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『虎に翼』轟役や『だが、情熱はある。』春日役で話題!若手俳優の超注目株・戸塚純貴って?

2024年の連続テレビ小説『虎に翼』に出演し、轟太一役で一躍注目を集めた俳優・戸塚純貴。今期は、テレビ朝日『ホンノウスイッチ』、日本テレビ『アンサンブル』のドラマ2本に出演し、主要キャストを演じている。最近では雑誌「ダ・ヴィンチ」で約1年間連載された、作家・くどうれいんとのコラボ企画も書籍化。今、最も勢いがある若手俳優の一人だ。

●ジュノンボーイ出身のビジュアルと幅のある演技力で存在感を発揮

定評のある演技力に加え、透明感のある菅田将暉のようなビジュアルに魅了される人も多い戸塚。芸能界デビューは2010年、第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて「理想の恋人賞」を受賞したことがきっかけだ。

出身は岩手県盛岡市で、元々は自動車整備士になりたかったが就活に失敗。そんな中、母親が勝手にジュノンボーイに応募しており芸能界入りしたという。若々しい見た目の戸塚だが、実は32歳。意外と長い俳優キャリアの中では、紆余曲折もあったようだ。

デビュー翌年の2011年には『花ざかりの君たちへ イケメン☆パラダイス2011』に出演し、前田敦子や満島真之介などそうそうたるメンバーと共演。2012年には『仮面ライダーウィザード』に出演を果たす。イケメン俳優として順調なキャリアに思えたが、その後なかなか大きな仕事が舞い込まず、思い悩んだ時期もあったという。

心機一転して出演したバラエティ番組「痛快TVスカッとジャパン」では、再現VTRのキャラクターが話題に。戸塚は癖の強い人物をコミカルに演じ、視聴者に強烈なインパクトを残した。その後、映画『銀魂2』やドラマ『だが、情熱はある。』など数々の映像作品に出演。昨年の朝ドラでは、主人公・寅子の大学時代の仲間を演じて大きな注目を集めた。

そんな戸塚と同郷である、盛岡在住の作家・くどうれいんがコラボした小説「登場人物未満」が発売された。“戸塚の写真をもとにショートストーリーを執筆する”というコンセプトで、戸塚の写る風景写真から“この街のどこかにいるかもしれない人たち”の物語が紡がれている。写真は都内の遊園地や釣り堀から、2人の出身地である岩手県まで各所で撮影されたようだ。

また連載された15編に加え、くどうによる書き下ろしエッセイ「戸塚さんを捕まえる」も収録。インタビュー形式で、戸塚の自然体な魅力にも迫っている。様々な演技経験で培ってきた戸塚の表情と、くどうの描く色鮮やかなストーリーが融合した「登場人物未満」は、戸塚ファンには必見の一冊だ。

タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年03月13日 08:40