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マーティン・ジェームズ・バートレット(p)『ラ・ダンス』~アーンのワルツではアレクサンドル・タローと共演!

マーティン・ジェームズ・バートレット

切れ味の良いタッチによる探求によって、新たなる『ダンス』音楽を作りだした演奏

1996年生まれのマーティン・ジェームズ・バートレットは、驚異的なテクニックを持ち、その年齢をはるかに超えた才能と優雅さで演奏し高い評価を得ています。2014年にBBCヤングミュージシャン・オブ・ザ・イヤーを受賞して以来、BBC交響楽団、BBCスコティッシュ交響楽団、ボーンマス交響楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団などのオーケストラと共演。さらにプロムスにも出演。2018/19シーズンには、アンドラーシュ・シフからヴェルビエ音楽祭でのマスタークラスに参加など、さらなる期待が感じられるピアニストとなってきています。
この"ラ・ダンス"と題されたアルバム、まずは2曲のバロック作品から。冒頭のラモーでは、シンプルなガヴォットが次々と形を変えて、バートレットの切れ味の良いタッチによる装飾を加えられながら立ち現れる旋律が魅力。謎めいたタイトルを持つ、クープランのクラヴサン曲集の中で最も知名度の高い「神秘的な障壁」での畳みかけるような音形から香り立つ上品さも味わえます。バロック音楽の形式を借りながらもラヴェルの友人たちへの哀悼の意が込められた「クープランの墓」では、バートレットは流麗なプレリュードから聴き手の耳を引き付け、毅然としたトッカータで全曲を締めくくります。そして2024年に生誕150年を迎えるレイナルド・アーン作品からは『ほどけたリボン』から2曲を紹介。名手アレクサンドル・タローも加わり、少しだけ憂鬱な「気まぐれな運命のたわむれ」、快活な「アルビの黄昏」の2曲のワルツを、華麗な響きをまとわせて演奏しています。しっとりと聴かせるドビュッシーの「アラベスク」とラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」に続き、圧巻の「ラ・ヴァルス」でアルバムを締めくくります。フランス音楽のエスプリと、バートレットの美音を存分に堪能できる1枚です。
(ワーナーミュージック・ジャパン)

【曲目】
1) ラモー: 新クラヴサン曲集第1組曲 イ短調(長調) ~ ガヴォットと6つのドゥーブル
2) F・クープラン:クラヴサン曲集第2巻 第6組曲 ~謎の障壁(神秘的な障壁)
3-8) ラヴェル:クープランの墓 M.68
9-10) レイナルド・アーン:12のワルツ集『ほどけたリボン』~「気まぐれな運命のたわむれ」「アルビの黄昏」
11) ドビュッシー:アラベスク 第1番
12) ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ M.19
13) ラヴェル:ラ・ヴァルス M.72

【演奏】
マーティン・ジェームズ・バートレット(ピアノ)
アレクサンドル・タロー(ピアノ:9-10)

【録音】
2023年3月15-17日
ロンドン、聖サイラス教会

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年12月12日 00:00