カルヴィン・アブディエル(p)『主題と変奏』~「ピアノマン」と呼ばれるインドネシア系オーストラリア人ピアニストがデビュー!
コンクール入賞の"卓越したピアノの権威"が超難曲に挑んだデビュー・アルバム
オーストラリア人から「ピアノマン」と呼ばれ、「卓越したピアノの権威」と評されたインドネシア系オーストラリア人ピアニスト、カルヴィン・アブディエルのデビュー・アルバムが発売されます。アブディエルは2021年のシドニー国際ピアノ・コンクールで第3位となり、オーストラリア人ピアニストとして史上最高位を獲得しました。現在、国際的に最も優れた若手演奏家の一人として確固たる地位を築き、オーストラリア、オーストリア、ロシア、インドネシア、ドイツ、デンマーク、スイスなど、多くの国で行った演奏で注目を集めています。このアルバムでは3人のロマン派作曲家による技術的に難易度の高い3つのピアノ作品を披露しています。すべて主題と変奏の形式に基づいた作品です。シューマンの恐ろしく挑戦的な『交響的練習曲』では、アブディエルが遺作の変奏曲を自身で挿入しています。同様に多くを求められるリストの『「ドン・ジョヴァンニ」の回想』はモーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』からの3つのメロディを基にしており、最後はクララ・シューマンが「魔女の変奏曲」と呼び、「演奏不可能」とまでいわれたブラームスの『パガニーニ変奏曲』で締めくくられます。
カルヴィン・アブディエルは2001年インドネシア生まれ。5歳からクラシック音楽に興味を示し、2011年にオーストラリアに移住し、シドニー音楽院で学びました。現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で修士号を取得中です。
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)
【曲目】
1) シューマン:交響的練習曲Op.13(遺作変奏曲付き)
2) リスト:モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』の回想S,418
3) ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35(第1巻&第2巻)
【演奏】
カルヴィン・アブディエル(ピアノ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年06月04日 00:00