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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.222

マッコイ・タイナー『リーチング・フォース』(1963)

MT

マッコイ・タイナー(p)
ヘンリー・グライムス(b)
ロイ・ヘインズ(ds)

1962年11月14日、ニュージャージーにて録音

曲目:
01.リーチング・フォース
02.グッドバイ
03.アーニーのテーマ
04.ブルース・バック
05.オールド・デヴィル・ムーン
06.ジョーンズ嬢に会ったかい

【アルバム紹介】
1.名ピアニスト、マッコイ・タイナーの傑作
2.この録音時23歳、当時としては先鋭的なプレイが光る内容
3.オリジナル2曲提供、他はスタンダード曲をユニークな解釈で聴かせる

渋いピアノ・トリオ名盤特集は今回でラストです。名ピアニストのマッコイ・タイナーの傑作になります。

本作はマッコイ・タイナーにとって、2作目のリーダー作にあたるもので、この録音時は23歳でした。ジョン・コルトレーン・カルテットの一員として活躍していた頃ゆえ、当時としては先鋭的なプレイが光る内容になっています。

参加メンバーはベースにヘンリー・グライムス、ドラムスにロイ・ヘインズという実力派の面々。
楽曲は1曲目のタイトル曲と4曲目“ブルース・バック”はマッコイ・タイナーのオリジナルで、他はスタンダード曲をユニークな解釈で聴かせています。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
アグレッシヴなモード・ナンバー“リーチング・フォース”。

音使いが面白い、マッコイ・タイナーらしいオリジナル・ナンバーです。 冒頭に提示される非常に短いテーマ・メロディーも特徴的で、4度の音程の2音を繰り返しながら音階が上昇してゆき、続くブレイク&キメが終わると、即ピアノ・ソロへ突入してゆきます。
ソロはほとんど2コードでの旋法(モード)を主体に置いたプレイを展開し、高速スイング・ビートにのったアグレッシヴなマッコイ・タイナーの真骨頂が聴けます。
やがてベース・ソロ(アルコ奏法による)、そしてドラム・ソロへと移り、徐々にテーマに回帰し、冒頭とは違ってブレイク&キメの後に4度の音程の上昇となりエンディングをむかえます。
演奏としては非常にカッコいい、という表現が似合う1曲ですが、60年代初頭にこういった演奏をしていたピアニストは決して多くはなかった中、マッコイ・タイナーの進取の気性を垣間見た、という気がいたします。

国内盤SHM-CD

 

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タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2023年03月31日 10:00