Naxos~2024年9月第1回発売新譜情報(3タイトル)
今回は3枚のアルバムとしてナクソスからリリースした『ジェネシス』のキーボード奏者トニー・バンクスのオーケストラ作品がセットになって再発売。ほか、ガブリエル・シュヴァーベのベートーヴェン、チェロとピアノの作品集第1集、ヨアヒム・ラフ最後の歌劇《嫉妬深い人々》の世界初録音を含むCD3タイトルがリリースされます。
トニー・バンクス(1950-):7・6・5 - オーケストラのための18作品(3枚組)
マイク・ディクソン(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ポール・イングリッシュビー(指揮)プラハ市フィルハーモニー管弦楽団、ほか
70年代のプログレッシブ・ロックのレジェンド『ジェネシス』のキーボード奏者トニー・バンクス。彼は以前からオーケストラのサウンドにも魅了されており、まずサウンドトラックの作曲で成功を収めたのち、2002年に「セヴン」、2011年に「シックス」、2014年に「ファイヴ」を書き上げ、これまで3枚のアルバムとしてナクソスからリリースしました。今回、その3作品がセットになって再発売されます。どれも、特定のクラシックの形式等を意識したものではない、バンクス・ワールドというべきものになっています。各曲のオーケストレーションはバンクス自身が監修し、彼が求めた理想の音に仕上げています。「セヴン」と「ファイヴ」ではバンクス自身が演奏するピアノにも注目です。
※参加アーティストたちの写真を掲載した20ページの美麗ブックレット(英語のみ)が付属します。
(ナクソス・ジャパン)
ベートーヴェン:チェロとピアノの作品全集 第1集 - チェロ・ソナタ第1番、第2番/モーツァルトの《魔笛》による変奏曲
ガブリエル・シュヴァーベ(チェロ)、ニコラス・リンマー(ピアノ)
フォイアマン、ロストロポーヴィチ、フルニエ、名手の名を冠した3つの国際チェロ・コンクールで受賞経験を持つガブリエル・シュヴァーベによるベートーヴェンのチェロ作品全曲録音の第1集。このアルバムでは、20代半ばのベートーヴェンがデュポール兄弟と初演、フリードリヒ・ヴィルヘルム2世に献呈したソナタ第1番、第2番と、モーツァルトの歌劇《魔笛》のアリアに基づく2作の変奏曲を収録。1695年製のジュゼッペ・グァルネリのチェロを駆使して、共演のイギリスのピアニスト、ニコラス・リマーとともに、若々しく情感豊かな表現で聴かせます。
(ナクソス・ジャパン)
世界初録音
ヨアヒム・ラフ:歌劇《嫉妬深い人々》 全3幕 WoO 54(1881-82)(2枚組)
ヨーナス・ピトカネン(指揮)オーケストラ・オヴ・ヨーロッパ
ヨアヒム・ラフが死の数週間前に完成させた最後の歌劇《嫉妬深い人々》。舞台で上演される見込みもないまま書き上げたこの作品は、他愛もない筋書きを持つ2時間以上の滑稽劇で、イタリアのベルカントとモーツァルトのオペラの影響が感じられます。登場人物は貴族階級のカップル2組、召使いのカップル1組、そして家父長的なドン・ジェロニモの計7名で構成されており、召使役の2人が物語を進行させる重要な役割を果たします。ドイツ・オペラを得意とするマティアス・バインとミリヤム・フェスラーをはじめとした歌手たちの見事な歌唱を収録。世界初録音。
(ナクソス・ジャパン)
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カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年08月08日 00:00