Danacordレーベルより、デンマーク後期ロマンティシズム期の作曲家ルイ・グラスのピアノ作品全集が始動!『ルイ・グラス:ピアノ作品集 Vol.1』
交響曲全集が話題となったルイ・グラス、
次はピアノ作品全集が始動!
ルイ・グラス(1864-1936)は、デンマークの後期ロマンティシズム期にピアニスト、オルガニスト、音楽教師、指揮者、作曲家として活躍した、当時を代表する音楽家のひとりです。《森の交響曲》(第3番)《卍の交響曲》(第5番)《スキョル王の子孫》(第6番)など6曲の交響曲、管弦楽のための《夏の生活》、《ピアノと管弦楽のための幻想曲》といった作品がCDでリリースされ知られるようになりました。
ピアノ作品も多く、シューマンやメンデルスゾーンのスタイルに倣った、作品番号をもつ曲集のほか、いくつもの小品を残しています。2018年にリリースされ大きな話題となったグラスの初めての交響曲全曲録音(DACOCD541544)を手がけたDanacord Recordsによる当シリーズにはグラスのすべてのピアノ作品が収録される予定です。
デンマークのピアニスト、ヤコプ・アルスゴー・ベーア(b.1984)は、オーフスのアカデミーでアネ・ウーランに学び、ソリストと室内楽奏者として活動しています。ミハエラ・オプレアのヴァイオリンと共演したデンマークとルーマニアの小品集『タンゴ・ジェラシー、ホラ・スタッカート』(DACOCD831)とカール・ニールセンとエネスクの「ヴァイオリン・ソナタ』(DACOCD879)がDanacord Recordsからリリースされています。
(東京エムプラス)
『ルイ・グラス:ピアノ作品集 Vol.1』
【曲目】
ルイ・グラス(1864-1936):
春の気分 Op.9
戸外にて〔進行中(おだやかに)、ボート(やさしく優雅に)、森の冒険(ゆっくりと語るように-速く、城の廃墟(陰気に)、荒れ狂う春の朝(重くペダルを多用して)、屋内で(気品をもって)〕
抒情的なバガテル Op.26〔アンダンテ・コン・エスプレッショーネ、モデラート・アマービレ、パストラーレ、アモローゾ, マ・コン・モート、アンダンテ、ポコ・ヴィーヴォ〕
小さな音画 Op.39〔節度をもって、やさしく語るように、意気揚々と新鮮に、ためらい, そわそわと, だが急かないで、わかりやすく落ち着いて、ゆっくりと深い音で、落ち着き, たっぷり時間をとって、少し元気よくユーモアをもって〕
ピアノ小品集 Op.55〔クリスマスの朝(アンダンテ・コン・モート、花咲く樹の下で(コン・モート)、スケルツィーノ(気分よくエネルギッシュに)、前奏曲(ポコ・コン・モート)、パストラーレ(アレグロ・アマービレ)〕
ピアノ小品集 Op.66〔パストラーレ(モデラート)、夜想曲(アンダンテ・コン・モート)、エコセーズ(アレグロ)〕
クリスマスイブ(気分)
かわいいワルツ
気分(小さなアウネスへの勇気づけに)
ピエレッテへのヴィネット
【演奏】
ヤコプ・アルスゴー・ベーア(ピアノ)
【録音】
2022年6月30日-7月3日(デンマーク)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年05月18日 00:00