ブリュノ・フィリップ/サン=サーンス:チェロ協奏曲&フランク:チェロ・ソナタ、ほか
[harmonia mundi music 公式チャンネルより]
チェロの最強名曲アルバムの登場
驚異的な高解像度
新時代のフランクのソナタ決定盤!!
サン=サーンスの協奏曲&プーランクのソナタ
チェロの新星ブリュノ・フィリップが、名作を贅沢に盛り込んだ1 枚をリリースします。息の長く聴き手を包み込むような歌と、一切のブレのない美しい音色が全開。高く評価されたバッハの無伴奏チェロ組曲(KKC-6530/HMM-902684) に続き、またひとつ世界に名乗りを上げる1 枚の登場です。
フランクのソナタは、驚異的に長いフレーズ感歌い上げるのではなく、どこか夢見ているような瞑想曲のような風合い。タンギ・ド・ヴィリアンクールのピアノは圧巻、完璧かつ、細部のパッセージまでよく聴こえる解像度の高さ。新時代のフランクの名演の登場と申せましょう。
サン=サーンスでは繊細で美しい音色はそのままにダイナミックに歌い弾きまくっており、聴きごたえ大満足。エッシェンバッハとオケも全力でフィリップと対話しています。
プーランクでは、洒脱さなどをところどころにピリッと効かせつつも、ブリュノ・フィリップ独特のどこか夢見がちな雰囲気が漂っており、そこにヴィリアンクールのピアノがプーランクのハーモニーをバチっと響かせた秀演。小品でも息の長い歌がとにかく印象に残ります。
(キングインターナショナル)
[日本語帯・解説付き]
【曲目】
・フォーレ:ロマンス op.69
・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調(ジュール・デルサールによるチェロとピアノ版)
・サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 op.33
・フォーレ:蝶々 op.77
・プーランク:チェロ・ソナタ
・フォーレ:夢のあとに(パブロ・カザルス編)
【演奏】
ブリュノ・フィリップ(チェロ/Gennaro Gagliano, 1760年製)
タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ)
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
【録音】
[サン=サーンス]2020年9月(協奏曲/ライヴ)
[フォーレ、フランク、プーランク] 2022年4月
<ブリュノ・フィリップ>
1993 年、フランス南部のペルピニャン生まれ。パリでラファエル・ピドゥに師事、その後ゲリンガス、イッサーリス、ゲイリー・ホフマン、ウィスペルウェイやハーゲンらに師事して研鑽を積んだ逸材です。2011 年にアンドレ・ナヴァラ国際コンクールでグラン・プリとベスト・リサイタル賞を受賞。2014 年にはミュンヘン国際コンクールで第3 番に入賞しました。2017 年、エリザベート王妃国際コンクール入賞。2018 年、ヴィクトワール・ド・ミュジークの” 器楽天啓(Instrumental Revelation)”受賞。
<タンギ・ド・ヴィリアンクール>
1990 年フランス生まれ。パリ国立高等音楽院でロジェ・ムラロ、クレール・デセール、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのクラスで学び、2008 年のYAMAHA コンクール、2013 年のフォーレ・コンクールで入賞、以降ジャック・ルヴィエ、ケフェレックらのもとでさらに研鑽をつみ、2016 年にジュネーヴ芸術協会の審査員賞、およびオーディエンス賞を受賞。2017-19 のSPEDIDAM ジェネレーションのウィナーとなるなど、ますますの活躍が期待される新星です。
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年12月27日 00:00