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Naxos~2026年2月第1回&第2回発売新譜情報(8タイトル)

フリッツェ: 序曲集と交響曲

CD(7タイトル)、LP(1タイトル)



■作品詳細

今回はロンドン交響楽団によるアメリカの作曲家グレゴリー・フリッツェの序曲、交響曲集に、ボリス・ギルトブルグが弾く幻想的小品集を含むラフマニノフの初期ピアノ作品集、スメタナの喜歌劇《2人のやもめ》全曲盤、ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史第10集、テオドール・クラクのピアノ曲集など世界初録音を含むCD7タイトルとLP1タイトルがリリースされます。

世界発録音
グレゴリー・フリッツェ(1954-):序曲集と交響曲
ラファエル・サンス=エスペルト(指揮)ロンドン交響楽団

グレゴリー・フリッツェは1954年ペンシルベニア州生まれの作曲家。幼少期より音楽を学び、ボストン音楽院およびインディアナ大学で作曲、ジャズ、テューバを学びました。フルブライト奨学生としてスペインの管楽作品を研究して以降、スペイン音楽の普及にも力を注いでいます。これまでにオーケストラ、吹奏楽、室内楽など多様な編成のために100曲以上を作曲し、その作品は世界26カ国で1,000回以上演奏されてきました。また、バークリー音楽大学では36年間教鞭を執り、14年間にわたり作曲科の学部長を務め、12,000人以上の学生を育てた教育者としても高く評価されています。
このアルバムには、共通したプログラム性を持つ4作品を収録。ロンドン交響楽団の委嘱により書かれ、都市の多彩な表情を描いた《ロンドン序曲》、バレンシアの一日の情景や地域の魅力を音楽化した2つの交響作品(これらはもともとバレンシアの吹奏楽団のために書かれたものを管弦楽に編曲した版を収録)、そしてプロビデンスの名所を舞台に、バスクラリネット、マリンバ、バストロンボーン、ピッコロ、ティンパニという5人の個性的なソリストが活躍する「ウォータープレイス・パーク」。都市の活気、祝祭性、人間味あふれる色彩豊かな風景が、ロンドン交響楽団の見事なアンサンブルによって鮮やかに描き出されています。
(ナクソス・ジャパン)

セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):初期ピアノ作品集
ボリス・ギルトブルグ(ピアノ)

ラフマニノフの演奏・解釈で高い評価を得ているギルトブルグが初期作品を集めたアルバム。ラフマニノフ最初期の出版作「幻想的小品集」作品3は、19歳でモスクワ音楽院を最優秀の成績で卒業した直後の1892年に作曲されました。なかでも前奏曲 嬰ハ短調は同年に行われた演奏会で披露され、作曲者の代名詞となった作品で、不吉な三音動機と鐘の響きに始まり、終結部には「怒りの日」の断片も現れ、後年の作風を予告する内容を備えています。爆発的な人気を博し、今日でも「鐘」の愛称で親しまれている一方で、作曲者自身はここの曲ばかりが注目されることに複雑な思いを抱いていたそうです。尊敬していたチャイコフスキーの死後、1894年に初演された「サロン小品集」作品10は、様々な性格的小品の中に、深い哀惜をにじませた「夜想曲」や「ロマンス」が置かれています。1940年には作品3と10の一部が改訂され、より複雑な和声と円熟した書法が示されました。このアルバムには「メロディ」のオリジナル版と改訂版の双方に加え、14歳の時に書かれた「3つの夜想曲」と「4つの小品」も収録されており、若きラフマニノフの瑞々しい幻想と、その後の創作へと連なる音楽的な萌芽を聴くことができます。ブックレットはギルトブルグ自身が執筆(英語)、作品への熱い思いが語られています。
(ナクソス・ジャパン)

ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史 第10集 - ロスラヴェッツ、ショスタコーヴィチ
ブラームス・トリオ

