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チェッカート&フォンターナによるオリジナル楽器で弾くベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1番、第2番


[Outhere Music 公式チャンネルより]

欧州古楽器シーン最前線をゆくイタリアの2名手が綴る丁寧なベートーヴェン像

欧州各地で多忙な活躍を続けるイタリア出身の2名手による、ベートーヴェンのチェロとピアノのための初期重要作品集。使用楽器は全て18~19世紀オリジナルです。1792年に故郷ボンを去り、凄腕ピアニストとしてウィーンの音楽通たちの注目を集めた後に作曲家デビューを果たしたベートーヴェンですが、実は作品番号が一桁の初期出版作の半数以上にはチェロに活躍の場があります。その中でも特に重要なのが作品5のソナタ2曲。これはヘンデル『マカベウスのユダ』による変奏曲と共に1796年、チェロを好んで弾いたプロイセン王フリードリヒ=ヴィルヘルム2世の宮廷を訪問したことを機に作曲されたと伝わりますが、チェロをピアノと対等に渡り合える独奏楽器として扱った先進的な内容から、プロイセン王よりもむしろ宮廷のチェロ奏者デュポールや、作曲家がウィーンで共演していたアントン・クラフトを念頭に置いた作品だったと考えられます。現代楽器でも古楽器でも名盤が少なくないこれら2曲を、奏者二人は情熱に任せず安定したテンポで精緻に解釈。作曲家が後年好んだグラーフのピアノを使ったソナタ2曲の堂々たる風格も、変奏曲での細やかなニュアンスも、自然な響きを生かした録音技術で深々と味わうことができます。ブックレットの解説はチェロ音楽史研究で知られるマルク・フェルスヘーウェイク(英・仏・伊語)。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
1-3. チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op. 5-1(1796)
4-16. ヘンデルのオラトリオ『マカベウスのユダ』の「見よ勇者は還る」の主題による12の変奏曲 WoO 45(1796)
17-19. チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2(1796)

【演奏】
マルコ・チェッカート(チェロ)
使用楽器: 18世紀中盤イタリア製のオリジナル楽器

アンナ・フォンターナ(フォルテピアノ)
使用楽器: ウィーンのコンラート・グラーフ1830年製作 [1-3,17-19]、ウィーンのヨハン・ハーゼルマン1805年製作[4-16]、いずれもオリジナル楽器

【録音】
2021年1月2-5日
パラッツォ・アンニバルデスキ、モンテ・コンパトリ、ローマ

収録時間: 64分

マルコ・チェッカート

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年05月16日 00:00