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Naxos~2024年10月第1回発売新譜情報(8タイトル)

フォーレ



今回はロマン・デシャルムが演奏するフォーレとプーランクの「ピアノとオーケストラの作品集」に、バンベルク交響楽団の首席ホルン奏者、クリストフ・エスのリヒャルト・シュトラウス:ホルン協奏曲、ヤンヤン&杭州フィルによるイェ・シャオガンの作品集、トランペット奏者トーマス・ライナーの「イタリア・バロックの協奏曲集」、レスピーギ:管弦楽伴奏歌曲集など、世界初録音を含むCD8タイトルがリリースされます。

フォーレ:バラード、幻想曲/プーランク:ピアノ協奏曲、オーバード
ロマン・デシャルム(ピアノ)、ミヒャエル・ハラース(指揮)マルメ歌劇場管弦楽団

フォーレとプーランク、フランスの二人の作曲家によるピアノとオーケストラの作品集。フォーレのバラードは優雅で控え目な雰囲気で始まるも、最後はリストを思わせる華やかなパッセージで曲を閉じます。幻想曲は円熟期の作品らしく、ピアノの動きは控え目ながらもフォーレ独自の和声進行が用いられた流麗な旋律を持っています。「オーバード」はピアノと18の楽器のために書かれた舞踏を伴う作品。神話のエピソードを元にしたシナリオをプーランク自身が作って作曲しました。ストラヴィンスキーの影響が垣間見えます。
2006年に開催されたダブリン国際ピアノコンクールの優勝者で、NAXOSにはサン=サーンスのピアノ協奏曲全集などの録音がある名手、ロマン・デシャルムが端正なピアニズムで作品の魅力を引き出しています。
(ナクソス・ジャパン)

リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):黄金の地平線 - ホルン協奏曲集第1番、第2番/4つの最後の歌
クリストフ・エス(ホルン)、ソーニャ・ゴルニク(ソプラノ)、クリストファー・ウォード(指揮)アーヘン交響楽団

18歳のリヒャルト・シュトラウスが作曲した「ホルン協奏曲第1番」は、ミュンヘン宮廷楽団の首席ホルン奏者を務めた父フランツに捧げられた作品です。シュトラウスは幼い頃からホルンに親しみ、12歳の時に「アルプホルン」、24歳の時に「アンダンテ」を作曲(このアルバムにはL. オプファーマンによる室内オーケストラ伴奏版が収録されています)、また以降のオーケストラ作品でもホルンは重要な役割を果たしており、この楽器に深い愛着を抱いていたことが感じられます。老境に差し掛かったシュトラウスは、2番目のホルン協奏曲を完成させ、「父の思い出に捧ぐ」として1943年にザルツブルク音楽祭で初演。この協奏曲は第1番と同じ変ホ長調で書かれており、モーツァルトを思わせる懐古的な曲調の中で、ホルンが超絶技巧を駆使して旋律を堂々と歌い上げる、若々しいダイナミズムを持った作品です。エーベルハルト・クロークによる室内オーケストラのための『4つの最後の歌』の編曲は、この晩年の名作に透明感溢れる新たな魅力を加えています。「九月」の最後のホルン・ソロも印象的。
独奏はバンベルク交響楽団の首席ホルン奏者を務めるクリストフ・エス。ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)、リヒャルト・シュトラウス・コンクールなど、多くの国際コンクールで賞を受賞、2010年にはホルン四重奏団「ジャーマン・ホルンサウンド」を創設し、室内楽奏者としても活躍しています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
イェ・シャオガン(1955-):言葉のない告別の歌、消失的銀杏
ヤンヤン(指揮)杭州フィルハーモニー管弦楽団、他

1955年に上海で生まれたイェ・シャオガンは、現代中国を代表する作曲家の一人です。彼は、自作に中国の民間伝承のエピソードや風景、自然などのモチーフを取り入れることで知られ、演奏会用の音楽だけでなく、数多くの映画音楽でも権威ある賞を受賞するなど、その作品は高く評価されています。
このアルバムには2つの作品を収録。「言葉のない告別の歌」は、精緻で美しいメロディーと洗練されたオーケストレーションが特徴で、芸術的創造のインスピレーションや死というテーマに深く迫ったストーリー性のある作品です。琵琶や京胡、笛など、中国の伝統的な楽器が巧みに用いられています。
「消失的銀杏」は、イェ・シャオガンが愛する「イチョウの木」をモチーフにした植物シリーズの最新作。優雅で繊細な音色の変化が美しいこの曲には、中国に数億年前から存在するイチョウへの想いが込められるとともに、未知のものに対する人間の探究心と好奇心、そして人間と自然の相互依存への関心、さらに人間の心の奥底にある美への深い洞察が表現されています。
(ナクソス・ジャパン)

イタリア・バロックのトランペット協奏曲集 – ヴィヴァルディ、コレッリ、アルビノーニ 他
トーマス・ライナー(トランペット)、インテルプレーティ・ヴェネツィアーニ(ヴェネツィア室内合奏団)

前作『ドイツ・バロックのトランペット協奏曲集』(8.551419)の演奏がFanfare誌によって「第一級で活気に満ちている」と評されたトーマス・ライナー。今作ではイタリア・バロックの作品に挑みます。いずれも速い楽章での華麗な技巧と緩徐楽章での息の長い歌がききものです。アルビノーニの見事な装飾音や、ヴィヴァルディの協奏曲で聴かれる輝かしい技巧など、それぞれの作曲家のユニークな個性が前面に表れています。また、ドメニコ・サッリの「シンフォニア」は世界初録音となります。
トーマス・ライナーは1969年ドイツ生まれ。12歳の時にモーリス・アンドレの演奏に触れたことで奏者を志し、活躍してきました。バックをつとめるインテルプレーティ・ヴェネツィアーニ(ヴェネツィア室内合奏団)は1987年創設のヴェネツィアのモダン楽器アンサンブル。ヴィヴァルディの作品を得意とするほか、現代作品や古典派作品の演奏にも定評があります。
(ナクソス・ジャパン)

