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CPO レーベル~2023年4月第2回発売新譜情報(6タイトル)

シュターミッツ

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回はポール・メイエのソロと指揮も担当したカール・シュターミッツのクラリネット協奏曲集に、第10代神聖ローマ帝国皇帝レオポルト1世が作曲した亡き妻のためのレクイエム、シュナイダー&ラ・スタジオーネによるテレマン最晩年の管弦楽作品集、ヴィルヘルム・ベルガーの小協奏曲&交響曲などCD6タイトルがリリースされます。

カール・シュターミッツ(1745-1801):クラリネット協奏曲集第2集~第1番、第6番、第8番
ポール・メイエ(指揮・クラリネット)マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団

ポール・メイエのソロによるカール・シュターミッツのクラリネット協奏曲集。海外の音楽誌で高く評価された第1集(555053)では指揮者を別に立てていましたが、今作ではメイエ自身が指揮も担当。更なる柔軟な解釈で、オーケストラとともに、18世紀に最盛期を迎えたマンハイム楽派を代表するシュターミッツの音楽を伸び伸び演奏しています。
今アルバムに収録されているのは協奏曲第1番、第6番、第8番の3曲、とりわけ第1番はシュターミッツ作品の中でも最も人気の高い曲です。この録音でも前作と同じく研究者フリードリヒ・カール・カイザーによる比較校訂版が用いられています。
(ナクソス・ジャパン)

レオポルト1世(1640-1705):死者のためのミサ曲(レクイエム) 他
マンフレート・コルデス(指揮)ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス(古楽アンサンブル)

第10代神聖ローマ帝国皇帝レオポルト1世。三十年戦争で衰退した領土を受け継ぐも、持ち前の政治力で領土を拡大、ハプスブルク家の復興の足掛かりを築きました。高度な教育を受け、作曲家としても優れた才能を開花させた皇帝は、生涯に150曲を超えるイタリア語のアリアを始め、80曲の教会音楽、17曲のバレエ音楽など、多数の作品を残しました。
このレクイエムが書かれるきっかけとなったのは、彼の最初の妻マルガリータ・テレサ・デ・エスパーニャ(ドイツ名マルガレーテ・テレジア・フォン・シュパーニエン)が1673年3月12日にこの世を去ったことで、当時33歳の君主は大きな悲しみに打ちひしがれました。彼はこの悲痛な思いを音楽で癒すために「Missa pro defunctis 死者のためのミサ曲」を作曲。16世紀から「苦しく悲しい心情」を表すとされたト短調をベースに書かれた、5声の合唱、3本のトロンボーンと通奏低音を伴う器楽アンサンブルを要する大規模な作品です。皇帝の作品が18世紀後半になっても演奏され続けたのは、単に君主への敬意だけではなく、完成度の高さゆえであることは間違いないでしょう。ルネサンスからバロック期の作品を得意とするマンフレート・コルデスが指揮するブレーメン・ヴェーザー=ルネサンスの演奏で。
(ナクソス・ジャパン)

ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):最晩年の管弦楽作品集(2枚組)
ミヒャエル・シュナイダー(指揮)ラ・スタジオーネ・フランクフルト

テレマン作品の第一人者、ミシャエル・シュナイダーとラ・スタジオーネがテレマン最晩年の作品を録音。
1834年にラトヴィアの首都リガの大聖堂付きの音楽家だったゲオルク・ミヒャエル・テレマン(1748-1831)の遺品から、彼の祖父ゲオルク・フィリップ・テレマンの自筆譜や書簡などが発見されました。その中には1760年代に書かれたとみられる9巻にのぼる楽譜があり、このCDの収録曲はそこから採られています。テレマンが得意としていたフランス風序曲のスタイルによる管弦楽組曲やイタリア風のシンフォニアなど、洗練された筆致によるテレマンの「白鳥の歌」と言うべき作品群です。
(ナクソス・ジャパン)

ヴィルヘルム・ベルガー(1861-1911):小協奏曲/交響曲
クレメンス・シュルト(指揮)ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管弦楽団

