特集:JAPANESE HARD ROCK / HEAVY METAL IN THE 80'S
ラウドネス、アースシェイカー、アンセムらにより築かれ、日本独自の発展を遂げていった80年代の「ジャパメタ」のシーン。そこでは多くのバンドにより数多の作品が生み出されていった。そんな百花繚乱の80年代のジャパニーズHM/HRシーンを彩った作品をいくつかご紹介いたします。
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マイン・カンプ
80年代の貴重音源を収録したアルバム3タイトルが発売。
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LOUDNESS 『THUNDER IN THE EAST』
彼らが1985年に発表したこの作品は、海外進出して大ヒットとなったアルバム。強靱で、メタリックで、プログレッシブなサウンドは、日本の若者はもちろん、世界中に彼らの名を知らしめることとなった。 (C)RS
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EARTHSHAKER 『フュージティヴ(逃亡者)』
アースシェイカーの人気を不動のものとした傑作2ndアルバム!!ケン・ケシーをサウンド・エンジニアに迎え、サンフランシスコ・レコーディングを敢行。プロデュースは1stと同じく伊藤政則氏を招聘。永遠の名曲「モア」収録。
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ANTHEM 『バウンド・トゥ・ブレイク』
2005年でデビュー20周年を迎えるANTHEMの20th Anniversary作品!1st~2ndでのパワーメタル的な音から、より正統派HR/HM的なアプローチになった87年に発売の3rdアルバム。初のクリス・タンガリーデスのプロデュース作品で、スケール感や奥行きの深さも感じ取れる非常に綿密に作り上げられた作品。クリス・タンガリーデスによるリマスター。
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44MAGNUM 『STREET ROCK'N ROLLER』
日本を代表するヘヴィメタル・バンド44MAGNUMが、MOOM RECORDS時代のカタログを通常仕様で定盤化!本作は1984年9月発売、前作から約1年ぶりに発表したセカンド・アルバム。セルフ・プロデュースによりバラードからキャッチーな楽曲まで幅広い音楽性を披露。 (C)RS
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MARINO 『TARGET』
1984年にSMSレコードより発売した関西の"重戦車"マリノの1st Album『TARGET』が最新リマスタリング&W紙ジャケット仕様で再発売!ストラトキャスターの魔術師・大谷レイヴンが在籍していたマリノの最高傑作!! (C)RS
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大谷レイブン 『RAVEN EYES』
80年代ハード・ロックを代表するギタリスト 大谷レイヴン(マリノ)の1st albumがW紙ジャケット仕様で再発売!!1984年に発売された英国録音の本作はマックス・ミドルトン& クライヴ・チェアマン(ジェフ・ベック・グループ)、リチャード・ベイリー、マギー・ベル、スノウィー・ホワイト他豪華メンバーが参加した英国情緒満載の傑作アルバム!! (C)RS
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聖飢魔II 『地獄より愛をこめて』
聖飢魔IIのサード・アルバムがBlu-spec CD2で復刻。本作はツイン・ギターの片割れ、ジェイル大橋が中心になって制作。シングル・カットされた「アダムの林檎」など、個性の強いジェイル大橋のカラーが独特に出た作品。元々アメリカン・ロック志向の強かったジェイル大橋は、本作の発売後2ヶ月経たずして聖飢魔IIを脱退した。 (C)RS
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X 『BLUE BLOOD』
インディーズ盤『ヴァニシング・ヴィジョン』が破格のセールスを記録し、一大旋風を巻き起こしたX JAPANが満を持してリリースしたメジャーデビューアルバム。ヘヴィメタルというジャンルを全国に浸透させ、時代をも動かしたJ-POP史に残る歴史的名盤。
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BOWWOW 『ASIAN VOLCANO』
2011年にデビュー35周年を迎え、さらなる進化を続けるBOWWOWのアニヴァーサリー企画第2弾。後期BOWWOW(1982~1983年)が発表したオリジナル・アルバムをBlu-spec CD化&enhanced仕様にてボーナス映像収録。 (C)RS
