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一部世界初録音!ユリウス・ベルガーが弾く、20世紀の無伴奏チェロ作品集『ソルダネラ』

ユリウス・ベルガー

名手ユリウス・ベルガーが弾く、20世紀の無伴奏チェロ作品集

ユリウス・ベルガーはロストロポーヴィチのマスタークラスに参加し、後年は師弟を超えて共演もしている名チェロ奏者。古典から現代まで分け隔てなく採り上げるソリストとして活躍、WERGOレーベルにも多くの録音を残しています。今作はレーガー生誕150年を記念しての無伴奏作品集。バッハの組曲に感化されたジャンルが20世紀に展開していくさまを見ることができる興味深いプログラムになっています。

有名なヴァイオリニストでもあるアドルフ・ブッシュがチェリストの弟ヘルマンのために書いた組曲は、ネオ・バロック様式を超えた内容。また、ブッシュ兄弟の友人でカザルスから天才と称賛されたイギリスの作曲家ドナルド・フランシス・トーヴィーの「パッサカリア」はバッハの「シャコンヌ」を思わせる広がりを持っています。

CDタイトルの「ソルダネラ」は、雪山で、雪解けの中から花を咲かせる「Soldanella alpina」にちなんだもの。思いがけない場所に生まれた美しいもの、というイメージを音楽に重ね合わせています。
(キングインターナショナル)

『ソルダネラ 無伴奏チェロ作品集』
【曲目】
マックス・レーガー(1873-1916):
1.無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 Op.131c(1914/15)

ドナルド・フランシス・トーヴィー(1875-1940):
2.無伴奏チェロ・ソナタ Op.30(1910)より パッサカリア ニ長調

アドルフ・ブッシュ(1891-1952):
3.無伴奏チェロ組曲 Op.8a(1914)
4.チェロ独奏のための前奏曲とフーガ ニ短調 Op.8b(1922)

ヴァルター・クルヴォワジエ(1875-1931):
5.無伴奏チェロ組曲 ロ短調 Op.32-2(1921)

世界初録音…3,4,5

【演奏】
ユリウス・ベルガー(チェロ)

【録音】
2021年12月10~11日[1,3,4]、2022年2月23日[2]、2022年3月24日[5]、ディリンゲン

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年02月21日 00:00