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直木賞作家・辻村深月、小説「この夏の星を見る」が桜田ひより主演で実写映画化!作品の映像化が止まらない直木賞作家・辻村深月とは

2024年にデビュー20周年を迎えた人気作家・辻村深月。長編小説「この夏の星を見る」が桜田ひより主演で実写映画化され、今年7月4日から公開されることが発表されている。これまで数多くの作品が映像化されてきた辻村だが、一体どんな人物なのだろうか。

●デビューからの快進撃が止まらない!

2004年にデビュー作である「冷たい校舎の時は止まる」で「メフィスト賞」を受賞した辻村。「メフィスト賞」といえば、森博嗣西尾維新らを輩出した栄誉ある賞だ。さらに驚くべきは、ミステリ作家・綾辻行人から直接受賞連絡を受け取ったという点。

というのも、実は辻村はもともと綾辻の大ファンで、自身がデビューする前からファンレターを送るなどの交流があったそう。しかしファンとして交流している際には、辻村自身が小説を書いていることは伝えていなかった。偶然、綾辻が辻村の原稿を読む機会があり、受賞の連絡をする運びになったというのだ。

華々しいデビューを飾った後も、「子どもたちは夜と遊ぶ」や「スロウハイツの神様」、「名前探しの放課後」などの話題作を連発。デビューからわずか5年で「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」が直木賞候補になるなどの快進撃を見せ、2012年の「鍵のない夢を見る」で見事同賞を受賞している。

さらに吉川英治文学新人賞を受賞した2011年の「ツナグ」をはじめ、「朝が来る」「ハケンアニメ!」「かがみの孤城」など、辻村作品の映像化は止まらない。サブカルやアニメに対する造詣も深い辻村は、映画『ドラえもん のび太の月面探査記』の脚本を手掛けるだけでなく、ノベライズ化も担当した。

直近の作品では、2019年に発表された恋愛ミステリー小説「傲慢と善良」が2024年に映画化。男女それぞれの視点から覗くリアルな恋愛観や価値観を描いた作品に、共感を持った人も多いのではないだろうか。

本作は“婚活”という現代的なテーマがベースで、突然婚約者が失踪し、行方を探しているうちに知りたくなかった相手の“過去と嘘”を知っていくという内容になっている。人が抱える様々な悩みや人間模様を俯瞰して“視る”ことができる「傲慢と善良」を、ぜひチェックしてみてほしい。

辻村深月 その他著書

タグ : レビュー・コラム

掲載: 2025年04月03日 11:51

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