こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

インタビュー

meg

クラブ・ミュージックへの愛が詰まった、ハッピーでキュートなプレゼント!


「これまでは〈自分でやれることは自分で〉と思っていた部分が、いまは〈クリエイティヴなことはその道のプロに任せるのがいちばん良い〉と気持ちが切り替わったのかもしれないです。なので、今回は特にナカムラ(ヒロシ)くんのアイデアに乗ってやってみよう、という感じでしたね」。

 そう語るのは、可憐なスタイルと多彩な才能で、音楽のみならずモデルやファッション・ブランド〈Carolina Glaser〉のディレクターとしても活躍中のMEG。フロア・チューンの多かった前作『Dithyrambos』を経てリリースされたニュー・アルバム『aquaberry』のプロデューサーに彼女が指名したのは、国内外のクラブ・シーンで注目を集めているi-depのナカムラヒロシ。i-depマナーも感じさせる美麗なメロディー&疾走感溢れるサウンドと、MEGのキュートかつハッピーな歌声の融合はまさに〈aqua〉の如くキラキラとした輝きを放つ。そんな今作からは、近年の彼女のクラブ・ミュージックに対する思いも如実に感じ取ることができる。

「クラブ・ミュージックが好きなんだ、ということを再認識したことが大きいかもしれないですね。ファースト・アルバムの頃はこちらの感情を訴えるようなものが多かったんですけど、いまは自分の気持ちを訴えるより、みんなで共有できるもののほうがライヴなんかをやっても楽しいんだなって思うようになって。こういうふうに思うきっかけとしては、KAGAMIさんのゲストとして出た〈WIRE05〉が凄く大きかったですね。やっぱり共有できる〈場〉が大事なんだな、と認識した感じもありました」。

 クラブ・ミュージック、そしてフロア特有の〈場〉が持つ引力に引き寄せられるように、また一歩新たなステージへと歩を進めつつあるMEG。今後のアクションについても「とにかくみんなを楽しませることを考えていられたら幸せ。誰かへのサプライズ・プレゼントみたいに、びっくりするようなことをどんどん仕掛けていきたい」といたずらっぽく笑う。そんな彼女からの『aquaberry』という贈り物、あなたもぜひ手にしてみては?
▼関連作を紹介。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年05月02日 20:00

ソース: 『bounce』 286号(2007/4/25)

文/aokinoko