Vampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)|『Only God Was Above Us』米オルタナ・バンド最高峰!5年の沈黙を破る5作目のアルバム
(c)Michael Schmelling
2006年の衝撃デビュー以来、2作目から4作目のアルバムが3作連続で全米アルバム・チャート1位を獲得、更にグラミー賞<最優秀オルタナティブ・アルバム>賞2冠を誇る、米オルタナ・バンド最高峰=ヴァンパイア・ウィークエンドの5年ぶり5作目となる新作アルバム『Only God Was Above Us』。
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輸入盤LP<Alt. Cover Vinyl>
エズラ・クーニグ(Vo/Gt)と、長年のコラボレーターであるアリエル・レヒトシェイドがプロデュースを手掛けた同作は、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、東京でレコーディングされ、5年という年月をかけて完成したアルバム。20世紀のニューヨークに大きなインスピレーションを受けた、コンセプチュアルな内容になっている。2019年~2020年にエズラが歌詞の大部分を書き、そこからじっくり歌詞とメロディーの構成のリワークを重ねて完成した、バンド史上最も大胆な作品でありながら、最もメロディックでもある作品に仕上がっているという。 ジャケット写真は、ニューヨーク出身の写真家=スティーヴン・シーゲルが1988年にニュージャージー州の地下鉄の廃墟で撮影した写真シリーズからの一枚。写真に映っている新聞は、実際に1988年5月1日に付の<ニューヨーク・デイリー・ニュース>紙で、航空機の屋根が剥がれるという事故が起きた、「アロハ航空243便航空機事故」を報じたもの。見出しにある、生存者の「ONLY GOD WAS ABOVE US (=私たちの上には神しかいなかった)」という言葉が、そのまま今作アルバムのタイトルに起用されている。また、アルバム発売直後の4月8日に、テキサス州オースティンのムーディー・アンフィシアターでリリース・ライヴが開催される。北アメリカ大陸横断皆既日食の日であり、ヴォーカル・ギターのエズラ・クーニグの誕生日でもあるこの日に、皆既日食に合わせた超スペシャルなパフォーマンスとなる予定だ。
ヴァンパイア・ウィークエンドは2006年にニューヨークのコロンビア大学で結成され、米インディー・レーベル<XL Recordings>からアルバムを3作リリース。2作目『コントラ』(2010年)と3作目『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』(2013年)が2作連続全米アルバム・チャート1位を獲得し、インディーズ・シーンに留まらず、ゼロ年代のUSオルタナ・シーンを代表するバンドに。2019年にはコロンビア・レコードへ移籍し、約6年振りアルバム『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』をリリース。同作でバンド史上3度目の全米1位を獲得し、グラミー賞<最優秀オルタナティブ・アルバム>賞を受賞。2022年7月には<フジロック・フェスティバル>にヘッドライナーとして出演した。5年間の沈黙を破り、遂に再始動するヴァンパイア・ウィークエンド。今後の動向から目が離せない。
■収録曲
1. Ice Cream Piano
2. Classical
3. Capricorn
4. Connect
5. Prep-School Gangsters
6. The Surfer
7. Gen-X Cops
8. Mary Boone
9. Pravda
10. Hope
11.Broken Washing Machine (国内盤ボーナストラック)
12.Gen-X Cops (Acoustic) (国内盤ボーナストラック)