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原点回帰でアニバーサリーツアーに挑む!日本HIP HOP界の先駆者・KREVAが歩んだ20年の軌跡

KREVA

Hip Hop界のレジェンド・KREVAがソロデビュー20周年のアニバーサリーイヤーを迎えた。最新アルバム『Project K』を携えた全国ツアーが、3月12日の千葉・柏PALOOZAを皮切りにスタートする。全19都市21公演を予定しており、ツアー中盤ではラッパーKREVA誕生の地・江戸川での開催も。今年も彼の活躍から目が離せなくなりそうだ。

●「KRECIPE(クレシピ)」で振り返るKREVAの圧倒的な魅力


今回のアニバーサリーツアーのテーマは「Back to Basic」。KREVAにとって、原点に立ち返ると同時に新たな挑戦でもあるという。ライブハウスでは原点回帰のDJスタイルが、そしてホール公演ではバンド編成による圧巻のパフォーマンスが披露される。

日本のHIP HOPシーンを語る上で、KREVAの存在は欠かせない。1997年に結成されたグループ・KICK THE CAN CREWのメンバーとして活動を開始し、HIP HOP最大級イベント「B-BOY PARK」では1999年から史上初の三連覇を達成し殿堂入りを果たした。さらに卓越したラップスキルだけでなく、トラックメイクでも優れた才能を発揮。グループ活動中は数々のヒット曲を生み出し、2002年にはNHK紅白歌合戦に初出場を果たしている。

その後2004年にKICK THE CAN CREWが活動休止を発表すると、同年『音色』をリリースしてソロメジャーデビュー。2ndアルバム『愛・自分博』では、HIP HOPアーティストとして史上初のオリコンウィークリーランキング初登場1位を獲得した。

2014年には、ブロードウェイミュージカル『IN THE HEIGHTS』の日本版でラップ部分の歌詞を見事に日本語で表現し、幅広い活躍が話題に。現在もさまざまなアーティストへの楽曲提供やプロデュースに携わるなど、ラッパー・トラックメイカー・プロデューサーと多方面で才能を披露している。

そんなKREVAの魅力をたっぷり詰め込み、20年にわたる活動を網羅した一冊が「KREVA 20th Anniversary Book KRECIPE」。過去20年間のインタビューやライブレポートに加え、撮り下ろしポートレートや宇多丸・PUNPEEとのスペシャルトークセッションなど、オリジナルコンテンツも盛り沢山だ。

さらに、ラップ編、トラック・メイク編、ライブ・パフォーマンス編の3部で構成された本書オリジナルインタビューを収録。その中には、デビューからの活動を振り返る中で、AI技術の進化により音楽制作がさらに楽しくなっていると熱く語る姿も。ソロ活動20年目を迎えてもなお、ハングリー精神は衰えることなく新たな挑戦へと向かっている。KREVAの情熱と才能に迫る20年間の「活動の軌跡」を見逃さないでほしい。


タグ : J-HIP HOP レビュー・コラム

掲載: 2025年01月29日 21:30