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インタビュー

Lindsay Lohan

弱冠18歳のスーパー・セレブ!? あのリンジー・ローハンがついに音楽デビューなんだから!!


 映画「フォーチュン・クッキー(原題:Freaky Friday)」はご覧になられただろうか。ある日、母親と娘の心が入れ替わっちゃって、あら大変……っていう物語。76年にジョディ・フォスター主演で公開された映画のリメイクなのだが、全米で興行収入1億ドルを超える大ヒットとなったこの2003年版の主演がこのリンジー・ローハン。3歳からCMに出まくり、9歳から女優として活躍してたんだけど、この「フォーチュン・クッキー」で一気にスターダムにのぼりつめ、いまや全米の女のコたちの憧れの的。プチ・セレブなわけです。

 で、そんな彼女がついに本人念願の歌手デビュー。マライア・キャリーやジェニファー・ロペスを有名にしたトミー・モトーラが、2003年に社長就任したカサブランカ(ディスコ・クラシックの宝庫ですな)の復興のアイコンとして、リンジーを大抜擢。ドーンと売り出すのである。

「トミー・モトーラは、何人もの素晴らしい歌手を世に送り出してきた人だから、ずっと尊敬してたわ。ジェニファー・ロペスが女優から歌手へと転身するのを成功させた人だものね。いっしょにお仕事ができて、本当に光栄よ。アルバムの内容についても、いろいろ話し合ったの」。

 最初に届いたシングル“Rumors”は、コリー・ルーニーをプロデューサーに迎えた、ややヒップホップっぽさありのエッジーな音だった。が、デビュー・アルバム『Speak』はというと、それとはまったく方向性が異なる作り。ジョン・シャンクス(ミシェル・ブランチ、アシュリー・シンプソンを手掛けている)をメインのプロデューサーに迎え、ロッキンでポップでダンサブルなものになっている(“Rumors”はボーナス・トラックとして収録)。

「ステージでパフォーミングすることを考えたら、ロック・ナンバーを歌うほうが楽しめるなって思ったの。歌ってて、ロックのほうがエモーショナルになれるってところもあるしね。私と同世代の歌手たちが歌っているポップソングって、〈すべてがハッピー!〉みたいなのが多いけど、ロックは怒ることも泣くこともできるうえ、もちろんハッピーにもなれるものだから」。

 アヴリル以降、続々と登場するティーンズ・ロックスターたち。リンジーはキュートさとセクシーさと堂々たる歌いっぷりと持ち前の強気でもって、2005年の大波を一気にかっさらっていきそうだ。

▼ギャル・ロッカーのアルバムを紹介。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2005年02月17日 17:00

更新: 2005年02月17日 17:53

ソース: 『bounce』 261号(2004/12/25)

文/内本 順一