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インタビュー

インディアやコリーヌに通じる女流シンガー・ソングライターたちの〈アコースティック・ソウル〉作品を紹介!

TRACY CHAPMAN 『Where You Live』 Atlantic(2005)
“Fast Car”で知られる女流シンガー・ソングライターの大御所で、この最新作(7作目)でもアコギ主体のシンプルかつフォーキーなサウンド・スタイルと、メッセージ性の強いシリアスなリリックは健在。哀愁と奥行きを感じさせる歌い口がヒタヒタと心に沁みる一枚だ。
(池田)

RHIAN AYANNA 『Rhian Ayanna』 New Sound Network(2006)
RH・ファクターに参加するなど、NYを拠点に活動しているシンガーのファースト・アルバム。アコースティックなバンド演奏をバックに、柔らかく包容力のある歌声を披露。トリニダード育ちだけあって、レゲエやラテン調の楽曲も極上の聴き心地に仕上げている。
(池田)

DEBRA KILLINGS 『Surrender』 Verity(2003)
TLCや安室奈美恵への楽曲提供でも知られるアトランタの万能才女。ゴスペル・レーベルからのリリースとなったこの絶賛ソロ・デビュー作では、ブルージーな味わいが滲む清楚で伸びやかな歌声が美味。インディア・アリーにも通じるアコースティックな肌合いが心地良い秀作!
(池田)

BONNIE RAITT 『Souls Alike』 Capitol(2005)
本国と日本ではエラく認識と人気に差がある人ながら、このボニー・レイットもインディアが憧れているシンガーのひとり。この最新作は年齢(50代)を吹き飛ばすようなエレクトリック路線を前面に出していますが、ブルージーな骨太さと簡素な美しさを兼備した音楽性は実にソウルフル!!
(轟)

SPARLHA SWA 『In The Distance』 Sparlha Swa(2005)
ジャマイカ生まれでNY在住のスパラ・スワは、シャーデーを思わせる風情を湛えた歌声で、チャントにも通ずるスピリチュアルな情感と土臭さ、それでいて洗練された美しさを放つ才女。ギターを抱えてのフォーキー・サウンドにも癒される、リラクシンなソウルです。
(池田)

CASANDRA WILLSON 『Thunderbird』 Blue Note(2006)
〈ジャズ〉の範疇を押し広げんとする多様なアプローチで〈女王〉の地位に君臨し、『Belly Of The Sun』ではインディアとも共演済みのカサンドラ。R&B寄りのポピュラーな方向性を打ち出したこの最新作でも、深~くブルージーな歌声に、またしても息を呑まされます。
(池田)

LINDA LEWIS 『Live In Old Smokey』 Sleepwalker(2005)
フォーキー・ソウルの元祖といえば……本国USよりもUKで人気を博したこのリンダさん。90年代の復活劇を促したその厚い支持基盤は、そのままコリーヌさんを輩出した土壌と繋がっている気がしますな。再復活作にあたるこのライヴ盤でも愛らしいさえずりは健在です。
(轟)

DES'REE 『Dream Soldier』 S2S(2003)
オーガニック&ナチュラルでたおやかな佇まいが、インディアにもコリーヌにも通じるデズリー。UKソウルをベースにレゲエやロックにも難なく接近できる太い声なのに、どことなく天衣無縫なヴァイブを醸し出せるのは天性の才でしょう。この最新作も含めて全作ハズレなしなのも凄い!
(轟)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年07月20日 01:00

更新: 2006年07月20日 19:25

ソース: 『bounce』 277号(2006/6/25)

文/池田 貴洋、轟 ひろみ

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