パブロ・サインス・ビジェガスの新録音！『ザ・ブルー・アルバム』

[マックス・リヒター：午後のカタログ/
Pablo Sáinz-Villegas, Spanish Guitar 公式チャンネルより]

マックス・リヒター、サティ、坂本龍一、スカルラッティ、ドビュッシー・・・ギターのために新たにアレンジされた、誰もが知っている小品集。

パブロ・サインツ＝ビジェガスは、スペイン北部のラ・リオハ州のログローニョで生まれました。作曲家ジョン・ウィリアムズによる最初のギター作品であるラウンズを含む、数多くの作品の世界初演も行ってきました。2006 年、ビジェガスは、異文化への理解を深めるために人々を結び付けるプロジェクト、The Legacy of Music Without Borders を設立し、スペイン文化の大使として国際的に高く評価されています。2018年、サインツ＝ビジェガスは、プラシド・ドミンゴとのアルバム『ボルベール ～ 帰郷』で世界的に成功を収め、ドミンゴは彼を「真のギターの達人」と評しました。2020年末にはベルリン・フィルのジルベスター・コンサートに登場し、キリル・ペトレンコ指揮でロドリーゴのアランフェス協奏曲を演奏し、一躍その名をとどろかせました。国際コンクールで約30の賞を受賞し、40か国以上でコンサートを行った後、クラシック・ギターの伝説的な父、アンドレス・セゴビアの後継者としてふさわしい人物と見なされています。

2500万ストリームを記録した前作のアルバム「Soul of Spanish」に続き、「ジムノペディ第1番」、「月の光」、映画「ディアハンター」のカヴァティーナ、「メリー・クリスマス ミスターローレンス」、マックリ・リヒターの「午後のカタログ」など、人気の高い「ドリーミー」な雰囲気の楽曲をギター用に編曲したもので構成しています。
アルバムタイトルは、一日のうちで特別な雰囲気のある時間帯「ブルーアワー」（日の出前と日の入り後に発生する空が濃い青色に染まる時間帯）を連想させてくれるかのようです。
（ソニーミュージック）

【曲目】
サティ：ジムノペディ第1番
F.クープラン：謎の障壁（神秘的な障壁）
フィリップ・グラス：オルフェの寝室
レオ・ブローウェル：キューバの子守歌
ドビュッシー：月の光（サインス編）
ヴァイス：パッサカリア
サティ：グノシェンヌ第1番
D.スカルラッティ：ソナタ ニ短調 K.32
ソル：練習曲 ホ短調Op.6-11
マックス・リヒター：午後のカタログ
ドビュッシー：亜麻色の髪の乙女
セバスティアン・イラディエル：ラ・パロマ（タレガ編）
スタンリー・マイヤーズ：カヴァティーナ（J. ウィリアムス編）
坂本龍一：メリー・クリスマス ミスターローレンス

【演奏】
パブロ・サインス＝ビジェガス（ギター）

【録音】
2022年10月16-20日、スペイン、オビエド、フェリペ王子オーディトリオ