スティレ・アンティコ『The Golden Renaissance: Palestrina』 2025年1月18日発売~シリーズ第3弾は生誕500年パレストリーナ!
ルネサンスの偉大な作曲家のシリーズ第3弾は生誕500周年を迎えるジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ!
英国のスティレ・アンティコによるルネサンスの偉大な作曲家を取り上げるシリーズ『The Golden Renaissance』は、第1弾の「ジョスカン・デ・プレ」、続く「ウィリアム・バード」とも好評を得ました。そしてシリーズ最終となる今回取り上げるのは2025年に生誕500周年を迎えるジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナです。1525年2月3日頃に生まれたとされるこのイタリアの作曲家は16世紀後期を代表する音楽家の一人で、ヨーロッパの教会音楽や世俗音楽の発展に長く影響を与えました。アルバムは、その中で新しいスタイルのポリフォニーを用いてカトリック教会からの教会音楽の禁止を免れることができたという、パレストリーナの有名なミサ曲『教皇マルチェルスのミサ曲』が基になっています。彼の時代にローマのサン・ピエトロ大聖堂の教皇礼拝堂で称えられたり、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂との関わりがあったりしたモテットも選ばれ、パレストリーナの最も有名なモテット「鹿が谷川を慕うがごとく(Sicut cervus)」も収められています。
スティレ・アンティコは18世紀以前に作曲された多声音楽を専門とする、グラミー賞にもノミネートされたア・カペラのグループで、世界で最も優れた革新的な声楽アンサンブルの一つとして知られています。その澄んだハーモニーが人々を魅了しています。
第1弾の「ジョスカン・デ・プレ」のアルバムは「英グラモフォン賞」の「空間オーディオ部門賞」を受賞しました。また、「ウィリアム・バード」のアルバムは、「バードの音楽がこれ以上美しく響くことはないだろう…歌手たちはバードの音楽が理想とする透明な美しさを完璧に捉えている」(『BBCミュージック・マガジン』誌)と絶賛されました。
(ユニバーサルミュージック/IMS)
CD収録予定
パレストリーナ:
1) われらの力なる神に歓呼をあげ(Exultate Deo)
2)『教皇マルチェルスのミサ曲』より「キリエ」
3) 汝はペテロなり(Tu es Petrus)
4)『教皇マルチェルスのミサ曲』より「グローリア」
5) 鹿が谷川を慕うがごとく(Sicut cervus)
6)『教皇マルチェルスのミサ曲』より「クレド」
7) ティンパヌムにて主をたたえよ(Laudate Dominum in tympanis)
8)『教皇マルチェルスのミサ曲』より「サンクトゥス」&「ベネディクトゥス」
9) めでたし、女王、憐れみの深き母(Salve Regina)
10)『教皇マルチェルスのミサ曲』より「アニュス・デイ」
11) マリア被昇天ミサ(Assumpta est Maria)
【演奏】
スティレ・アンティコ
【録音】
2024年7月11-14日、ロンドン、All Hallows, Gospel Oak
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2024年11月22日 10:00