1990年に結成されたロシアを代表する室内楽アンサンブル、ブラームス・トリオの演奏で聴く大好評シリーズ「ロシア・ピアノ三重奏曲の歴史」第10集。1920年代ロシア・アヴァンギャルドの到達点と、その遺産がいかに次世代へ継承されたかを浮き彫りにします。ロスラヴェッツはストラヴィンスキーからも注目された前衛作曲家。スクリャービンの影響を出発点とした独自の音列「合成和音」に基づく作曲理論は、拡張された調性から自由な無調性に至る幅広い表現を可能にしました。ロシア革命後、多くのピアノ三重奏曲が作曲され、ロスラヴェッツも作品を遺しましたが、その多くはその急進性のため当局から排斥され、長く封印されてしまいました。この「ピアノ三重奏曲第4番」は、迫害の下で書かれた彼の成熟期の頂点であり、精緻なポリフォニーを備えた作品です。この抑圧の時代を生き延び、前衛の成果を別の形で継承したのがドミートリー・ショスタコーヴィチでした。16歳で作曲した「ピアノ三重奏曲第1番」は、私的な恋愛感情から生まれた作品で、楽譜の一部は紛失したものの、死後に復元・再評価されます。1930年代以降、彼は露骨な前衛表現を封じられつつ、引用や象徴を織り込んだ「二重言語」によって内面の真実を語る作風を確立しました。その到達点である「ピアノ三重奏曲第2番」は、アヴァンギャルドの発見を内包しつつ昇華した、20世紀を代表する傑作として今日も強い影響力を放っています。
(ナクソス・ジャパン)

ベドルジハ・スメタナ(1824-1884):喜歌劇《2人のやもめ》(1877年版)(2枚組)
ロベルト・インドラ(指揮)プラハ放送交響楽団

19世紀半ばのボヘミアの屋敷に、二人の未亡人カロリーナとアネシュカが暮らしています。自立心の強いカロリーナに対し、従妹のアネシュカは今なお深い喪失の悲しみの中にあります。誠実な農夫ラディスラフはカロリーナに恋心を抱いていますが、彼女は彼とアネシュカが結ばれることを望んでいます。告白や嫉妬心を通じ、登場人物それぞれの心が揺れ動く中で、真実の愛が明らかとなり、アネシュカは過去を乗り越え、新たな一歩を踏み出すのです。
オペラ・レパートリーの中でも隠れた名作として知られるスメタナの《2人のやもめ》は、1873~74年、スメタナが失聴の危機にあった時期に書かれたもの。チェコの舞曲や合唱を、カヴァティーナ風の美しい独唱と自然に融合させ、透明感のあるオーケストレーションによって、洗練された室内楽的な会話劇として成立しています。初演後の改訂を経て完成度を高めたこの作品は、リヒャルト・シュトラウスからも高く評価されました。カロリーナ役には、リリックからコロラトゥーラまで幅広いレパートリーを誇り、スカラ座やウィーン国立歌劇場など世界最高峰の舞台で活躍するスロヴァキアのアドリアーナ・クチェロヴァー。アネシュカ役のカテジナ・クニェジーコヴァーは、プラハ国立歌劇場のレジデント・アーティストとして活躍し、チェコ・フィルとの共演や録音でも高い評価を受けるなど、国際的に活動しています。ロベルト・インドラはプラハ音楽院で学び、プラハ国立歌劇場やエッセン歌劇場などで要職を歴任。近年は欧州主要歌劇場や音楽祭で活躍する実力派指揮者です。
(ナクソス・ジャパン)

マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):ピアノ五重奏曲第1番、第2番
アレッサンドロ・マランゴーニ(ピアノ)、アドルノ四重奏団

カステルヌオーヴォ=テデスコの室内楽作品は、キャリア初期から晩年に至るまで継続的に書かれ、その歩みは二つのピアノ五重奏曲に象徴的に示されています。1931~32年に作曲され、ヴェネツィア国際現代音楽祭で初演された第1番 ヘ長調は、作曲家自身が当時の室内楽作品の最高傑作と自画自賛した作品です。抒情的な旋律と充実した対位法を兼ね備え、生き生きとした主題と豊かな色彩感が聴き手を魅了し、初演では賛否を呼びつつも大きな成功を収め、当時の現代音楽祭としては異例のアンコールが行われました。第2番「トスカーナ地方の思い出」は、ロサンゼルス移住後に本格的に取り組んだ作品で、室内楽創作第2期の代表作とされています。作曲者が「決定的に標題音楽的な作品」と語った通り、故郷トスカーナの静謐で素朴な記憶が全曲を貫き、過去の美しい思い出が、温かなノスタルジーとして結実しています。
(ナクソス・ジャパン)

