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ベスティオン&ラ・タンペート/D.スカルラッティ&ドヴォルザーク:スターバト・マーテル(2枚組)


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

ステージパフォーマンス特有の臨場感で蘇る「スターバト・マーテル」2傑作の再解釈!

中世、ルネサンス、バロックなど古楽のレパートリーを、20世紀以降の近・現代音楽と組み合わせたステージパフォーマンスで大きな成果をあげてきたフランスの声楽&器楽アンサンブル、ラ・タンペート。
ALPHAレーベルではその成果の一端を音響面で味わえる注目すべきアルバム制作を続けていますが、本作では作曲された時代が大きく異なる二つの「スターバト・マーテル」の傑作を組み合わせたユニークなプログラムに驚かされます。

555曲を超える鍵盤ソナタで知られるドメニコ・スカルラッティの『スターバト・マーテル』は、指揮者ベスティオンが「古楽のレパートリーで最も美しい作例」と讃える名作で、ルネサンスを意識した多声様式で書かれた異色作。
ベスティオンはまた、大管弦楽を伴うドヴォルザークの『スターバト・マーテル』を思春期に歌う機会を得て大きな衝撃を受けた経験があり、どちらも同じ中世の宗教詩に根ざしたこれら2曲を組み合わせてみたかったと語っています。
後者はドヴォルザーク自身のピアノ譜も参考にベスティオン自身が編曲、ピアノを通奏低音のように使いながら、テオルボを軸にした解釈による前者(こちらもベスティオンが演奏譜を調えています)のバロック様式と驚くほど一貫性ある響きに。十字架で苦しむ我が子=救世主を前にした聖母マリアの嘆きを歌った原詩の真意に迫る独特の音響体験は、指揮者インタビューを掲載した解説(仏・英・独語)と共に味わうことでいっそう深いものとなるでしょう。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757)/シモン=ピエール・ベスティオン編: スターバト・マーテル ~独唱、合唱、弦楽合奏と通奏低音による

アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)/シモン=ピエール・ベスティオン編: スターバト・マーテル ~独唱、合唱、ピアノ独奏と弦楽合奏による

【CD 1】
1. プロローグ ~スカルラッティの『スターバト・マーテル』による
2. スカルラッティ: Stabat Mater dolorosa 立ち尽くす聖母、悲しみにくれて
3. ドヴォルザーク: Stabat Mater dolorosa 立ち尽くす聖母、悲しみにくれて
4. スカルラッティ: Cujus animam gementem 悲嘆にくれるその胸は
5. スカルラッティ: Quis non posset いったい誰が、心を痛めずにおれようか
6. スカルラッティ: Eja Mater, fons amoris おお、聖母よ、愛の泉よ
7. ドヴォルザーク: Qui est homo, qui non fleret いったい誰が、涙を流さずにいられよう
8. ドヴォルザーク: Eja Materm fons amoris おお、聖母よ、愛の泉よ
9. ドヴォルザーク: Fac, ut ardeat cor meum わたしの心に、ひとつの炎を

【CD 2】
1. スカルラッティ: Sancta Mater, istud agas 聖なる母よ、おやりになってください
2. ドヴォルザーク: Tui nati vulnerati あなたの息子は傷めつけられました
3. スカルラッティ: Fac me vere tecum flere どうかわたしも、あなたのそばで泣かせてください
4. 作者不詳/シモン=ピエール・ベスティオン編: Stabat Mater dolorosa 続唱「立ち尽くす聖母、悲しみにくれて」(ソレム修道院のグレゴリオ聖歌による)
5. ドヴォルザーク: Fac, ut portem Christi mortem どうかわたしにも、救世主の死を担わせてください
6. ドヴォルザーク: Inflammatus et accensus 炎にさらされ、焼かれることもある
7. スカルラッティ: Juxta crucem 十字架のそば、あなたのそばにいさせてください
8. スカルラッティ: Inflammantus 炎にさらされ、焼かれることもある
9. スカルラッティ: Fac ut animae どうかこの魂が、浴せるようにしてください
10. スカルラッティ: Amen アーメン
11. ドヴォルザーク: Quando corpus moietur この肉体が滅びる時も

【演奏】
ラ・タンペート(声楽&器楽アンサンブル)
シモン=ピエール・ベスティオン(指揮)
独唱:
アメリー・レゾン(ソプラノ)
アリーヌ・カンタン(アルト)
エドゥアール・モンジャネル(テノール)
フローラン・マルタン(バス)

独奏:
トマ・タケ(ピアノ、ポジティフ・オルガン)
依田幸司、カティア・ヴィエル(ヴァイオリン)
クロエ・パリゾ(ヴィオラ)
クロティルド・ラクロワ(チェロ)
ピエール・リンデルクネヒト(テオルボ)

【録音】
2022年7月23-26日、イル・ド・フランス国立管弦楽団オーディトリアム、アルフォールヴィル(フランス中北部イル・ド・フランス地方)

総収録時間: 93分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年01月25日 00:00