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フェントロス&ラ・スフェラ・アルモニオーサオランダ古楽作曲家シリーズ第3弾!ヴァッセナール:6つのコンチェルト・アルモニコ

ヴァッセナール

「伝ペルゴレージ」で知られた名品
ヴァッセナール伯のイタリア風コンチェルト
その真価を魅せつける快演の登場!

古楽アンサンブル「ラ・スフェラ・アルモニオーサ」による、ウィレム・デ・フェッシュ(CC-72829)、ピーテル・ヘレンダール(CC-72911)に続くオランダ古楽作曲家シリーズ第3弾。ひと昔前はペルゴレージ作とされ、ストラヴィンスキーの『プルチネッラ』に使われた(協奏曲第2番第4楽章→タランテッラ)ことでも有名なヴァッセナールの『コンチェルト・アルモニコ』をライヴ録音。

『コンチェルト・アルモニコ』は1740年にハーグで出版されましたが、作曲者でありオランダの高名な貴族家系の人物であったヴァッセナールが名を明かさずに発表したため、長いこと作曲者が不明でした。当初は出版した人物のカルロ・リッチョッティが作曲者ではないかとされ、20世紀には、曲の内容からペルゴレージ作と推測されていました。1980年にオランダの音楽学者アルバート・ダニングが自筆譜を発見し、ようやく歴史家のみが知っていたヴァッセナールの名が音楽学者にも知られることになったのです。

作品は6曲とも独奏者を置かずアンサンブルとしての協奏を行うタイプで、緩・急・緩・急の4楽章形式で書かれています。弦楽と通奏低音のみのシンプルな編成でイタリア風の美しい旋律にあふれながらも、楽章間で劇的な転調を見せるなど刺激的な側面もありとても充実した曲集。演奏もたいへん力強く聴き応えあり、ヴァッセナールの巧みな筆致がじっくりと堪能できるディスクです。
(キングインターナショナル)

【曲目】
ユニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール(1692-1766):6つのコンチェルト・アルモニコ
第1番 ト長調
第2番 ト長調
第3番 イ長調
第4番 ヘ短調
第5番 変ホ長調
第6番 変ロ長調

【演奏】
マイク・フェントロス(指揮)
ラ・スフェラ・アルモニオーサ

【録音】
2022年10月30日、オランダ、アルクマール
ライヴ録音

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年07月19日 00:00