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ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管、ベンヤミン・シュミット/ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、アンダンテ・カンタービレ(リスト編)

ベンヤミン・シュミット

ハーゼルベック率いるウィーン・アカデミー管の注目盤
ベンヤミン・シュミットがベートーヴェンの協奏曲を録音!
なんと全楽章ヴュータン作のカデンツァで演奏!!
カップリングは
リスト編のベートーヴェンの「アンダンテ・カンタービレ」


マルティン・ハーゼルベック率いるウィーン・アカデミー管弦楽団の最新盤は、天才ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットを独奏に迎えたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とリストがオーケストラ用に編曲したベートーヴェンのアンダンテ・カンタービレです!

1968 年ウィーン生まれのシュミットは、数多くの国際コンクールで優勝。なかでも1992 年に開催されたカール・フレッシュ国際ヴァイオリンコンクールでは、第1 位、最優秀モーツァルトおよびベートーヴェン協奏曲賞、そして観客賞を受賞するなど、若くして圧倒的な存在感を示しました。

積極的な演奏活動に並行して多くのレコーディングでも知られるシュミットは、バッハから現代、そしてジャズ・即興まで、クラシック・ヴァイオリニストとして最も豊かなレパートリーで聴衆を魅了しております。そのシュミットがついにベートーヴェンの協奏曲を録音!ハーゼルベックの的確な解釈の元、名門ウィーン・アカデミー管弦楽団と奏でるベートーヴェンは格別で、流麗なヴァイオリンの音色は当代随一の演奏家だからこその表現といえます。

さらに注目は全楽章ヴュータン作のカデンツァで演奏していること!フランスで活躍したベルギーのヴァイオリニスト・作曲家アンリ・ヴュータン(1820-1881)は、1830 年代にシューマンやシュポアと親交を結び、のちにヴァイオリニスト、作曲家として活躍。晩年はイザイなどのヴァイオリニスト、作曲家を輩出しています。
ヴュータンといえば美しい旋律と演奏効果が見事にあらわれた華やかな作品で知られますが、ベートーヴェンのカデンツァでもヴュータンらしさが随所に現れます。
敬愛するベートーヴェンへのオマージュともいえる名カデンツァ。当演奏を聴けば、全楽章ヴュータンのカデンツァを採用したシュミットの意図がよくわかります。大歓迎の録音といえましょう!

カップリングのアンダンテ・カンタービレについてハーゼルベックは「すでにヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして活躍していたリストは、1837 年から1864年にかけて、ベートーヴェンの交響曲全曲をピアノ独奏用に編曲。また『大公』の名で知られるベートーヴェンのピアノ三重奏曲第7 番 変ロ長調 Op.97 の第3 楽章「アンダンテ・カンタービレ」を管弦楽版に編曲しています。シューベルトのさすらい人幻想曲(ピアノとオーケストラ版) と並んで、このアンダンテ・カンタービレの編曲は、作曲家リストが独自にして優れた管弦楽法を習得していることを証明しています」と語っています。
(キングインターナショナル)

輸入盤

DDD
ディジパック仕様
54'15

 

国内仕様盤

[日本語帯・解説付き]
DDD
ディジパック仕様
54'15

 

【曲目】
1.ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61【全楽章のカデンツァ:アンリ・ヴュータン】

2.ベートーヴェン(リスト編曲による管弦楽版):アンダンテ・カンタービレ
(原曲:ピアノ三重奏曲第7 番 変ロ長調 Op.97の第3楽章)

【演奏】
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)(1)
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
ウィーン・アカデミー管弦楽団

【録音】
ライヴ録音:(1)2020年8月8日/ブルックナーハウス、リンツ(オーストリア)
(2)2022年10月24日/ライディング・リスト音楽祭(オーストリア)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年04月24日 00:00