注目アイテム詳細

特集:00's ジャパニーズ・ロック&ポップ 名盤

メガヒットが大量生産され、渋谷系やJ-R&Bなどがブームとなった90年代を経た00年代。リスナーはより細分化が進み、大きく括るようなムーブメントは見受けられなかった時期ではありながら、今も多く聴かれる作品が多く世に送られ、現在の礎となったこの10年間を代表し象徴する作品をピックアップいたしました。

◆◆◆◆◆

ASA-CHANG & 巡礼『影の無いヒト』


その独特の世界観が各方面にて注目を集めているASA-CHANG&巡礼。表題曲「影の無いヒト」では『世界の教授』坂本龍一、脚本家、俳優として注目を集める宮藤官九郎、ファッション誌、CMそして世界でも注目される人気モデルの太田莉菜が声で参加。

◆◆◆◆◆

ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ』


2004年にリリースされたシングル(「サイレン」「ループ&ループ」「リライト」「君の街まで」)4曲を含む全12曲を収録したセカンド・アルバム。鮮やかなメロディ、より一層深みを帯びた映像的な歌詞、立体的な広がりをみせるアンサンブル、疾走感溢れる曲からメロウなものまで緩急の効いた楽曲群・・・ASIAN KUNG-FU GENERATION唯一無二のサウンドが凝縮した渾身の一枚に仕上がっている。

◆◆◆◆◆

吾妻光良 & The Swinging Boppers『Seven & Bi-decade』


サラリーマン・ギタリストとして名を馳せる吾妻光良を中心とした日本唯一無二のジャンプ・ブルース集団が2006年にリリースしたサード・アルバム。 ジャンプ、ジャイブ、ブルース、カリプソなどの要素を見事に消化したいぶし銀のバッパーズサウンドがたまらない。

◆◆◆◆◆

安室奈美恵『Queen of Hip Pop』


「ALARM」「ALL FOR YOU」「GIRL TALK」「WANT ME, WANT ME」など全12曲を収録した7枚目のオリジナル・アルバム。ダンス・チューン満載の安室流R&B/DANCE色が濃縮されたキラーチューンが目白押し。

◆◆◆◆◆

andymori『andymori』


ファースト・アルバム。独創性に富んだリリック、エッジィでツンのめった"瞬間的爆発"サウンド、どこか懐かしいメロディを武器にしたセルフタイトル作。 (C)RS

◆◆◆◆◆

忌野清志郎『夢助』


全編ナッシュビルでレコーディングされた今作。NHKドキュメント番組「時の旅人」で、その製作過程がオンエアされ話題を呼んだ“オーティスが教えてくれた”も収録。作家陣にはかつての盟友、細野晴臣や仲井戸麗市が加わり、ブックレットにはレコーディング風景などの写真が満載。

◆◆◆◆◆

宇多田ヒカル『DEEP RIVER』


実力も人気も衰える事を知らない天才アーティストの3rdアルバム。大ヒット・シングル“Traveling”、“光”、“SAKURAドロップス”など収録曲もバラエティー豊か。改めて彼女の持つ天性の声、サウンド、詞、全てに圧倒されます。

◆◆◆◆◆

ウリチパン郡『ジャイアント・クラブ』


OORUTAICHI(オオルタイチ)、YTAMO(ウタモ)により2003年に結成されたウリチパン郡。その後千住宗臣(Dr)、亀井奈穂子(Key)がメンバーとして加入して鉄壁のメンバーでリリースされた2ndアルバム『GIANT CLUB』。個々で多岐に渡る活動をしていたメンバーが吸収してきた様々な音楽ジャンル、特にジャズ、ブラジル、アフロビートやフォルクローレまでも取り込んだサウンドに日本語詩が共鳴。琴線に触れるメロディアスな歌と、あくまでJ-Popのフィールドに落とし込まれた斬新な楽曲アレンジは他に類を見ません。太古から近未来まで、歪曲した時空で生まれた宇宙ポップスを提示した名盤。

◆◆◆◆◆

EGO-WRAPPIN'『満ち汐のロマンス』


自らのレーベル<Minor Swing>を立ち上げてリリースした2ndアルバム。
いつかどこかで聴いたことのある懐かしさを感じさせながら、そこに常に新たな音楽的要素と感情を盛り込んでいくEGOのスタイルが本作品において見事に確立されている。全国のラジオを震撼させた「サイコアナルシス」、ライブの定番「PARANOIA」や「かつて、、。」、デタミネーションズのカバー「Wherever You May Be」等収録。捨て曲無しのマスターピースにして、メジャーの概念を根底から揺さぶった問題作。

