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インタビュー

ディーゴとマークが戯れた〈変化〉と、その触媒たち

1. VISIONEERS 『Dirty Old Hip Hop』 BBE(2006)
マーク+ホッパー+ソマティックによるジャジーなヒップホップ・ユニットの初アルバム。ヴィンテージな質感を纏ったファーサイドやアイザック・ヘイズのカヴァーにマークの趣味が窺える。

2. 『2000Black Presents The Good Good Vol.3』 2000Black(2006)
ディーゴ主宰レーベルの最新コンピ。久々のカズン・コックローチ名義やカイディとの連名でディーゴが暴れ、フェイスのソロ曲も黒々としたハイブリッドな仕上がりに。

3. THE MIZELL BROTHERS 『Mizell』 Blue Note 
今回ディーゴに招かれたラリー・マイゼルと、兄のフォンスが組んだ制作チームの仕事を集めた一枚。ドナルド・バードやボビー・ハンフリーらの名曲/未発表曲/リミックスを収めたマスト盤!

4. MARC MAC 『It's Right To Be Civil』 Omniverse(2006)
前年の『How About A Game Of Chess』同様に、激渋なインスト・チューンで固めたソロ作。60年代末の〈ブラック・パワー〉時代をイメージしたような、コンシャスでソウルフルな逸品だ。

5. SILHOUETTE BROWN 『Silhouette Brown』 2000Black(2004)
今回も鍵盤で“Something In The Way”に登場するカイディが、DKDの延長でディーゴと組んだユニットの初作。デボラ・ジョーンズの歌を前面に出した未来フュージョンが最高!

6. STEVIE WONDER 『Music Of My Mind』 Motown(1972)
いわゆる〈3部作〉に向かう直前のスティーヴィーが残したエクレクティックな大名作。今回マークが取り上げた目映いばかりのメロウ・チューン“Superwoman”はここに収録されている。

7. 『Scattered Snares Volume 2』  Twisted Funk(2007)
マークが仕切るレーベルから5年ぶりの第2弾コンピが登場! セイジらリインフォースト組の参加に加えてマーク久々のニュー・エラ名義曲もあり、彼のよりクールな側面が楽しめる。

8. 沖野修也 『UNITED LEGENDS』 ジェネオン(2006)
ここに収録のブロークン・ワルツ“PIECES OF YOU”は、近年のディーゴ仕事では群を抜く佳曲のひとつ。以前に比べて仕事量を絞り気味のディーゴだが、やはり彼の独創性は代替不能なのだ。

9. MINNIE RIPERTON 『Come To My Garden』 GRT(1970)
4ヒーローの新作冒頭を飾る“Morning Child”は、彼らが前作で取り上げたミニーの“Les Fleur”さながらの壮麗さ! 敬愛するチャールズ・ステップニーのアレンジをついに掌中に収めたようだ。

10. 『4Hero Presents Brazilika』  Far Out(2006)
アジムスやジョイスらのファー・アウト音源をマークがDJミックス。グルポ・バテュークの4ヒーロー・リミックスや、マークのリエディットなど、広い意味でのブラジル風味が楽しめる手軽な好盤。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年03月01日 17:00

更新: 2007年03月01日 19:54

ソース: 『bounce』 284号(2007/2/25)

文/轟 ひろみ

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