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シルバー・スターズ 『ゴールデン☆ベスト』
日本が誇るハードロック・バンドBOW WOWのの覆面バンド、さらにキーボードのDigital "Cheap" Snakeは小室哲哉と噂され続けて40年。企画バンドながら、1978年から81年までトリオレコードに3枚のアルバムを残し、さらに2006年新作をリリースしたシルバースターズ。デイブ・ブルーベックのカバー「乱調五番」や小室哲哉の初音盤化作品「警邏徳」ほか、ニューウェイヴ名曲満載のファースト『銀星団』、ハードロック色が強い『SEE』『レイプノイズ』から代表曲をセレクト。 (C)RS
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NOIZ 『NOIZ<タワーレコード限定>』
カルメン・マキ&OZのギタリスト春日博文(g)が、カルメン・マキ&OZのベーシスト川上茂幸(b)、後にVOW WOWのヴォーカルとなる人見元基(vo)らと結成したNOIZが1983年に発表した唯一のアルバムを2019年リマスター仕様、タワーレコード限定にてCD発売。忌野清志郎(vo, cho, g)、仲井戸麗市(g, cho)、G2(ゴンタ2号)(Key)などRCサクセションのメンバーや、厚見玲衣(key, synth)、上田正樹(vo)、金子マリ(vo)、こだま和文(tp)らもゲスト参加。
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VOW WOW 『LIVE AT READING FESTIVAL 1987』
4万人の観客を魅了した"レディング・フェスティバル'87"のライブ音源を中心にラジオ番組のスタジオ・ライブ音源、ライブ・リハーサル音源などを収録した未発表音源の発売が決定!名門マーキーのライブで英国での音楽活動を開始、マーキーの最高動員記録を樹立した1986年。ニール・マーレイの加入、レディング・フェスへの出演、武道館公演、2度目のUKツアーなど凄まじい勢いで駆け抜けた1987年。ミューシャンズ・ユニオン加入前のVOW WOW英国時代の貴重な音源集。 (C)RS
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LAZY 『宇宙船地球号』
「DREAMER」「天使が見たものは」他、全9曲を収録した、'80年発表のラスト・アルバム。(C)RS
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高崎晃 『ジャガーの牙~TUSK OF JAGUAR~』
LOUDNESSのギタリスト、高崎 晃が1982年に発表したファースト・ソロ・アルバム。テクニック、新技の開発など、さまざまなアプローチで世界のHMシーンを驚嘆させていた彼だが、本作にも超絶技法が存分に詰め込まれ、その魅力を十分に味わえる内容になっている。 (C)RS
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樋口宗孝 『DESTRUCTION~破戒凱旋録~』
LOUDNESSのドラマー、樋口宗孝が1989年にリリースしたソロ・アルバム。浜田麻里のデビュー作に収められていた屈指の名バラード「RUNAWAY FROM YESTERDAY」(本作のヴォーカルはMAKE-UPの山田信夫)、や樋口の超絶テクニックが炸裂する「PRAYER」などを収録。 (C)RS
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浜田麻里 『LUNATIC DOLL~暗殺警告』
ラウドネスの樋口宗孝プロデュースによる1983年発表のデビュー・アルバム。デビュー当時のキャッチコピーは、糸井重里による「麻里ちゃんはヘヴィ・メタる」。 (C)RS
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SHOW-YA 『Outerlimits +2』
本作は、女性ハード・ロック・バンドSHOW-YAが1989年に発表した通算7枚目のアルバム。前作以上にアグレッシヴなアプローチは、正にヘヴィ・メタル級のド迫力。大ヒット曲「限界LOVERS」「私は嵐」をはじめ、隠れた名曲「野生の薔薇」なども収録された、ファンならずとも必聴な一枚。
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STEFFANIE 『HIDE AWAY (+9)』
