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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.260

マイルス・デイヴィス『ポーギーとベス』(1959)

PB

マイルス・デイヴィス (Trumpet、Flugelhorn)
ギル・エヴァンス(Arranger and Conductor)

1958年7月 22、29日、8月4、18日録音

曲目(LP初出時):
01.禿鷹の歌
02.ベスよ,お前は俺のもの
03.ゴーン
04.ゴーン,ゴーン,ゴーン
05.サマータイム
06.ベスよ何処に
07.祈り
08.漁夫と苺と悪魔蟹
09.マイ・マンズ・ゴーン・ナウ
10.ご自由に
11.ほら,蜂蜜売りだよ
12.愛するポーギー
13.ニューヨークへボートが

【アルバム紹介】
1.マイルス・デイヴィスとギル・エヴァンスのコラボ第2弾
2.題材はジョージ・ガーシュウィンのフォーク・オペラ
3.ジャズのラージ・アンサンブルで聴く魅力

今回ご紹介するのはマイルス・デイヴィス&ギル・エヴァンスのコラボレーション第2弾である『ポーギーとベス』になります。

マイルスとギルが競演した第1弾『マイルス・アヘッド』はセールス的にも成功をおさめ、その第2弾として企画されたのが、ジョージ・ガーシュウィン作曲の有名なフォーク・オペラ『ポーギーとベス』 を題材としたジャズ・オーケストラ作品でした。

『ポーギーとベス』は1935年に作曲されたオペラですが、本作のレコ―ディングの頃はその映画版の制作も進行しており、その機運に乗じたアルバム・リリースの意図もあったと思われます。ただ、実際のオペラと比べて、曲順などはあくまでアルバムのオリジナルなものとなっており、ジャズのラージ・アンサンブルで聴く『ポーギーとベス』が楽しめます。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
マイルスのミュート・トランペットが光る“サマータイム”。

“サマータイム”はガーシュウィンを代表曲のひとつであり、オペラの劇中でも象徴的に歌われる1曲で、いろいろなジャンルでも歌われ、演奏されている、スタンダード・ソングとして有名です。劇中では子守唄として歌われています。
本作ではマイルスのミュート・トランペットによってテーマが提示され、バックはギルがアレンジしたクールなオーケストラ伴奏によって曲は進行してゆきます。はっきりとしたテーマが演奏されるのは冒頭だけで、あとは自在なマイルスのプレイが曲を引っ張ってゆきます。
全体を通して、ソロ・パートで映えるマイルスと、ホルンやチューバを取り入れたギルによるジャズ・オーケストラの多彩さを存分に堪能できるアルバムです。

国内盤Blu-spec CD2

タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2024年01月19日 10:00