◆◆◆◆◆

m-flo『EXPO EXPO』


m-floが、≪万博≫をテーマに作った2ndアルバム。「How You Like Me Now?」などヒット曲も収録されています。その曲たちを包むように、「正門」「東門」「南門」「中央タワー」・・・と名づけられた曲が入っていて、まるで音楽のテーマパーク状態!とっても楽しいアルバムです。

◆◆◆◆◆

遠藤賢司『にゃあ!』


先天性純音楽家・遠藤賢司が2006年にリリースしたオリジナルアルバム。鈴木茂、湯川潮音、上原ユカリ、石塚俊明、湯川トーベン、グレートマエカワ、竹安堅一、森信行など、様々な楽曲に合わせて幅広い年代のゲストが参加。

◆◆◆◆◆

小沢健二『ECOLOGY OF EVERYDAY LIFE 毎日の環境学』


2002年のEclecticのリリース後に再び音楽活動が途絶え、その間に小説「うさぎ!」の連載が始まり、2006年に十分なプロモーションなしでひっそりとリリースされた、ヴォーカルレスのインスト作品集。「うさぎ!」用のBGMともとれる綺麗なメロディが際立つ作品。

◆◆◆◆◆

キセル『magic hour』


カクバリズムへ移籍後の2008年にリリースしたアルバム。よりタフになったキセルが魅せる切なくも優しく、朧げな世界。悲しくも優しい歌、たくさんの思いがしっかり詰まった名盤に仕上がりました。エマーソン北村、伊藤葉子、佐藤良成(Humbert Humbert)、伊藤大地(SAKEROCK)も参加した全12曲を収録。

◆◆◆◆◆

キリンジ『3』


2000年11月8日、オリジナル発表作品でチャート最高位18位。キリンジの代表曲ともいうべき名曲"エイリアンズ"(6thシングル)のほか"アルカディア"(3rdシングル)、"グッデイ・グッバイ"(4thシングル)、"君の胸に抱かれたい"(5thシングル)といったシングル曲が満載のサードアルバム。

◆◆◆◆◆

銀杏BOYZ『君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命』


まるで橋本治の青春小説〈桃尻娘〉シリーズを読破した気分というか、マニック・ストリート・プリーチャーズのデビュー作に対する高円寺からの回答というか。思春期リビドーがあっち行ったりこっち行ったりしながら圧倒的な感動巨遍を紡いでいく2枚のデビュー作。峯田和伸の物騒でリリカルな言葉やYO-KING、YUKIなどの参加も含め、ファストなパンク・ロックのなかに込められたサブカル的な情報量の物凄さにも震える。 bounce (C)内田 暁男

◆◆◆◆◆

クラムボン『てん、』


2005年に発売された6thアルバム。『id』、『IMAGINATION』の流れを持ちながらも原田郁子、ミト、伊藤大助の3人にしか出せない絶妙なインプロビゼーション的な匂いもかもし出すライトな印象ながら実は相当奥が深い、非常に耳触りと肌触りの良い独特の浮遊感を持つポップアルバム。

◆◆◆◆◆

くるり『TEAM ROCK』


ぼくらの永遠のアンセムM2「ワンダーフォーゲル」やくるりの代表曲でもある名曲M9「ばらの花」などが収録されたサードアルバム。おもちゃ箱をひっくり返したようなサウンドに意味深な詞をラップで歌うM1「TEAM ROCK」から始まり、テクノ、ギターロック、ダンスミュージック、ピアノの弾き語り、カントリーなど様々な要素を含んだ"ロックチーム"くるりの意欲作!

◆◆◆◆◆

クレイジーケンバンド『グランツーリズモ』


ィ横浜が生んだ、東洋一のサウンドクリエイター”横山剣率いるクレイジーケンバンド、約2年ぶりのフル・アルバムが完成!!これまで以上に、練りに練りこだわり貫いた曲と歌詞とサウンドは、まさしくJ-POP史上を塗り替える大傑作!シングル曲のアルバム・ロング・バージョンを始め、和風ブーガルーなマンボなど、またもやサービス過剰ぶりが突出した、2002年の壮絶なる問題作にして超話題作!!イイネッ!!

