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Naxos~2024年9月第2回発売新譜情報(5タイトル)


[ヴラニツキー:管弦楽作品集第7集/Naxos Music 公式チャンネルより]

今回はブラジルの作曲家クラウジオ・サントロの交響曲集第4集となる交響曲第4番、第6番に、モーツァルトの同時代作曲家ヴラニツキーの管弦楽作品集第7集、ムソルグスキーの未完歌劇《ソロチンスクの定期市》をファブリース・ボロンが再編したアルバム、リストのピアノ曲全集第63集、ピアソラのギター音楽集の世界初録音を含むCD5タイトルがリリースされます。

クラウジオ・サントロ:交響曲全集 第4集 - 交響曲第4番、第6番 他
ニール・トムソン(指揮)ゴイアス・フィルハーモニー管弦楽団、他

ブラジルを代表するシンフォニストであるクラウジオ・サントロの交響曲全集。この第4集には1950年代の4作品が収録されています。「愛と平和の歌」はサントロがセリエリズムから民族主義へ移行を試みていた時期の作品。交響曲第4番は彼の作品の中で人気あるものの一つ。ソ連で出版・録音され、ハチャトゥリアンやカバレフスキーが熱烈に支持しました。交響曲第6番は、緩徐楽章とスケルツォを速い楽章がはさむ4楽章形式の古典的な形式にモダンな音楽を盛り込んだ作品。サントロはまた、いくつかの協奏的作品も作曲しており、1951年のサクソフォンのための「協奏的ショーロ」では彼特有のノリのよいリズムと、巧みなオーケストレーションが映えています。1959年から1960年にかけて作曲された《ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲》は1980年に改訂、彼自身の指揮で初演。この幻想曲は切れ目のない2つの部分からなり、抒情的な前半部と技巧的な後半部で構成されています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):管弦楽作品集 第7集 ー 交響曲 ニ長調「トルコ音楽風」、交響曲 ハ長調 他
マレク・シュティレツ(指揮)チェコ室内管弦楽団パルドビツェ

モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキー。20歳の時にウィーンに移住し、ハイドンやモーツァルトと交流を深めウィーン音楽界における重要な作曲家になった彼は、皇帝フランツ2世の妻マリア・テレジアのお気に入りとなり、彼女からしばしば宮廷の祝典音楽や、舞台作品の作曲を依頼されました。同い年生まれのモーツァルトとも交友を深め、モーツァルトの死後は未亡人コンスタンツェが亡き夫の作品を出版するための手助けをしたことでも知られています。このアルバムでは2曲の交響曲と、歌劇からの序曲、シンフォニアを収録。どれも彼の巧みな管弦楽法が発揮されており、なかでも「交響曲ニ長調」の最終楽章には、トライアングル、シンバル、トルコ式のドラムを採り入れたことで、当時流行していた「トルコ音楽」風の響きが存分に味わえます。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
モデスト・ムソルグスキー(1839-1881):歌劇《ソロチンスクの定期市》/歌劇《サランボー》組曲(2枚組)
ファブリース・ボロン(指揮)リリーズ・プロジェクト、他

モデスト・ムソルグスキーの未完となった歌劇《ソロチンスク(ソローチンツィ)の定期市》。ニコライ・ゴーゴリの原作をもとに、ムソルグスキー自身が台本を作成したこの歌劇は、恋愛にまつわるごたごたと悪魔の呪いが交錯するコメディーです。彼の死後、何人かの作曲家が作品の補筆を行いましたが、このファブリース・ボロンの版はムソルグスキーによる音楽だけを用いた室内楽伴奏版です。アルバムには同じボロンが《サランボー》の音楽を演奏会用組曲に編んだものを収録。こちらはムソルグスキーがフローベールの同名小説をもとに作曲、未完のまま終わった彼の初の歌劇です。「テーマとアイデアの美しさ」がリムスキー=コルサコフに称賛されました。
(ナクソス・ジャパン)

フランツ・リスト(1811-1886):ピアノ曲全集 第63集 - クリスマス・ツリー 他
ヴォイチェフ・ヴァレチェク(ピアノ)

NAXOSのリスト:ピアノ曲全集、第63集は、1876年の『クリスマス・ツリー』初稿を中心に晩年の小品を収録しています。
リストが孫娘ダニエラのために作曲した『クリスマス・ツリー』は、伝統的なキャロル、子供から見たクリスマス、大人の思い出の3つのグループに分かれています。現在一般的に演奏されているのは1882年の改訂版ですが、ここでは初稿を演奏しています。悲しみのゴンドラ II「エレジー第3番」は、リストがリヒャルト・ワーグナーの死を予感して作曲した作品で、ここには1882年の初稿と1883年の改訂版を収録(その後の改訂版も存在します)。「子守歌」は弟子のために作曲されたシンプルな旋律の作品で、1958年に初めて出版されました。エレジー第1番「墓の中の子守歌」は、リストが弟子のマリー・ムハノフに捧げた作品で1875年に発表されました。「ペテーフィの追悼に」は、ハンガリーの詩人シャーンドル・ペテーフィを題材にした作品です。「皇帝ヴィルヘルム!」は、リストが皇帝ヴィルヘルム1世との謁見後に作曲したと考えられる短い行進曲で、2003年まで出版されることはありませんでした。『ハンガリーの歴史的肖像』第7曲「ミハーイ・モショニ」は、ハンガリー文化を讃えた晩年の曲集の中の1曲で、ミハーイ・モショニは作曲家。「諦め」はオルガン作品として知られていますが、ここではピアノ用に改訂された第2稿を収録。「コサックの歌」は、リストの友人ザモイスカ伯爵夫人の蔵書から発見された短く華やかな作品。1960年に初めて自筆譜が出版されました。
ポーランド出身でリスト作品を得意とするヴォイチェフ・ヴァレチェクの演奏です。
(ナクソス・ジャパン)

ピアソラ:ギター音楽集 - タンゴ組曲、オブリビオン、天使の死、タンゴ・エチュード
ユーリ・リベルゾン(ギター)

タンゴにクラシックやジャズの要素を融合させた「タンゴ・ヌエボ」を生み出したアストル・ピアソラの名曲をギターで演奏したアルバム。収録されているのは、ギター・デュオのアサド兄弟のために作曲された「タンゴ組曲」、ピアソラ初のギター曲「5つの小品」のほか、リベルソンによる「オブリビオン」の編曲、ブローウェルによる「天使の死」の編曲、バルエコによる「タンゴ・エチュード」です。どの曲もギターの幅広い音域を生かした編曲が聴きどころ。アメリカ西海岸で意欲的な活動を繰り広げるユーリ・リベルゾンンによる演奏です。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年08月22日 00:00