1861年、ボストンで楽譜店を営んでいたブレーメン出身の父のもとに生まれたヴィルヘルム・ベルガー。翌年家族でドイツに帰国し、優れた音楽の才能を発揮、14歳で初の公開演奏会を開くとともに、多数の歌曲やピアノ曲を作曲しました。その後、ベルリン高等音楽院で専門教育を受け、1888年から1903年まではクリントヴォルト=シャルヴェンカ音楽院の教員を務める傍ら、ベルリン音楽協会の指揮者を務めるなど、ベルリン作曲家サークルの中心的存在として活躍しました。
彼の作風はヨハネス・ブラームスに近いものですが、時折挟まれる不協和音や、精緻な対位法の使用などは、彼の次世代であるマックス・レーガーの作曲様式を先取りするものでもあります。49歳という短命にもかかわらず、100作以上の作品を遺し、それらの何曲かは彼の死後も長らく演奏されていましたが、近年では演奏機会はほとんどありません。これまでに出版された形跡のない小協奏曲 Op. 43は、ピアノの妙技を際立たせるのではなく、ブラームスのピアノ協奏曲のようにピアノをオーケストラの楽器の一つとして扱うことで、作品全体がポリフォニックで重厚な響きで覆われています。このアルバムでは名手オリヴァー・トリンドルがピアノを担当、見事な演奏を聴かせます。その10年後に書かれた交響曲はベルガーの代表作です。
(ナクソス・ジャパン)

ロベルト・カーン/ヴァンサン・ダンディ:クラリネット三重奏曲
バワンディ・トリオ

ハンブルク州立歌劇場とハンブルク・フィルのクラリネット奏者Patrick Hollichを中心に結成されたトリオ「Bawandi」のデビュー盤。とりあげたのはブラームスに高く評価されたロベルト・カーンと、セザール・フランクの後継者と目されたヴァンサン・ダンディの2人のクラリネット三重奏曲。名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトに捧げられ、彼によって演奏されたカーンの三重奏曲、師フランク譲りの循環形式を採り入れたダンディの三重奏曲、どちらも現在ではほとんど演奏される機会がありませんが、今回、若き奏者たちの新たな視点でこれらの作品がよみがえります。
(ナクソス・ジャパン)

『ナポリ18世紀の驚異』~管弦楽曲と協奏曲集
イヴァノ・カイアッツァ(指揮)ラ・レアル・カペッラ・ディ・ナポリ(古楽器アンサンブル)、ファブリツィオ・ファラスカ(ヴァイオリン)

18世紀のナポリは当時のナポリ王国の首都として、パリ・ロンドンについでヨーロッパで3番目の大都市でした。2つの歌劇場、フィオレンティーニ歌劇場とサン・バルトロメオ歌劇場が建設され、カストラートを含む歌手たちもナポリで訓練を受けるなど、歌劇の一大中心地となっていました。1738年のウィーン条約によりブルボン王カルロがナポリを治めることになると、サン・バルトロメオ歌劇場を取り壊し、王好みの豪華なサン・カルロ劇場が建設されます。サン・カルロ劇場は建物の見事さと高水準の上演によって名所となり、現在でも定期公演が続けられています。このアルバムには当時活躍していた作曲家たちの優れた管弦楽曲と協奏曲を収録。サッロの歌劇《シーロのアキッレ》は1737年11月4日のサン・カルロ劇場の杮落としの演目で、この時はサッロ自身が指揮を行い大好評を博したということです。
この録音は、ほかならぬサン・カルロ劇場で行われたもの。演奏のラ・レアル・カペッラ・ディ・ナポリは、16世紀に設立されペルゴレージやポル ポラ、スカルラッティの作品を演奏した団体にちなんでいます。2曲のヴァイオリン協奏曲でソロを弾くイタリアのヴァイオリニスト、ファブリツィオ・ファラスカの演奏も聴きものです。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年03月23日 00:00