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豊増昇 CD『偉人を生んだ偉人、ピアニスト豊増昇』2024年9月4日発売~小澤征爾のピアノの師匠、豊増昇のバッハ

豊増昇

《小澤征爾追悼企画》
小澤征爾のピアノの師匠、豊増昇のバッハ。


当初ピアニストをめざした少年小澤征爾に指揮者への道を照らした豊増昇。それだけではなく、豊増自身も日本人として初めてベルリン・フィルの定期演奏会(1956年)へ招かれた伝説のピアニストであった。この二人に焦点を当てた片山杜秀の解説と共に、世界的にも高い評価を得ていた豊増のバッハを聴く。
(キングレコード)

【収録曲】
J.S.バッハ:
パルティータ第3番イ短調BWV827
フランス組曲第5番ト長調BWV816
イタリア協奏曲ヘ長調BWV971

【演奏】
豊増昇(ピアノ)

【録音】
1968・4・15(パルティータ)、1968・5・17(フランス組曲、イタリア協奏曲)
以上キング音羽第2スタジオ,東京

豊増昇(プロフィール)

1912年:5月23日佐賀市生まれ
1933年:東京音楽学校器楽科卒。1935年:同校研究科修了
1936-38年:ベルリン・ホッホシューレ(ベルリン音楽大学)に留学、レオ・シロタ、フレデリック・ラモンドに師事。
1940年:ベートーヴェンのソナタ全曲演奏会
1942-43年:東京音楽学校助教授。1943-46年:同校教授
1950年:バッハのピアノ曲全曲演奏会(15回連続演奏会)を開いて、日本におけるバッハ演奏の権威となった。
1952年:ドイツ新バッハ協会会員。以後、ライプツィヒのバッハコンクールの審査員をつとめる。
1952-61年:京都市立音楽短期大学教授
1956年:日本人ピアニストとして初めてベルリン・フィルの定期演奏会に出演(指揮はカイルベルト、曲はフランクの交響的変奏曲)
1959年:武庫川女子大音楽部長
1961年:日本芸術院賞受賞(授賞賞理由:「洋楽(ピアノ)永年にわたるピアノ運動、特にバッハの演奏に対し」))
1962年:日本芸術院会員
1975年:10月9日肺がんのため死去。享年63。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年09月02日 00:00