◆◆◆◆◆

毛皮のマリーズ『Gloomy』


毛皮のマリーズの3枚目のフル・アルバム。「破壊と狂乱のガレージ・バンド」という従来の形容を大きく覆す問題作にして衝撃の全13曲。ロック黄金期の高揚感、時代を変革するエネルギー、そしてピュアかつ崇高なメッセージ性を毛皮のマリーズは2009年という時代に叩きつける。ある種哲学的な歌詞の世界観がぬるま湯に浸かった音楽シーンに楔を打つ。2009年が毛皮のマリーズの時代の始まりであることを告げる歴史的名盤。良い意味での過激さは保ちつつ、メロディアスな楽曲や、ビートルズへのオマージュ的な要素も随所に散りばめられ、繊細かつ大胆なアレンジメントは驚くべき完成度。

◆◆◆◆◆

Ken Yokoyama『The Cost Of My Freedom』


今や説明不要のバンド“Hi-STANDARD”のギタリストとしてパンク・シーンを牽引し続け、一言二言では語り尽くせないほどの影響を与える一方、ショート・チューン・バンド“BBQ CHICKENS”を突如結成。また“THE原爆オナニーズ”にも電撃加入など、八面六臂の活躍で絶大な支持を得ている横山健が、遂に自らマイクとギターを握りソロ・アルバムをリリース!本作では、ハイスタを彷彿とさせる疾走感とグッドメロディーを兼ね備えながら、世の中にごまんと存在する“自称パンク・バンド”達の存在を木っ端微塵に消し去ってしまうほどの勢いと高いクオリティーを持つ楽曲の数々を聴くことができます。バックの演奏は健によるG.の他、LOW IQ 01(B.)、JAH-RAH(Dr.)、Hirihisa Horie(Key.)という強力なメンツ。更にゲスト・ボーカリストにPuffyの大貫亜美やBBQ CHICKENSのI.S.Oを迎え、作品に彩りを添えています。健自身が「最高の出来」と言うとおり、日本のミュージック・シーンを大きく揺るがすこと必至の強力盤です!

◆◆◆◆◆

Cornelius『Sensuous』


シングル“Music”、“Breezin'”をはじめ、ドライヴするギター・サウンドに、細かくチョップされたヴォーカルがパーカッシヴに配置される先鋭的なトラック“Gum”などを含む、コーネリアスならではのサウンド・マジックが全開。

◆◆◆◆◆

サカナクション『シンシロ』


活動拠点を東京に移し、ライヴで披露することやより多くの人に届けるということを意識して製作されたサードアルバム。“ネイティブダンサー”のミュージック・ビデオがネット上で大きな話題となるなど、高度な作品性以外にもバンドが発信する表現の独自性も高く評価され、2010年代のロックシーンを牽引するバンドとして注目を集めるきっかけとなった1枚。

◆◆◆◆◆

SAKEROCK『ホニャララ』


前作『songs of instrumental』から約2年、待望のサード・アルバム。SAKEROCKの辿り着いた新境地は快晴だった!とでも言うべき、非常に気持ちよく、素晴らしい音楽が最高の音質で録音されています。彼らの溢れ出る才能をエンジニアの内田直之(Dry & Heavy)が見事にコンパイル!より躍動感溢れる内容になっており、一聴して「おお!」となるキャッチーさと、じっくり聴いた時には「素晴らしい!」と言ってしまう楽曲の奥深さ、どちらも併せ持った豊穣なアルバムです。

◆◆◆◆◆

サザンオールスターズ『キラーストリート』


前作『さくら』から7年ぶりというバンド史上最長ブランクで発表された13枚目は2枚組!2003年以降のシングル『涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~ 』、『彩~Aja~』、『君こそがスターだ』、『BOHBONo.5』、『愛と欲望の日々』をどっさり収録。もろにT.REXするグラムロックな“ロックンロール・スーパーマン~Rock'n Roll Superman~”でのオールドロック魂、疾走感に文句ナシな泣きのロックンロール“ごめんよ僕が馬鹿だった”での溌剌としたビート感にシングル曲以上にロックバンドなサザンを感じることができ、シビれます!