レディング・フェスにも出演したBOW WOW(VOW WOW)、海外での活動も加速し始めたLOUDNESS、関西からはEARTHSHAKERや44MAGNUMが登場し盛隆を極めた1980年初頭のジャパニーズ・メタル・シーン。浜田麻里に続きSHOW-YAのデビューなど女性ロッカー女性が台頭し始めた1985年にリリースされたステファニーの『HIDEAWAY』が紙ジャケ仕様で登場。劇場版『うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ』のOP曲「BORN TO BE FREE」、同じくED曲「REMEMBER MY LOVE」、TV版『うる星やつら』主題歌の「ROCK THE PLANET」収録の1stアルバム。 (C)RS
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RAJAS 『RAJAS』
マリノと共に80年代を代表するヘヴィ・メタル・バンド、ラジャスのMini album『RAJAS』が最新リマスタリング&W紙ジャケット仕様で再発売。1984年発売の本作は圧倒的な存在感を放っている女性ヴォーカリスト、SENの魅了全開の完璧作。
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5X 『ヒューマン・ターゲット』
カルメン・マキ&LAFFを発展させた新バンド、5Xのファースト・アルバム。ジョージ吾妻(g)にリードされたパワフルでスピード感溢れるアメリカンなハード・ロックを全面で展開した快心作。
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DEAD END 『ZERO』
Blu-spec CD
アナログ盤
1989年リリースの4th ALBUM。前作に続き岡野ハジメのプロデュースのもと、最強メンバーによる圧倒的な演奏は余裕すら感じさせ、時に軽やかな解放感を表現するまでに到達。ダーク&ヘヴィな世界観から、光、救済といったポジティブな暗示や、間口の広いポップな作風への進化は、当時のシーンに衝撃を与えたが、変化を恐れず唯一無二の音楽性を獲得した意欲作として、その後の日本ロックシーンに燦然とその名を残すことになるマスターピースである。
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THE BRONX 『EASTER 魔帝聖還』
1983年に活動をスタートし、その超絶技巧から<ジェット・フィンガー>の異名を持つ孤高のギタリスト、横関敦が最初に在籍した伝説のバンド、BRONXのファースト・アルバム。月光恵亮とBRONXの共同プロデュース。
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横関敦 『JET FINGER + GET AWAY』
強烈な速弾きで<ジェット・フィンガー>の愛称を定着させた記念碑的な1stソロ・アルバム『JET FINGER』('85年)と2ndソロ・アルバム『GET AWAY』('86年)をカップリング。
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SABBRABELLS 『セイリング・オン・ザ・リヴェンジ』
サタニック&シアトリカルな圧倒的パフォーマンスでシーンに異彩を放ったサブラベルズのメジャー・デビュー・アルバム!!独特なヴォーカル・スタイルにインパクト溢れるツイン・リード・ギターと独自の世界観が詰まった名盤。
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Kuni 『マスク』
18歳でLAに単身で渡米。ギタリストとしてその知名度はLA中に広がり有名ミュージシャンを従えて発表したデビュー・アルバム!参加ミュージシャンはビリー・シーン(MR.BIG)やフランキー・バネリ(クワイエット・ライオット)他。 (C)RS
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イースタン・オービット 『フューチャー・フォース』
本作は、ヘヴィ・メタル・アーミーがメンバー・チェンジを経て新生、イースタン・オービットとして1982年にリリースしたアルバム。さらにパワーアップした怒涛のサウンドが爆走!"近未来"をテーマにしたトータル・コンセプト・アルバム。
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十二単 『LOVING WOMAN - THE HISTORY OF 12HITOE』
日本人初の金髪ロック・ヴォーカリストとして話題となった"藤原 正紀"擁する伝説のヘヴィメタル・バンド 十二単。その派手なルックスやライヴ・パフォーマンスなどの話題が先行しながらも、ヤマハ主催のコンテストにて幾つもの受賞歴を持ち、ANTHEMやSABBRABELLS等も参加した伝説の名オムニバス『HEAVY METAL FORCE』(エクスプロージョン・ワークス)へ楽曲を提供するなど、着実に実績を積み上げていた本格的なヘヴィメタル・バンドだった。当時のインディーズ・シーンで注目を浴びながらも、約7年の活動中には音源リリースが皆無だった彼ら。オムニバス参加楽曲を含むレア音源を多数収録した編集盤が遂に登場。 (C)RS
