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セル&クリーヴランド・ステレオ・ライヴ/マーラー: 交響曲“大地の歌” (UHQCD)

ジョージ・セル

巨匠セルがスタジオ録音を遺さなかったレパートリー
ライヴの「大地の歌」がUHQCD化!

セル+クリーヴランド管のステレオ・ライヴがUHQCDで登場!セルとしては珍しいマーラーの「大地の歌」です。セルはマーラーをこよなく愛した指揮者とは言えませんが、第6番との適性が証明するように苦手なレパートリーとは言えません。「大地の歌」は記録では4回しか指揮していないそうですが、気負い立ったテンポで苛烈に攻める第一楽章から聞き手は翻弄されることでしょう。時としてセルが自ら禁じていた耽美の瞬間。とろけるようなポルタメントを駆使するところも驚かされる点で、世紀末のウィーンを間近く生きたセルならではの毒と色気をはらみます。当時のアメリカを代表するマーラー歌手でありワルターも重用したフォレスター、ルイスを従えて万全の布陣。劇的表現に不足はなく、「告別」の激情と寂寥は絶望的な美を誇ります。マーラーにとって『第九』と並ぶ死の交響曲であることを示します。当演奏はかつてHunt/ARKADIAで初出、これはモノラルなうえにベルリンにおけるライヴと誤記されておりました。その後の商品も誤記が継承されておりましたが、1967年にセルはクリーヴランド管とヨーロッパで演奏していないために現地クリーヴランドでの演奏であることが確認されました。ステレオの極上音質でお楽しみ頂けます。英日のライナーノート付です。
(ミューズ貿易)

【曲目】
マーラー:交響曲「大地の歌」

【演奏】
ジョージ・セル指揮
クリーヴランド管弦楽団
モーリン・フォレスター(CA)
リチャード・ルイス(T)

【録音】
1967年4月21日クリーヴランド、ライヴ

カテゴリ : ニューリリース | タグ : GUSTAV MAHLER

掲載: 2023年05月16日 18:00