◆◆◆◆◆

サンボマスター『新しき日本語ロックの道と光』


日本最強最高のライヴ・パフォーマー。 ソウルとパンクを軸に様々な音楽要素を詰め込みながら、ハードルを上げまくったタイトルに真正面から魂ごと体当たりした2003年日本語詞ロックの大傑作。 イノマー( オナニーマシーン)がプロデュース&コーラスで、ナヲ(マキシマムザホルモン)、海北大輔(LOST IN TIME) がコーラスで参加。「人はそれを情熱と呼ぶ」「この世の果て」は映画『恋の門』の劇中挿入歌。

◆◆◆◆◆

椎名林檎『勝訴ストリップ』


シングルM4「ギブス」・M7「罪と罰」・M12「本能」のヒットでその類稀なる才能と強烈な存在感を世間に知らしめた彼女が'00年に発表した2ndアルバム。緊張感に満ちた言葉と音がせめぎ合い生まれた【痛さ】が全編を覆いつつも独自のポップミュージックに昇華させた大ヒットアルバム!

◆◆◆◆◆

syrup16g『HELL-SEE』


より深く凄絶な内容が、聴く者に衝撃を与えたSyrup16gの通算4作目。独特な詞の世界観、聴けば聴くほど味わいが伝わってくる五十嵐マジックは不思議な力を持っている。風格さえも持ち合わせる芸術的アルバム。

◆◆◆◆◆

スーパーカー『HIGHVISION』


フリーフォームな音楽表現者・スーパーカーの4thフルAL完成!益子樹(ASLN、DUB SQUAD、ROVO)、砂原良徳をプロデューサーに迎えてのスーパーコラボレート・アルバム!!single「Strobolights」「YUMEGIWA LAST BOY」「AOHARU YOUTH」を含む問題作!!心地よいメロディーと暖かいアンサンブル。4枚目にしてこれぞ!本命盤!!

◆◆◆◆◆

Struggle For Pride『YOU BARK, WE BITE.』


2006年5月にリリースされた1st albumの再発盤。
発売当時、リスペクトを込めて無音カバーとして収録された80年代関西ハードコア・シーンの重鎮MOBSの「NO MORE HEROES」(M8)を新たにレコーディングし、リアルカバーとして追加収録。
さらに新たにラッパーKNZZ(M2)が参加、ブックレットにはVo今里氏によるライナーが掲載されるなど当時手にしていたリスナーも楽しめる内容となっている。

◆◆◆◆◆

砂原良徳『LOVEBEAT 2021 Optimized Re-Master』


2001年にリリースされたソロアルバムの砂原自身によるニュー・ミックス、マスタリングの"オプティマイズドリマスター"(最適化) 版。サウンドはより美しく、ビートはより厚く、エレクトロニカ特有の空間までをも支配するサウンドデザインが追求され、さらにはアートワークのリデザインを含め、こだわり抜いたコンセプトに基づき最適化。

◆◆◆◆◆

Spangle call Lilli line『PURPLE』


2008年9月にリリースされたクラシック・ピアノ・アルバム『ISOLATION』と対を成す形で制作された、スパングル的レイドバック感あふれるメロウなサウンド満載のフル・アルバム。前作のクラシカルでモノクロームな雰囲気とは打って変わって、本来の持ち味でもあるバンド・アンサンブル中心の曲構成と、リリカルでありながら同時にシニカルな側面も見え隠れするようなウエット&ドライな作風に磨きをかけ、ラフなストリート感も増幅させたヒップな内容。トミーゲレロやアメリカの西海岸文化のようなメロウでソウルなビーチ&サウダージ感と、ヨラテンゴや北欧エレクトロニカ勢などの鬱蒼とした音のレイヤード感覚がうまく混ざり合ったスパングルの新たな定番!

◆◆◆◆◆

スピッツ『ハヤブサ』


ロックなスピッツが止まらない!スピッツのロックな魂が炸裂する9枚目のアルバム。スピッツはロックバンドなのだと改めて感じさせてくれる作品。ライヴでも超定番曲である“8823”、“メモリーズ(カスタム)”などを収録。

◆◆◆◆◆

相対性理論『シフォン主義』


日本のロックの歴史を変えた奇跡の16分!「LOVEずっきゅん 」収録!
全くの自主盤ながら4,000枚の売上を記録し、翌年の'08年にリマスタリングされて再発されたのが今作!やくしまるえつこの舌足らずで無機質キュートな歌声、ニューウェイヴな音色とポップに突き抜けるセンスが融合したサウンド、独自な言語感覚が爆発するキャッチ-な歌詞、全てが衝撃的だった傑作。

◆◆◆◆◆

チャットモンチー『告白』


圧倒的なクオリティーでもって、人気を不動のものとした「生命力」から1年4ヶ月。さらなる音楽的進化を目指し、3人が持つ才能をすべてチャットモンチーに捧げて作ったサード・アルバム。リスナーと一対一で向き合いつつも優しく捉えて離さない、不思議な大きさを持った作品。