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藤原正紀 『AGAIN』
十二単のヴォーカリストであり、日本人初の金髪ロック・ヴォーカリストとしても話題となった藤原 正紀のソロ・アルバムが遂に再発(初CD化)。十二単のアルバムとして制作がスタートしながらも、諸事情によりソロ名義でのリリースとなった本作は、力強い藤原のヴォーカルを中心として、憂いを帯びたツイン・リードを絶妙に散りばめたメロディアスなサウンドを志向。 (C)RS
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スターレス 『銀の翼』
飛び交う対旋律によって生まれる情景描写、緻密な構築と展開移行で具現化される音空間-聴く者をパラレル・ワールドへと導く伝道師"スターレス"のデビュー作!ドラマティック過ぎるプログレ・ハードが凄まじいまでの完成度でそびえ立つ! (C)RS
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テラ・ローザ 『オネスティ』
徹頭徹尾"様式美"に拘った正統派王道サウンドは時代を超越する!!メンバー・チェンジを敢行、新たなギタリスト&ドラマーを迎え、更にパワー・アップしたテラ・ローザに敵無し!!HR/HMの本質に迫った充実の2ndアルバム。
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ブリザード 『暗黒の聖書~BLIZARD OF WIZARD~』
天才ギタリスト松川"ラン"敏也擁するバンドBLIZARDの記念すべきデビュー・アルバム『暗黒の聖書~BLIZARD OF WIZARD~』。1stアルバムにしてジャパニーズ・ヘヴィーメタルの名盤としてメタル・ファンから強い支持と要望を受ける本作がついに復刻!バンド名を捩った「Blizzard」を始め、人気曲「Orion」や当時人気絶頂にいたジャーニーが書き下ろした「Only The Young」「Liberty」の2曲を含む全9曲収録。 (C)RS
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プレゼンス 『プレゼンス』
L.A.メタルを彷彿とさせるPOP感覚を湛えたキャッチーなハード・ロック・サウンドとグラマラスなヴィジュアルでHR/HMシーンをリードしたプレゼンスのデビュー・アルバム!!白田一秀のテクニカルなギター・プレイにも注目。
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TILT 『Travellin' Band』
インディーズ時代から全国ツアーを展開し、<LIVEの帝王>の名を欲しいままにした名古屋出身のグラマラス・ハード・ロック・バンド、TILTのセカンド・アルバム。よりブルージーにレイド・バックしたバンド・サウンドと独自のグルーヴ感が融合したロックンロール・アルバム。
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X-RAY 『ライヴ』
藤本朗(vo)、湯浅晋(g)を中心に1983年にデビューしたハード・ロック・バンド、X-RAYのポリドール移籍第一弾にしてファイナル・ライヴ・アルバム。1986年1月27日東京郵便貯金会館にて収録。
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ガスタンク 『UNDER THE SUN』
80年代日本を代表するハード・コア&スラッシュ・メタル・バンドの最高峰、ガスタンクの1987年に発売されたセカンド・アルバム。ジャケットには巨匠・横尾忠則を起用。
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『グランド・メタル・ライヴ 5TH ジャパン・へヴィ・メタル・ファンタジー』
1984年5月27日大阪城野外音楽堂で行われた伝説のオムニバス・ライブ・アルバム。その数年前に産声を上げたジャパニーズ・へヴィー・メタルが確実に成長し、アーティストの充実と共にオーディエンスの熱いパワーが融合し、ジャパニーズ・ロック新時代の幕開けの瞬間が収められた歴史的名盤。全ジャパニーズ・へヴィー・メタル・ファン熱望のアナログ復刻! (C)RS
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『BATTLE OF METAL』
1984年にSMSレコードより発売したマリノ、ラジャス他4バンドが参加したAlbum『BATTLEOF METAL』が最新リマスタリング&W紙ジャケット仕様で再発売。本作は関西出身のNEW WAVE OF HEAVY METALシーンの最初期を刻印した記念碑的作品集。