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ドヴィ・エルリー『ザ・ライヴ・アーカイヴス・イン・フランス』~ロン=ティボー優勝翌年のラロ:スペイン交響曲!

ドヴィ・エルリー

フランス国立視聴覚研究所音源提供
ドゥヴィ・エルリーがロン=ティボー優勝翌年に演奏した
ラロのスペイン交響曲が日の目を見る!
エンゲラーと共演した「スプリング・ソナタ」も必聴!


フランス国立視聴覚研究所(INA)からのライセンスでディスク化を進めているスペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」。当アルバムはフランスの名ヴァイオリニスト、ドゥヴィ・エルリーの正規初出音源でラロのスペイン交響曲、J.S.バッハのヴァイオリン・ソナタ ホ短調 BWV1023、そしてベートーヴェンのスプリング・ソナタです!

1955年にロン=ティボー国際音楽コンクールで優勝し、ソリストとしての活動を始めたエルリー。同年初来日を果たし、日本の聴衆にも情熱的な演奏を届けました。ヨーロッパを中心とした演奏活動の傍ら、1960年代後半にはマルセイユ音楽院の教授に、また1982年にはパリ音楽院の教授に就任し、後進の育成にも力を注ぎました。

商業録音が極めて少ないエルリー。そのため、INAに保管されている放送用の公開収録音源は非常に貴重です。ラロのスペイン交響曲はロン=ティボー優勝の翌年、1956年の演奏。完璧といえるテクニックと自由な歌いまわしはエルリーならでは。名指揮者マニュエル・ロザンタールの好サポートを得て堂々たる演奏を聴かせます。最終楽章の最後の一音を待たずに熱狂的な聴衆の拍手からも熱演であることが感じられます。

チェンバロ奏者ロベール・ヴェイロン=ラクロワとのバッハのホ短調のソナタでは抒情的な歌わせ方で弾き、ブリジット・エンゲラーとのスプリング・ソナタでは音楽的対話を楽しむように演奏しております。今では聴くことのできない20世紀の大ヴァイオリニスト、エルリーが奏でる美音をご堪能ください。
※日本語解説はつきません。
(キングインターナショナル)

【曲目】
(1)ラロ:スペイン交響曲 ニ短調 Op.21(第3楽章カット)
(2)J.S.バッハ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1023
(3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「春」 Op.24

【演奏】
ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)
(1)マニュエル・ロザンタール(指揮)、フランス国立放送管弦楽団
(2)ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(チェンバロ)
(3)ブリジット・エンゲラー(ピアノ)

【録音】
(1)1956年5月10日、(2)1961年12月18日/フランス国立放送局内スタジオ(パリ)【モノラル/公開収録】
(3)1981年3月5日/メゾン・ド・ラ・ラジオ内スタジオ106【ステレオ/公開収録】
Previously unissued recordings
Licensed by INA

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年03月12日 12:00