「名作コンシェルジュ」掲載!ヘルベルト・フォン・カラヤン『J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」(全曲)』1960年ライヴ録音
「大晦日ウィーンの歌劇場 熱気伝わるライヴ録音」鈴木淳史氏評
2026年1月11日、日経日曜版「名作コンシェルジュ」に掲載されました
国内盤CD
鈴木淳史氏は「ウィーンでは犬晦日にヨハン・シュトラウスの喜歌劇「こうもり」を上演するのが伝統だ」と始め、その理由を「愉悦的な音楽に彩られた虚構とバカ騒ぎの渦中だからこそ、はかない人生の一瞬がどこか愛おしくも見える。1年を締めくくる日に、こうした機微に触れるなんて素敵じゃないか」と解説。その「こうもり」1960年大晦日ライヴの「主役は指揮者のカラヤン」。「強靭なドライヴカでオーケストラから大きなうねりを引き出す(…)劇場全体が一つになったような熱っぽさは、すでに序曲の演奏からもうかがえよう」と指摘。「歌手陣も豪華なだけでなく、カラヤンの独特なセンスも光る配役」とし、「ロザリンデ役といえば、この人ありというギューデン。エレガントで風格もありつつ、少女のような悪戯心を宿した歌唱は唯一無二。アデーレ役のシュトライヒ、フランク役のクンツなど、役柄と声が一致した定番歌手もいい」と解説。加えて「舞踏会のシーンでは、ゲスト歌手が登場して作品とは関係のない歌を披露するガラ・パフォーマンスも」あり、「往年の名テナー、ディ・ステファノが「オー・ソレ・ミオ」を歌ったとき、この日の客席の興奮は最高潮に達した」とその魅力を紹介。「アドリブや時事ネタ込みのセリフが満載。対訳が付いてないので、全容を知るのはドイツ語の達人以外には難しいが、客席の反応を含めた劇場の雰囲気を大いに楽しめることは間違いない」と結んでいます。
(タワーレコード)
【曲目】
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」 (ガラ・パフォーマンス付き)
【演奏】
ロザリンデ:ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
アデーレ:リタ・シュトライヒ(ソプラノ)
アイゼンシュタイン:エーベルハルト・ヴェヒター(テノール)き
アルフレート:ジュゼッペ・ザンピエリ(テノール)
オルロフスキー公爵ゲルハルト・シュトルツ(テノール)
フランク:エーリヒ・クンツ(バリトン)
ファルケ:ワルター・ベリー(バリトン)
ブリント:ペーター・クライン(テノール)
イーダ:エルフリーデ・オート(ソプラノ)
フロッシュ:ヨゼフ・マインラート(バリトン)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
【録音】
1960年12月31日、ウィーン国立歌劇場(ライヴ)
カテゴリ : ニュース
掲載: 2026年01月13日 00:00