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男声ヴォーカル・アンサンブル「ビューティー・ファーム」~バルビロー:ミサ曲&モテット集

ビューティー・ファーム

オーストリアの有力男声ヴォーカル・アンサンブル、"ビューティー・ファーム"!新録音は、フランドル楽派の至高の作曲家の一人、ヤコブス・バルビロー!

"ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声ヴォーカル・アンサンブル。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。
これまで、オケゲム、ラ・リュー、オブレヒトといったルネサンスの巨匠や知られざるフランドル楽派のミサ曲の録音で評価を重ねると、2021年にリリースされたパレストリーナの「教皇マルチェルスのミサ」(PFB2017671)でその名声をさらに高めてきました。

最新作となる本アルバムでは、南ネーデルラント出身のルネサンス音楽の作曲家、ヤコブス・バルビロー(ジャック・バルビロー)のミサ曲とモテットを取り上げています。
バルビローは、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世から優れた歌手としても高い評価を得ており、アントワープ(アントウェルペン)大聖堂の聖歌隊長職も務めていたとされています。
現存する作品は非常に少ないですが、3つの世俗歌曲は、ハインリヒ・イザークやヤーコプ・オブレヒトがパロディ・ミサの作曲に利用するなど、キーゼヴェッターやフェティスといった近代の研究家からも、フランドル楽派の至高の作曲家の一人として認められています。
若くしてこの世を去ったフランドル楽派の重要な作品を、ビューティー・ファームは、このレコーディングを通して印象的に示しています。
(東京エムプラス)

【曲目】
ヤコブス・バルビロー(c.1455-1491):
キリエ・パスカレ(4声)
モテット 《Osculetur me》 (4声)
ミサ曲《Faulx perverse》 (4声) (世界初録音)

【演奏】
ビューティー・ファーム
〔マッテオ・ピガート(カウンターテナー)、アヒム・シュルツ(テノール)、フィリップ・カヴェン(バリトン)、ティム・スコット・ホワイトリー(バス)、ヨアヒム・ヘフバウアー(バス)〕

【録音】
2023年1月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年05月18日 00:00