ベジュン・メータ&ラ・フォリア・バロックオーケストラ 『ヘンデル:歌劇《テオドーラ》』 12月19日発売
ベジュン・メータ指揮、ステファン・ヘアハイム新演出《テオドーラ》登場!
ブルーレイ
※国内仕様盤は日本語解説付き
収録時間:176分
音声:英語
PCMステレオ 2.0/DTS Mater Audio 5.1(Blu-ray)
字幕:日本語、英語、ドイツ語、フランス語、韓国語
画角:16:9
Blu-ray…片面二層ディスク 1080i High Definition
Region All
DVD
収録時間:176分
音声:英語
Dolby Digital 2.0/Dolby Digital 5.1(DVD)
字幕:日本語、英語、ドイツ語、フランス語、韓国語
画角:16:9
DVD……片面二層ディスク NTSC All Region
■作品詳細
ローマ帝国によるキリスト教徒迫害の時代、アンティオキアのローマ総督ヴァレンスは、ローマの神を崇めないキリスト教徒の貴族の娘テオドーラを捕え、ローマの兵士たちによる凌辱を加えます。そのテオドーラを救わんと、ディディムス(テオドーラを慕う隠れたキリスト教徒のローマの兵士)が、テオドーラに自分の兵士の衣服を脱ぎ与え、彼女を逃がすのですが……
《テオドーラ》は、晩年のヘンデルが集中して作曲したジャンルであるオラトリオのひとつ。1750年のロンドンのコヴェント・ガーデン王立劇場での初演は不評に終わりましたが、後にその音楽的な充実と精神性の高さによって見直され、今やヘンデル後期の傑作のひとつと目されるようになっています。
作品は、ヴァレンスによる荒々しいアリアに始まり、テオドーラのアリアやテオドーラとディディムスの二重唱など瑞々しい情感に溢れる楽曲と、随所に現れる合唱によるコラールが深い余韻を残しつつ進行します(本作の指揮者ベジュン・メータは、ノーツでこの曲を「ヘンデルによるバッハ」と呼んでいます)。
アン・デア・ウィーン劇場の芸術監督として、数々の斬新な新制作を世に問うステファン・ヘアハイムによる本作の演出は、舞台をローマ帝国の属州の都市アンティオキアから、現存するウィーンの名門カフェ「カフェ・ツェントラル」に移し、その閉ざされた空間の中で、カフェの支配人(ローマ総督)による従業員(キリスト教徒)へのハラスメントという、ユニークな読み替えによるものです。
タイトル・ロールに世界中の檜舞台から引く手あまたの、気品溢れるソプラノ、ジャックリーン・ワーグナー、ディディムス役にBCJの《リナルド》(2009年)『メサイア』(2008年、2015年)などに登場し日本でもお馴染みの名カウンターテナー、クリストファー・ローリー、端正で豊かな歌唱が印象的なメゾ・ソプラノ、ジュリー・ブリアンヌ(アイリーン役)らを擁する歌唱陣が熱演。カウンターテナー界のスター、ベジュン・メータがタクトを執り、ラ・フォリア・バロックオーケストラと、キリスト教徒と異教徒の2つ合唱曲を見事に歌い分けるアルノルト・シェーンベルク合唱団を率いて、凜然とした表情と深い情感に溢れる音楽を奏でています。
(ナクソス・ジャパン)
■収録曲
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):歌劇《テオドーラ》 HWV 68
3幕のオラトリオ(舞台劇上演)
台本:トーマス・モレル(1703-1784)
【演奏】
テオドーラ………ジャックリーン・ワーグナー(ソプラノ)
ディディムス………クリストファー・ローリー(カウンターテナー)
アイリーン…………ジュリー・ブリアンヌ(メゾ・ソプラノ)
セプティミウス………デイヴィッド・ポルティッロ(テノール)
ヴァレンス………エヴァン・ヒューズ(バス・バリトン)
メッセンジャー………ザカリアス・ガラビス・ゲラ(バリトン)
アルノルト・シェーンベルク合唱団(合唱指揮:エルヴィン・オルトナー)
ラ・フォリア・バロックオーケストラ
指揮:ベジュン・メータ
演出:ステファン・ヘアハイム
美術:ジルケ・バウアー
衣装:ゲジネ・フェルム
照明:フランツ・チェック
ビデオ:ロマン・ハーゲンブロック
ドラマトゥルギー:カイ・ヴェスラー
映像監督:ゲッツ・フィレニウス
制作:ウィーン劇場協会
制作協力:ナクソス
【収録】
2023年10月23日、25日 ミュージアム・クォーター
ムジークテアター・アン・デア・ウィーン(オーストリア)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年11月08日 16:00