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メジューエワ『ノスタルジア』~ショパンから平野一郎まで、ユーラシア大陸を横断する民俗色の濃い小品集

イリーナ・メジューエワ

ユーラシア大陸を横断 ―― 時空を超え、呼び覚まされる「魂の声」

イリーナ・メジューエワの日本デビュー25周年記念アルバム。19世紀~20世紀の東ヨーロッパから20世紀のロシアを経て現代日本まで、民俗的色彩の濃い音楽作品を集めた一枚です。
郷愁、望郷、追憶といった「懐かしさ」と、「憧れ」や「未来」を予感させる、儚くも美しい音世界。ロシア出身で日本を本拠地に活躍するメジューエワが、時空を超えたノスタルジアを繊細かつ力強いタッチで描きます。使用楽器は1922年製スタインウェイ(ニューヨーク製)。
古き佳き時代を偲ばせるまろやかな音色と、現代的でダイナミックな力感を併せ持つ名器です。亀山郁夫氏(ロシア文学者)の前説のほかに、メジューエワ本人による書き下ろしエッセイをブックレットに収録しているのも見逃せません。

※ライナーノートより
今、この時、この瞬間、一人のピアニストの、限りない音への慈しみに私心なく浸ること以上に、「鎮魂」の名にふさわしい行為はあるだろうか。(亀山郁夫)
(Bijin Classical)

【曲目】
1. ショパン:
マズルカ 嬰ハ短調 作品 50-3
マズルカ 嬰へ短調 作品 59-3

2. ドヴォルザーク:
ユーモレスク 変ホ短調 作品 101-1
ユーモレスク 変ト長調 作品 101-7

3. バルトーク:ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
4. スクリャービン:二つの小品 作品 57(欲望 / 舞い踊る愛撫)

5. メトネル:
おとぎ話 ホ短調 作品 34-2
おとぎ話 イ短調 作品 51-2

6. ヤナーチェク:ふくろうは飛び去らなかった!(草陰の小径 第1集より 第10曲)
7. 平野一郎:二つの海景(♀:祈りの浜 / ♂:怒れる海民の夜)

【演奏】
イリーナ・メジューエワ
(ピアノ…1922年製NYスタインウェイ)

【録音】
2021年11月9日~10日
相模湖交流センター

STEREO / 192kHz+32Bit 録音

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年08月22日 15:00