ファビオ・ビオンディ&エウローパ・ガランテによる『ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集XI~アンナ・マリアに捧ぐ~』
ヴィヴァルディが当時最高峰の奏者に捧げた
ヴァイオリン協奏曲集!
ビオンディXエウローパ・ガランテの自由自在な演奏!
ヴィヴァルディ・エディション最新刊は、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテによるヴァイオリン協奏曲集!
ヴィヴァルディ・エディション全体としては第71 巻目となり、シリーズ中のヴァイオリン協奏曲としては11 枚目となります。
今回の演目は、18 世紀初頭の最も有名な演奏家の一人、アンナ・マリアの名を冠したヴァイオリン協奏曲集。ヴィヴァルディが40 年間教鞭を執ったピエタ教会出身の神童であり、卓越した演奏家であったアンナ・マリア(1696-1782)は、優れたヴァイオリニストであると同時に、ヴィオラ・ダモーレ、テオルボ、チェンバロ、チェロ、リュート、マンドリンにも長けていました。彼女の名声はヨーロッパ中にとどろいており、ヴィヴァルディが彼女に献呈した作品はRV 286(聖ロレンツォの祝日のために)やRV 581, 582(聖母被昇天の祝日のために)など、数多くの作品を献呈、ないし彼女のために書いたと考えられています。
ここでは1710 年から1720 年代にかけて作曲された6 曲を収録。独奏ヴァイオリン+弦楽(ヴァイオリン、ヴィオラ・チェロ、ヴィオローネ)にアーチリュートとクラヴィチェンバロという編成で、時に茶目っ気たっぷりに、時に重厚な雰囲気でと、自由自在に表情や雰囲気を変えて演奏しています。
協奏曲RV179a のラルゴでは、アンナ・マリア自身による豊かな装飾が施されたヴァージョンも収録しています。
ヴィヴァルディを熟知しているビオンディと、エウローパ・ガランテが、真骨頂を発揮しています。
(キングインターナショナル)
[国内仕様盤は日本語帯・解説付き]
【曲目】
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集XI~アンナ・マリアに捧ぐ~
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 229
ヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV 363(Il corneto da posta/ポストホルン)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 207、
ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV 260
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV 179a
ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV 261
ラルゴ(RV 179aより~オリジナルの装飾音で演奏)
【演奏】
ファビオ・ビオンディ(ヴァイオリン、指揮)
エウローパ・ガランテ
【録音】
2020年10月9-13日、イタリア
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年07月11日 00:00