Naxos~2023年5月第2回発売新譜情報(5タイトル)
[アダン:バレエ音楽『オルファ』/Naxos Music 公式チャンネルより]
今回は世界初録音となるアダン:バレエ音楽『オルファ』に、ハンガリーの作曲家イムレ・セーチェーニのピアノ作品集、リゲティのピアノ作品集、韓国の女性作曲家の歌曲集、朗読と音楽で綴る生涯シリーズから、チャイコフスキーがリリースされます。
世界初録音
アドルフ・アダン(1803-1856):バレエ音楽『オルファ』
ダリオ・サルヴィ(指揮)ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団
『ジゼル』が名高いアドルフ・アダンが書いた14作のバレエ曲、その最後から2番目の作品が『オルファ』です。シナリオは北欧神話から採られ、親子二代にわたる神々の対立を描いたもの。ロキ(ローゲ)やオーディン(ヴォータン)が登場するストーリーは、ワーグナーの《ニーベルングの指環》や映画『マイティー・ソー』にも使われた、人気のある定番素材の一つです。初演では、当時大人気を誇っていたイタリアのバレエ・ダンサーで振付師ファニー・チェッリートをタイトルロールに起用し、大ヒットを記録しました。音楽的には、いくつもの楽器に華やかなソロ・パートがあるのも特徴です。
世界初録音となるこの演奏は、フランス国立図書館に所蔵されたアダンの自筆総譜からコピーされた新版を用いています。オーベールやマイアベーア作品でおなじみのダリオ・サルヴィの指揮は、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団から華やかでスペクタルな音色を存分に引き出すとともに、各楽器の見せ場を引き立てています。
(ナクソス・ジャパン)
世界初録音
イムレ・セーチェーニ(1825-1898):ピアノ作品集
ジェルジ・ラーザール(ピアノ)、イシュトヴァーン・カッシャイ(ピアノ)
19世紀から20世紀のハンガリーで隆盛を誇ったセーチェーニ家。自由主義の指導的な地位に立つ人材を多く輩出した彼らの中でも、イムレ・セーチェーニは傑出した人物でした。彼は有能な外交官で、ベルリン駐在のオーストリア・ハンガリー大使も務め、リスト、ヨハン・シュトラウス2世、スッペ、ワルトトイフェル、ビスマルクなど、当時の有力な音楽家や政治家たちと親交を結びつつ、作曲家としてシュトラウス一族を思わせる親しみやすいメロディ・ラインを持つ小品を数多く書き上げています。彼が最も得意としたのは舞曲で、マズルカ、ポルカ、セレナードは多くの人々を魅了しました。
既発アルバム(8.573807)で、彼自身がオーケストレーションを施した様々な舞曲を聴くことができますが、ここではピアノによる22曲をお楽しみいただけます。演奏は「セーチェーニ家のピアノ曲」(GP786)と同じくカッシャイとラーザールの2人が担当。
(ナクソス・ジャパン)
ジェルジ・リゲティ(1923-2006):ピアノ練習曲 全集
チェン・ハン(ピアノ)
リゲティ後期の代表作の一つ「ピアノのための練習曲集」は、ピアノの音色表現の可能性を徹底的に探究し、複雑なリズムと幾何学模様を思わせる音の組み合わせによって独特の世界を構築しています。当初はドビュッシーの練習曲に倣って12曲になるはずでしたが、構想が膨らみ全18曲になりました。このアルバムには1947年に書かれた2曲のカプリッチョも収録。ユーモラスな第1番とバルトーク風の 第2番、どちらもキャラクターのはっきりした音楽です。
演奏は1992年生まれのチェン・ハン。2013年の中国国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得、以降超絶技巧の持ち主としてアデス(8.574109)、リスト(8.573415)、ルビンシテイン(8.573989)他、様々な作品のアルバムを発表。注目を高めています。
(ナクソス・ジャパン)
[Naxos Music 公式チャンネルより]
一部世界初録音
韓国女性作曲家によるアート・ソング集
チョ・ギョン(ソプラノ)、チョ・ウォン(バス)、パク・ウンヒ(ピアノ)
日本ではあまり耳にすることのない韓国の歌曲集。この国でも声楽への愛は深く、Ga-Gok または‘ArtSong’と呼ばれる一連の歌曲は国の激動の歴史を通じて存在感を維持してきました。このアルバムには現代の韓国を代表する女性作曲家たちの独唱と二重唱曲を収録。どの曲も新鮮な音の使い方を聴かせながらも、基本的には調性を用いた耳なじみのよいものとなっています。言葉の柔らかい響きを活かした歌の数々をお楽しみください。とりわけ最後に収録された「アリラン」は圧巻の仕上がりです。
(ナクソス・ジャパン)
NAXOS GREAT COMPOSERS IN WORDS AND MUSIC
大作曲家 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)
1-28. 朗読と音楽で綴る生涯
大人気バレエ「白鳥の湖」をはじめ、数多くの美しい作品を遺したチャイコフスキー。このアルバムでは、チャイコフスキーの子供時代の音楽への愛着から、友人、同僚たちとの激動の関係、彼自身が抱えていた個人的な危機の克服などと、その折々に書かれた作品を通じて、彼の作曲活動を知ることができます。
使用曲:白鳥の湖 - 情景、スラヴ行進曲、私の守護神、私の天使、私の友よ、序曲「雷雨」、交響曲第2番「小ロシア」 - 第1楽章、歌劇《オプリーチニク》より、ピアノ協奏曲第1番 - 第1楽章、交響曲第4番 - 第1楽章、序曲「1812年」、組曲第4番『モーツァルティーナ』-第3曲、バレエ『眠りの森の美女』より、『くるみ割り人形』より、交響曲第6番「悲愴」 - 第4楽章他 全15曲の抜粋(フェイドイン、フェイドアウトあり)
(ナクソス・ジャパン)
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カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年04月18日 00:00