◆◆◆◆◆

電気グルーヴ『VOXXX』


妄想2年、実現1年。あのアルバム「A(エース)」 から約3年かけて届いた電気グルーヴの傑作です。シングル「Flashback Disco」「Nothing's Gonna Change」を含む全16曲。
他にも「エジソン電」「スッペスッペインベインベ」などタイトルを見ただけでインパクト大な楽曲勢揃い。聴いてね~。

◆◆◆◆◆

トクマルシューゴ『EXIT』


日本が誇るポップ・マエストロ、トクマルシューゴが放つ最高傑作3rdアルバム!これまでに発表した2枚のアルバムが、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど世界十数ヶ国でリリースされ、一躍世界で最も注目される若手日本アーティストの1人となったトクマルシューゴ。3rdアルバムとなる本作ではありとあらゆる楽器演奏のみならず、録音・ミックス作業までの一切をこなすコントロール・フリークぶりを発揮しながらも、ゲストプレイヤーにSAKEROCKの田中馨や Harpy/d.v.dの名手イトケンを迎え、より風通しも良く、“うた”の比重も増しています。50種類以上の楽器を駆使して緻密に構築されながら、小難しくなることは全くない、色彩感豊かで魔法のようなサウンドは、リスナーにとっても様々な発見の瞬間に満ち溢れているはず。

◆◆◆◆◆

NUMBER GIRL『NUM-HEAVYMETALLIC』


2002年にリリースされた最後のスタジオ・アルバム。再度デイヴ・フリッドマンと手を組み、今までの鋭角サウンドにプラスして祭囃子的ビートやダブなどのアプローチでバンドの新しい方向性・新機軸を打ち出した。

◆◆◆◆◆

元ちとせ『ハイヌミカゼ』


「ワダツミの木」で瞬く間に多くの人をとりこにしてしまった“100年にひとりの声”を持つアーティスト元ちとせが2002年にリリースしたメジャー初アルバム。「ワダツミの木」、「君ヲ想フ」、山崎まさよしの書き下ろしによる「ひかる・かいがら」、世界のヒーリング・ミュージシャン、Deep Forestのエリック・ムーケによるプロデュース作を含む10曲を収録。

◆◆◆◆◆

Perfume『GAME』


大ヒット・シングル「ポリリズム」「Baby crusing Love/マカロニ」を含む、Perfumeのセカンド・アルバムです!ライヴでお馴染みの「チョコレイト・ディスコ」をはじめ、ポップでキュートなテクノ・サウンドがたっぷり楽しめます♪もちろん、中田ヤスタカ(capsule)によるプロデュース。 (C)RS

◆◆◆◆◆

BUMP OF CHICKEN『ユグドラシル』


シングル「スノースマイル」「ロストマン/sailing day」「オンリーロンリーグローリー」を含むアルバム。タイトルの『ユグドラシル』とは、北欧神話に出てくる世界の象徴ともいうべき巨大なとねりこの樹のこと。世界樹、宇宙樹とも呼ばれる樹。バンプが過去を越え、自身を超え、音楽シーンを越え打ち立てる世界樹!彼らが時間と情熱をたっぷり注ぎ込んで創り上げられた珠玉の14曲たちは、圧倒的なポピュラリティーと強い意志を持って、あらゆるジャンル・世代・価値観を越えて多くの人の胸に響き渡ることでしょう。

◆◆◆◆◆

フジファブリック『TEENAGER』


限定シングル『蒼い鳥』から「東京炎上」のAlbum Mix、そして、それぞれのシングル表題曲「Surfer King」、「パッション・フルーツ」、「若者のすべて」に加え、元Jerry FishのKeyboard、Roger Joseph Manning Jr.と志村の共作楽曲、山内総一郎、金澤ダイスケ作曲楽曲を含むサード・アルバム。

◆◆◆◆◆

マキシマム ザ ホルモン『ぶっ生き返す』


大ヒット・シングル「恋のメガラバ」収録!これぞホルモンの<名盤>!
2007年リリースの4thアルバム。大ヒット・シングル「恋のメガラバ」や「ざわ…ざわ…ざ‥ざわ……ざわ」、ハードコアパンク的要素をも感じられる「ルイジアナ・ボブ」、イントロの攻撃的なブラストビートを聴いたら、踊らずにはいられない「What's up,people?!」など破壊力満点の全13曲を収録。

