ヴィキングル・オラフソン『Continuum』~バッハの宗教曲のピアノ編曲集を2種類のLPで発売
バッハの大作でツアー中のピアニストがこの作曲家への思いを新たに伝える新作を発表
ヴィキングル・オラフソンは2023/24年のシーズンにJ.S.バッハの大作『ゴルトベルク変奏曲』を演奏するツアーを6大陸で行っています。そしてその間にバッハの曲を新たに6曲リリースすることが発表されました。
このアルバム『Continuum』は、2024年1月にレイキャヴィクのハルパ・コンサートホールで録音されました。すべてバッハの宗教曲のピアノ編曲で、6曲のうちの4曲をオラフソン自身が編曲しています。これらの珠玉の録音で、オラフソンは改めてバッハの音楽に対する深いつながりを明らかにしています。
ヴィキングル・オラフソンは1984年アイスランド生まれ。伝統的なコンサート・ピアニストであると同時にコンテンポラリー・コンポーザーたちとコラボレーションを行うなど新たな世界を切り拓いているアーティストで、数々の賞を受賞しています。
(ユニバーサルミュージック)
【曲目】
《LP》
J.S.バッハ:
[Side A]
1) カンタータ第159番『見よ、われらエルサレムにのぼる』BWV159より第4曲:Es ist vollbracht(V.オラフソンによるピアノ編)
2) カンタータ第21番『わが心には憂い多かりき』BWV21より第2曲:わが心には憂い多かりき(Ich hatte viel Bekümmernis)(V.オラフソンによるピアノ編)
3) カンタータ第150番『主よ、われ汝を仰ぎ望む』BWV150より第2曲:主よ、われら汝を仰ぎ望む(Nach dir, Herr, verlanget mich)(V.オラフソンによるピアノ編)
[Side B]
1) 古き年は過ぎ去りぬ(Das alte Jahr vergangen ist)BWV614(G.クルターグによる4手ピアノ編)
2) カンタータ第12番『泣き、嘆き、憂い、慄き』BWV12より第2曲:泣き、嘆き、憂い、慄き(Weinen, Klagen, Sorgen, Zagen)(V.オラフソンによるピアノ編)
3) 来たれ、甘き死(Komm, süßer Tod)BWV478(『オルガン小曲集』より)(H.バウアーによるピアノ編)
【演奏】
ヴィキングル・オラフソン(ピアノ)
ハッラ・オッドニイ・マグヌスドッティア(ピアノ)(Side B: 1)
【録音】
2024年1月10日、アイスランド、レイキャヴィク、ハルパ・コンサートホール