テオドール・クラク(1818-1882):ピアノ作品集
ロマン・フェディウルコ(ピアノ)

テオドール・クラクは、プロイセンのクロトシン(現ポーランド領)に生まれ、ベルリンで没したピアニスト・教育者・作曲家です。幼少期に才能を認められ、アントン・ラジヴィウ公の庇護のもとで研鑽を積み、少年期にはベルリン宮廷での成功も収めました。しかし思春期に庇護を失い、医学を学ぶことを余儀なくされます。それでも音楽への情熱を捨てず、ベルリンでジークフリート・デーンやヴィルヘルム・タウベルトに学び、博士号取得後には王の支援を受けてウィーンでカール・チェルニー、オットー・ニコライらに師事しました。帰国後はプロイセン王女アンナのピアノ教師に任命され、社交界で名声を確立します。1846年には宮廷ピアニストとなり、1850年にはベルリン音楽学校を共同設立、さらに私立の「クラク・アカデミー」を創設してドイツ最大級の音楽教育機関へと発展させました。教育者として多大な影響を与える一方、作曲家・編曲家としても多数の作品を残し、その活動は生涯にわたり精力的に続けられました。アルバムに収録された「大ソナタ 嬰ヘ短調」にはメンデルスゾーンやベートーヴェンの影響が色濃く「ピアノ交響曲」ではシューマンを思わせる快活さと相反する内省的な表現に、イタリア趣味が融合されています。さらに、バラードやスケルツォ、小品群には、ヴィルトゥオーゾ的華麗さとサロン風に洗練された優雅さが共存し、19世紀ドイツ・ピアノ音楽の魅力を端的に示しています。
(ナクソス・ジャパン)

英国のチェロ作品集 - エルガー、アイアランド、ブリッジ
アンドレアス・ブランテリド(チェロ)、トマス・セナゴー(指揮)デンマーク王立管弦楽団、ベンクト・フォシュベリ(ピアノ)

アンドレアス・ブランテリドは1987年コペンハーゲン生まれ。スウェーデン人とデンマーク人の両親のもとに育ち、父からチェロの手ほどきを受けて14歳で王立デンマーク管弦楽団と共演。鮮烈なデビューを果たしました。深い洞察に裏打ちされた解釈と色彩豊かな音色で、今日では北欧を代表するチェリストの一人として国際的に高い評価を得ており、Naxosレーベルでの「Russian Tales ー ミャスコフスキーとグラズノフ:作品集(8.573985)」や「Times of Transition ー C.P.E.バッハ、ハイドン:協奏曲集」(8.574365)」を含め、数々の録音が注目を集めています。このアルバムではエルガー晩年の大作「チェロ協奏曲」を中心に、その前後に書かれた作品を収録。第1時世界大戦後の喪失感から抒情、不屈の精神に至るまで、英国チェロ音楽の豊かな表情を鮮やかに描き出します。使用楽器は1707年製ストラディヴァリウス“Boni-Hegar”。
(ナクソス・ジャパン)

NAXOS IDIL BIRET EDITION
ロベルト・シューマン:幻想曲、フランツ・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(LP)
イディル・ビレット(ピアノ)

イディル・ビレットの芸術家人生において決定的な意味をもつ2作品を収録したアルバム。シューマンの「幻想曲」は、ビレットが1957年にナディア・ブーランジェ宅で演奏した際に、同席していたエミール・ギレリスに強烈な印象を与え、1960年から始まるソ連での演奏活動へとつながりました。モスクワ音楽院での成功以来、この作品は彼女の十八番となっています。リスト《ロ短調ソナタ》は彼女が1979年に東ドイツで初めてコンサートを行った時に演奏した曲。このコンサートを契機に、ビレットはその後10年間、ベルリンの壁が崩壊するまで東ドイツのステージに立ち続けました。この録音は東ドイツでのデビュー・コンサートの前年にパリで録音されたものです。
(ナクソス・ジャパン)

2026年1月第2回発売タイトル



カテゴリ : ニューリリース | タグ : クラシックLP

掲載: 2026年01月20日 13:30