一部世界初録音
オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):管弦楽伴奏歌曲集 - 子守歌、日没、3つの歌曲 他
アレッサンドラ・ヴィセンティン(コントラルト)、サルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオ(指揮)ニューヨーク室内管弦楽団

レスピーギによる声楽とオーケストラのための作品集。モンテヴェルディの失われたオペラ《アリアンナ》の一部として伝わる「アリアンナの嘆き」にレスピーギがオーケストレーションを施したものは、レスピーギの評価を高めました。「子守歌」は1902年に作曲された弦楽器のための小品。ワーグナーを思わせる「日没」と「アレトゥーザ」は、いずれもイングランドの詩人シェリーの詩に基づいており、『ローマの泉』の前兆ともいえるドラマティックな雰囲気を持っています。『3つの歌曲』は、もともとメゾソプラノとピアノのために別々に作曲された3つの歌曲をまとめたもので、レスピーギ自身がオーケストレーションを行うも未完となっていた曲集。「霧」と「雨」は、パヴァロッティの歌唱でも知られています。レスピーギの作品カタログ編纂者がこの曲集を発見し、作品リスト出版後に新たにP.99aと附番し追加。作曲家でもあるサルヴァトーレ・ディ・ヴィットリオは、レスピーギの姪にあたる人物の個人的な依頼を受けて、2013年に出版された批判校訂版のためにオーケストレーションを完成させました。アレッサンドラ・ヴィセンティンは、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院とクラウディオ・アバド音楽院で学んだコントラルト。これまでにミラノのスカラ座、ニューヨークのカーネギーホール、ランス歌劇場、ザルツブルク音楽祭、ラヴェンナ音楽祭などに出演しており、リッカルド・ムーティ、ズービン・メータ、リッカルド・シャイーなど、多くの名指揮者と共演、その魅力的な声が高く評価されています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
私が水の中で見たもの - 21世紀のギター・デュオ作品集 - イアンナネッリ/ブローウェル/アサド 他
クロマ・デュオ

クロマ・デュオは、世界有数のギター・デュオであり、著名な音楽家たちとの友情を通じてレパートリーを大きく広げてきました。このアルバムに収録されている5つの作品はすべて名ギタリストによって書かれており、4つはクロマ・デュオのための作品です。イアンナレッリの「フリーダ・カーロの7つの絵」は、カーロの情熱的な絵画からインスパイアされています。ブローウェルはカナダの作家マーガレット・アトウッドから創作の刺激を受け、ボグダノヴィチはジャズを融合させたユニークな作品を提供しています。カヴァナーの作品は故郷の伝承からヒントを得ており、アサドの作品は、2016年にこの世を去った名ギタリスト、ローラン・ディアンスへのトリビュートとして、ブラジルとフランスの音楽要素を融合させて書かれています。
(ナクソス・ジャパン)

ドニゼッティ(1797-1848):歌劇《キアラとセラフィーナ》(2枚組)
セスト・クアトリーニ(指揮)オーケストラ・リ・オリジナーリ(古楽器使用)

舞台は17世紀、マヨルカ島。船長ドン・アルヴァロは、娘のキアラを連れて地中海を航海中に海賊に襲われ、奴隷として売られてしまいます。ドン・アルヴァロの盟友だったドン・フェルナンドは、その不在につけ込んで、ドン・アルヴァロのもうひとりの娘セラフィーナを籠絡して、その財産を乗っ取ろうと画策しますが、セラフィーナには既に結婚を誓った恋人ドン・ラミーロがいました。そこに長く苦しい奴隷生活から解放されたドン・アルヴァロとキアラが帰還し……。
このアルバムは、初演から200年を経た2022年12月、ドニゼッティの生地、ベルガモでの復活蘇演の収録です。19世紀のオペラをピリオド楽器で演奏する目的で創設されたオーケストラ、リ・オリジナーリを、このジャンルのエキスパート、セスト・クアトリーニが率い、新国立歌劇場の《フィガロの結婚》(2017年)のアルマヴィーヴァ伯爵役で日本でもお馴染みのピエトロ・スパニョーリを中心に、スカラ座アカデミアの若手歌手を起用しました。
【同内容の映像】 DYNAMIC
DVD…DYNDVD37987
Blu-ray…NYDX50346(国内仕様盤)、DYNBRD57987(輸入盤)
(ナクソス・ジャパン)

一部世界初録音
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):歌曲集 第2集
マーカス・ファーンズワース(バリトン)、エリック・マッケロイ(ピアノ)

スタンフォードに学び、ハーバート・ハウエルズと親交の深かった作曲家アイヴァー・ガーニーは、第一次世界大戦の従軍体験を元にして書いた2つの詩集を始めとした多くの詩作で「偉大なる詩人」としても知られています。歌曲を書く時には、現代の詩人から伝承のバラッド、エリザベス朝やジャコビアン時代の詩人、さらには自作の詩まで幅広くテキストを選びました。このアルバムには、彼の代表作である「眠り」や「セヴァーンの牧草地」などが含まれているだけでなく、世界初録音の歌曲も14曲含まれています。2009年ウィグモア・ホール/コーン財団国際声楽コンクールで第1位を獲得したマーカス・ファーンズワースの表現力豊かな歌唱でお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年09月05日 17:30