FKA Twigs(エフケイエー・ツイッグス)『Eusexua』美しくも刺激的なマルチ・クリエイターによる新作スタジオ・アルバム
マーキュリー賞、ブリット賞、グラミー賞にノミネートされ、ナイキ、アップルなどのキャンペーンでは監督や主演を務めるマルチ・クリエイターの新たなプロジェクト!
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■作品詳細
“EUSEXUA”とは――芸術、音楽、セックス、一体感によってしばしば呼び起こされる、一瞬の超越感。2020年代最も革新的で刺激的なアーティスト/パフォーマー/プロデューサー/ディレクターの一人であるFKA TWIGS。その彼女が2025年、新たなプロジェクトを世に送り出す――。美しくも刺激的なマルチ・クリエイターによる約4年振りの新作スタジオ・アルバム『EUSEXUA』完成!
2020年代、3枚のEPと2枚のアルバムのリリースを通じて、同世代で最も革新的なアーティスト、パフォーマー、プロデューサー、ディレクターの一人としての地位を確立しているFKA TWIGS。マーキュリー賞、ブリット賞、グラミー賞にノミネートされ、ナイキ、アップルなどのキャンペーンでは監督や主演を務め、『Honey Boy』では映画デビューも果たしている現代を代表するマルチ・クリエイターである彼女の新たなプロジェクトが発表とされた。
『EUSEXUA』とのタイトルがつけられたスタジオ・アルバムを核とする本プロジェクト。2022年発表のミックステープ「Caprisongs」に続くYoung/Atlanticからのリリースであり、スタジオ・アルバムとしては2019年の『MAGDALANE』以来の作品となる。アルバムの予告として公開された、Yaz XL(ロンドン出身のアーティスト/デザイナー)、Skin(Skunk Anansieのヴォーカル)、Amelia Gray(モデル)、Parma Ham(アーティスト)、Joe Brooks(シンガーソングライター)など多数のアーティストやセレブをフィーチャーした短編映像「Have You Experienced Eusexua? 」に続き、人体の躍動美を極限まで引き出した圧倒的群舞に釘付けにならざるを得ない、アルバムからのタイトル・トラックとなる「EUSEXUA」の約8分弱に亘るミュージック・ビデオを目にすれば、ツイッグスが本作で表現したい世界や理念、思想を垣間見ることが出来るだろう。
『EUSEXUA』についてツイッグスは次のようにコメントしている:
「"EUSEXUA"とは?"EUSEXUA"とは存在の状態のこと。芸術、音楽、セックス、一体感によってしばしば呼び起こされる、一瞬の超越感。"EUSEXUA"の後には、至福の確信や無限の可能性を感じることができる。また、次のようにも使われる: 人間の経験の頂点。"EUSEXUA"はオーガズムの直前の瞬間である。"EUSEXUA"とは、あなたがイチャイチャしている完璧な他人と一つの存在に溶け合うこと。"EUSEXUA"とは、ダンスフロアで我を忘れているうちに時間を忘れてしまうこと。また"EUSEXUA"とは、アイデアの誕生に伴うインスピレーションの奔流である。"EUSEXUA"は、多くの人々にとって様々なものになり得る。それは漠然とした概念であり、それを経験する人々とともに進化し続ける。しかしそれは、私たちが自分自身を完全に体現し、その瞬間に存在し、テクノロジーから切り離され、周囲の人々と統合された瞬間を通して一体化する。アルバムの『EUSEXUA』が生まれたのは、この"EUSEXUA"の瞬間のおかげである」
さらに彼女は、自身が出演した2024年公開の映画『THE CROW』(ブランドン・リーの遺作としても知られる同名カルト映画のリブート作でもある)の撮影中、プラハのアンダーグラウンド・テクノ・シーンで夜遅くまで過ごしたことが、このプロジェクトの主なインスピレーションになったとも語っているという。
イギリスのチェルトナムで生まれ、FKAツイッグスというアーティスト名で知られるタリア・デブレット・バーネットは、多様なバックグラウンドを持つ。イギリス人の母とジャマイカ人の父は、それぞれアーティストであり、彼女のアーティスティックな旅の基礎を築いた。ツイッグスは、同世代で最も有名なポップ・アーティストの一人として急成長中であり、シンガー・ソングライター、プロのダンサー、女優、モデルなど、多面的な才能を持っている。彼女のペルソナは芸術であり、音楽、映画、アート、ファッションを融合させつつ、過去10年間のカルチャーを体現したその芸術性の中には彼女の人生の物語が織り込まれている。
小さな町で育ったツイッグスは、奨学金を得てカトリック系の私立学校に通った。幼い頃からオペラやバレエのレッスンに没頭し、16歳でユース・クラブでの音楽制作に乗り出す。17歳でロンドンに移り、ダンスのキャリアを追求した。献身的な慈善活動家であり、ビジュアルにも造詣が深く、2023年にはアート・ファンドとの「The Wild Escape」プロジェクトでオリジナル・アート作品を制作し、青少年の芸術活動を提唱した。現在は、英国で黒人によるドメスティック・バイオレンスの被害者を支援するチャリティ団体「Sistah Space」のアンバサダーを務め、黒人出身女性のための初のセーフハウス設立に貢献している。
さらにFKAツイッグスの音楽は国際的な称賛を浴び、賞や受賞だけでなく、世界的なファン層を獲得している。2022年にリリースされた彼女のミックステープ『CAPRISONGS』は、NMEのゴッドライク・ジーニアス賞を受賞し、これまでで最年少の受賞者となった。最近では、British Vogueの表紙を飾り、マーサ・グラハム・カンパニーのダンサーとしてソロデビューを果たし、ニューヨークで開催された同カンパニーの第98回シーズン・ガラで「Satyric Festival Song」を披露した。4月25日、ロンドンでFKAツイッグスは、音楽プロデューサー組合(Music Producers Guild)からUK音楽への多大な貢献に対して贈られる名誉ある賞を受賞した。CMディレクターとしてノミネートされ、音楽プロデューサーとして受賞したツイッグスは、様々な芸術領域を難なく横断している。ツイッグスは、来るべきニュー・アルバムの発売と、生涯をかけての創作活動に向けて準備を進めており、その勢いは衰えることを知らない。
今最も前衛的な総合芸術家の一人だと言えるであろうFKAツイッグス。彼女の最新プロジェクト『EUSEXUA』の全貌はこれから明らかになる予定だが、間違いなく聴くもの、見るものの創造性を揺さぶる刺激的な作品となるに違いない。
■収録予定曲
01. Eusexua
他全11曲
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タグ : アナログレコード
掲載: 2024年09月20日 15:53