◆◆◆◆◆

Mr.Children『Q』


バンドとしてのセッションから自由な発想で製作されたであろう曲が斬新で、ライヴで聴くと心に響く。“CENTER OF UNIVERSE”の曲展開は一気にこの作品に入り込むのに適している。孤独な”Surrender”、ストレートで切なくて感動する“つよがり”は男心をくすぐるミスチルの部分。12月のニューヨークで聴きたい“十二月のセントラルパークブルース”、夜のドライブのときに最適な“ロードムービー”などを収録。ミスチルはロックバンド、そう思えるアルバム。

◆◆◆◆◆

Thee Michelle Gun Elephant『CASANOVA SNAKE』


「リボルバー・ジャンキーズ」収録の5thアルバム!
2009年リリースの5枚目のアルバム。シングル曲の「GT400」やライブの定番「リボルバー・ジャンキーズ」のほか、「デッド・スター・エンド」や「コブラ」など、全15曲収録。ファンからの人気の高い、彼等のロックが完全に確立された1枚。

◆◆◆◆◆

山下達郎『SONORITE』


え、ラップ?!といった驚きもありつつも達郎としか言いようのない音
リリース時点で既発表だった曲が多いことや、直近に『RARITIES』があったことから、RARITIES2な見方もされるが、オリジナル・アルバムである。なんといってもケツメイシのRYOによるラップをフィーチャーした「KISSからはじまるミステリー」が耳を引く。全体的にタイアップの曲が多いのとpro toolsを使用し始めたことも関係するのか、アレンジがひじょうに挑戦的でかつバラエティに富んでいて、隠し味的な楽器が随所に入ってくるのが興味深く、1時間超でも飽きさせない。「星に願いを」のカヴァーあり。

◆◆◆◆◆

山本精一『クラウン・オブ・ファジー・グルーヴ』


ボアダムズ、想い出波止場、羅針盤、ROVO……数多くのバンドで活躍する鬼才・山本精一が、自ら「真のファースト・ソロ・アルバム」と言い切る2002年の超意欲作。幾つものリズムと無数のメロディが波打ち、たゆたい、弾け、溶け合う、エモーショナルでイマジネイティヴなサウンドスケープ。至福のユートピア・ミュージック!

◆◆◆◆◆

ゆらゆら帝国『空洞です』


ゆらゆら帝国のカッコ良さほど言葉にするのが難しいことはない。聴いてくれればわかるとしか言いようがないのだ。 このジャケットの秀逸さ含め、ロック~クラブシーンにいまだに影響を与え続ける永遠の一枚にして大傑作なのに、強烈に漂う虚無感はまさに空洞。間違いなく日本ロックの一つの到達点とも言えるのだが、坂本慎太郎ソロでさらにその先があったとはこの時はまだ知らなかった。

◆◆◆◆◆

羅針盤『むすび』


ボアダムズ、想い出波止場のギタリストとして活躍し、"人力"トランス・バンドのROVOでの活動でも知られている山本精一が1988年に結成したバンド「羅針盤」の最終作となったアルバム。サイケデリックなサウンドの中に山本精一のフラットな「歌」が独特の空気感を作り出している。4曲目の「水曜のうた」の間奏のフィードバックギターから放たれるサウンドは一聴の価値あり!日本のロック/フォーク作品の中でも屈指の名盤。

◆◆◆◆◆

RADWIMPS『RADWIMPS4 ~おかずのごはん~』


リアルな言葉とサウンドで作り上げた傑作!名曲「有心論」収録!
1stアルバム発売から1年足らずで驚異的な成長をみせた2006年リリースの2ndアルバム!「ふたりごと」「有心論」「セツナレンサ」のほか、ファンキーな「ギミギミック」や正統派スピード・チューン「05410-(ん)」含む全13曲収録。リリースから10年以上たった今も色あせない名盤。

◆◆◆◆◆

LOVE PSYCHEDELICO『THE GREATEST HITS』


シングル「LADY MADONNA~憂鬱なるスパイダー~」「Your Song」「Last Smile」を含む、英語と日本語を絶妙に絡ませた歌に60~70年のアメリカンロックの匂いを漂わせたサウンドが独特の世界観を作り出したアルバムタイトル『THE GREATEST HITS!』通りのグレイトな1枚!


Instant Disk Audio-Bluetooth CD Player

掲載: 2024年12月11日 13:58