イジー・バールタ&テレジエ・フィアロヴァー『ヤナーチェク』~ヴァイオリン・ソナタ(チェロ編曲版)、おとぎ話、ほか
色濃い民族色を見事に表現!!
名手イジー・バールタが
オール・ヤナーチェク・プログラムに挑む!
チェコを代表するチェリスト、イジー(イルジー)・バールタ。2021 年のコロナ禍にテレジエ・フィアロヴァーと録音したベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集(ANI-101)が高い評価を得ています。同コンビによる新譜はオール・ヤナーチェク・プログラム!このアルバムではヴァイオリンとピアノのために書かれた有名なソナタ、ドゥムカ、ロマンスも収録。ヴァイオリン・パートはバールタによってチェロ用に編曲され、当編曲版は世界初録音となります。ヤナーチェクはライプツィヒ留学中にドゥムカとロマンスを作曲。初期作品らしい古典主義、ロマン主義的な作風のこれらの作品は、チェロ演奏で聴くとより切なく哀愁漂う旋律が際立ちます。
ヴァイオリン・ソナタは1913年に作曲。その後21年に改訂し、翌22年に決定稿を発表。のちヤナーチェクの代表作となりました。当録音では調性とピアノ・パートはそのままに、ヴァイオリン・パートは基本1オクターブ下げて編曲しています。第1楽章冒頭から非常にインパクトの強い東洋的な音階を色濃く演奏。バールタ、フィアロヴァーが感情豊かに表現しております。
このアルバムにはヤナーチェクがチェロとピアノのために作曲した作品《おとぎ話》も収録。当初4楽章で作曲するも後に3楽章構成に変更。その外した楽章が「アダージョ」で、当アルバムにはその作品も収録。チェロで聴くヤナーチェク。要注目のアルバム・リリースです!
※LPにはCD(ANI-122)に収録されているアダージョ JW VII/5は収録されていません。
(キングインターナショナル)
【曲目】
ヤナーチェク:
ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7*
おとぎ話 JW VII/5
ドゥムカ JW VII/4*
ロマンス JW VII/3*
アダージョ JW VII/5*
プレスト JW VII/6
*=イジー・バールタによるチェロ編曲版
【演奏】
イジー・バールタ(チェロ/Dietmar Rexhausen 2012)、
テレジエ・フィアロヴァー(ピアノ/Steinway & Sons C227)
【録音】
2023年8月/アトリウム・ナ・ジシコヴェ(プラハ)
セッション録音
【曲目】
ヤナーチェク:
【Side A】
ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7*
ロマンス JW VII/3*
【Side B】
おとぎ話 JW VII/5
ドゥムカ JW VII/4*
プレスト JW VII/6
*=イジー・バールタによるチェロ編曲版
【演奏】
イジー・バールタ(チェロ/Dietmar Rexhausen 2012)、
テレジエ・フィアロヴァー(ピアノ/Steinway & Sons C227)
【録音】
2023年8月/アトリウム・ナ・ジシコヴェ(プラハ)
セッション録音