその境界線を押し広げるように作曲を行っています。政治や集団と個人の関係をオーケストラで描いた《splinters of ebullient rebellion》は、ドナウエッシンゲン音楽祭のオーケストラ賞(2018)と、スウェーデンの音楽賞、クライスト・ジョンソン賞(2020)を受賞しました。大規模なアンサンブルのための《irimi》は、演奏者のさまざまな体の動きと、楽器の素材に着目したユニークな作品。都市の生活や音も彼女の重要なインスピレーション源であり、ヘルムート・ラッヘンマンの誕生祝いのための書かれた《ripost》では、オーケストラが表現する騒々しい大都市のトンネルを2人のソリスト(コントラバスと打楽器)に探索させ、《avgar, pagar》では彼女の故郷であるヨーテボリのサウンドの表現を試みています。
(東京エムプラス)

ニコラウス・A・フーバー:作品集(2枚組)
マイク・スヴォボダ(トロンボーン)、シュテファン・フッソング(アコーディオン)、キャサリン・ヴィッカーズ(ピアノ)、他

シュトックハウゼンやノーノに師事したドイツの作曲家ニコラウス・A・フーバー(1939-)が50年以上にわたって作曲した作品の数々を世界初録音で収めた、充実の2枚組!各作品は1968年から2019年の間に書かれたもので、純粋な電子音楽である《AION》から、ピアノ、二重奏、アンサンブルのための音楽、そして大オーケストラとテープのための《En face d'enface》まで、多岐にわたっています。「作曲するときはいつも聴き手のことを考える」「私自身が最初の、そして繰り返し聴くリスナーである」と語るフーバー。ブックレットの作品紹介からは、彼の視覚芸術、文学、自然科学、哲学、つまり人間と社会に対する幅広い関心が伺え、彼の音楽からは、これらの外的な影響をいかに豊かな想像力で作曲のプロセスに転換しているかが伺えます。
(東京エムプラス)

MCMGと現代作曲家による作品集
MCMG(ミュンヘン現代音楽グループ)、ユリア・ヴァーレン(ヴォイス)、他

アンサンブルMCMG〔ミュンヘン現代音楽グループ(Munich Contemporary Music Group)〕は2017年に設立されフルート、クラリネット、サックス、コントラバス、ピアノを中心とした編成(エレキベースや電子楽器も含む)で構成され、幅広いジャンルのアーティストと共演し数々の世界初演を行っています。またジョージアの有名な音楽祭「トビリシ現代音楽の夕べ」ではその実験的なプログラムで好評を博しています。
このアルバムにはコロナ禍の作品が多数含まれており、その中の一曲である《ANHELO DE MALECON》ではフルート奏者のユリア・ヴァーレンがヴァーチャル・ゲストといった形で参加し、2021年にハバナの路上で録音された音源が使われており市中の騒めきもそのまま収録されておりパンデミック後の様子をリアルに捉えています。
(東京エムプラス)

モーリッツ・エッゲルト:歌曲集
ペーター・シェーネ(バリトン)、モーリッツ・エッゲルト(ピアノ)

ドイツの現代作曲家モーリッツ・エッゲルト(b.1965)にとって声楽曲は非常に重要な位置を占めており、特にバリトンとの作品は多く作曲されています。このアルバムに収録された作品は全て世界初録音であり、世界的なバリトン歌手ペーター・シェーネをソリストに迎えて、ピアニストとしても活躍する作曲者自身の伴奏によって収録されています。
(東京エムプラス)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年08月04日 00:00