アグニュー&レザール・フロリサンによるジェズアルドの“聖週間のレスポンソリウム”と“マドリガーレ集第5集&第6集”の2タイトルがリリース!
ジェズアルド:聖週間のレスポンソリウム
レザール・フロリサン、ポール・アグニュー(T,指揮)
ジェズアルドによる受難節の音楽
カルロ・ジェズアルドは、当時の他の作曲家とは異なり、とてつもなく裕福な貴族でした。当時の音楽家のほとんどは、雇われの身分だったので、貴族でありながら音楽家であることはむしろ憚られることでしたが、ジェズアルドは自分の音楽での業績に、ほとんど強迫観念ともとれるくらいに、誇りをもっていました。そして、当時音楽作品を出版することは自分の地位や条件を向上させるため、新しい仕事を見つけるため、あるいは単にお金のためでしたが、ジェズアルドはただ純粋に自分の素晴らしい作品を後世に残すために、自分の作品を出版していました。そして晩年、自分の命が尽きると確信したとき、城の一室を印刷所に改装し、究極のマドリガル集である第5 集と第6 集、そして聖週間のレスポンソリウムを制作・印刷しました。それは、体調を崩した彼が、生涯の最高傑作と自負しているものを後世に残そうとしたことにほかなりません。これらは、ジェズアルドが自ら自分の作品の中で最も優れた音楽の中から選んだものといえるでしょう。
レスポンソリウムは、宗教的マドリガーレと位置付けることもできます。イースター前の木・金・土曜の典礼(受難の朗読)のために書かれました。聖週間は鐘を鳴らさずに、木の棒を叩いて大きな音を出し礼拝の開始や終了を告げました。このディスクでも、冒頭と最後に木を鳴らす大きな音が入っています。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ジェズアルド:聖週間のレスポンソリウム
【演奏】
レザール・フロリサン
ポール・アグニュー(T,指揮)
【録音】
2018年9月、アンブロネー修道院
ジェズアルド:マドリガーレ集第5集&第6集(2枚組)
レザール・フロリサン、ポール・アグニュー(T,指揮)
レザール・フロリサンによるジェズアルドのマドリガーレ集完結編最高傑作の第5集&第6集
ポール・アグニューとレザール・フロリサンによる、ジェズアルドのマドリガーレ集、完結編の登場です。不協和音や半音階的な表現を駆使された驚くべき現代性を響かせながら、愛と死、喜びと悲しみが、最小限の身振りながら効果抜群に表現されています。
カルロ・ジェズアルドは、当時の他の作曲家とは異なり、とてつもなく裕福な貴族でした。当時の音楽家のほとんどは、雇われの身分だったので、貴族でありながら音楽家であることはむしろ憚られることでしたが、ジェズアルドは自分の音楽での業績に、ほとんど強迫観念ともとれるくらいに、誇りをもっていました。そして、当時音楽作品を出版することは自分の地位や条件を向上させるため、新しい仕事を見つけるため、あるいは単にお金のためでしたが、ジェズアルドはただ純粋に自分の素晴らしい作品を後世に残すために、自分の作品を出版していました。そして晩年、自分の命が尽きると確信したとき、城の一室を印刷所に改装し、究極のマドリガル集である第5 集と第6 集、そして聖週間のレスポンソリウムを制作・印刷しました。それは、体調を崩した彼が、生涯の最高傑作と自負しているものを後世に残そうとしたことにほかなりません。これらは、ジェズアルドが自ら自分の作品の中で最も優れた音楽の中から選んだものといえるでしょう。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ジェズアルド:マドリガーレ集第5集&第6集
[CD1] マドリガーレ集第5集(1611, ジェズアルド)
[CD2] マドリガーレ集第6集(1611, ジェズアルド)
【演奏】
レザール・フロリサン
ポール・アグニュー(T,指揮)
【録音】
[CD1]2020年10月 [CD2]2020年9月
フィルハーモニー・ド・パリ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年04月27日 00:00