イ・テッキ&イ・ヒョク『韓国の若き音楽家たち2019 Vol.2』
韓国のクラシック・レーベル、実力派アーティストの発掘、紹介を行う「K-CLASSICシリーズ」!
韓国の公共放送局である「KBS(韓国放送公社)」が企画した「韓国の若き音楽家たち」の2019年版に抜擢されたイ・テッキとイ・ヒョク。それぞれのソロ演奏をカップリングした当ディスクは、韓国のピアノ界が世界でも有数の才能の宝庫であることを改めて強く印象付けてくれることでしょう。
イ・テッキは1996年生まれ。2014年に開催されたイギリスのヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクールで最年少優勝を果たし、ヨーロッパ各地にその名を響かせた秀才。アメリカではジュリアード音楽院とカーティス音楽院で研鑽を積み、名教師ロバート・マクドナルドの指導の下で飛躍を遂げています。
韓国国内でも2018年6月に当初予定されていたソリストの突如のキャンセルにより、富川(プチョン)フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会に緊急登壇。圧巻のラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を披露し大喝采を浴びています。
イ・ヒョクは2000年生まれ。2021年の第18回ショパン国際ピアノ・コンクールにおいてファイナリストに選出されており、その演奏は記憶に新しいところ。
2016年に16歳で第10回パデレフスキ国際ピアノコンクール第1位、2018年の第10回浜松国際ピアノコンクールでは第3位を受賞し順調に歩みを続け、2022年のロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクールのピアノ部門では亀井聖矢との同時優勝に輝き大きな話題を呼びました。
ロシアのウクライナ侵攻後はモスクワ音楽院からフランス、パリのエコールノルマル音楽院へと研鑽の場を移し、さらなる飛躍を目指しています。
(東京エムプラス)
[日本語曲目表記オビ付き]
[解説日本語訳&日本語曲目表記オビ付き]
解説:ハ・ジスク(日本語訳:嵯峨山みな子)
『韓国の若き音楽家たち2019 Vol.2 ~ イ・テッキ&イ・ヒョク』
【収録内容】
イ・テッキ(ピアノ)
1. チャイコフスキー:《6つの小品》より夜想曲 Op.19-4
2. チャイコフスキー:ロマンス Op.5
3-5. プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 Op.83
イ・ヒョク(ピアノ)
6-12. チャイコフスキー(プレトニョフ編):演奏会用組曲《くるみ割り人形》
13. スメタナ(アンリ・カン編):ブルタヴァ(モルダウ)
【演奏】
イ・テッキ(ピアノ)
イ・ヒョク(ピアノ)
【録音】
2019年3月-8月、KBS Studio 16(韓国)
※プロデューサー:キム・ギョンジョン
※オーディオ・エンジニア(KBS Studio 16):キム・ソンヒョン、キム・ジョンチャン、チャン・ファンリ
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年02月20日 00:00